Tax Return (タックスリターン) 確定申告について

Tax Return (タックスリターン)とは

Tax Return (タックスリターン)とは日本でいう年末調整です
現地でIRD登録(税務登録)された方はニュージーランド出国前に以下の方法でIRD登録を抹消し、その年の納税額を確定申告して、納税額の過不足を清算する必要があります。

ニュージーランドの所得税率はスライド方式です。
具体的には0〜14000ドルまでは11.95%、14001〜48000ドルまでは18.95%といった税率になっています。

それを踏まえて事業者(勤め先の社長、会計課など)は通常、12%なり15%なりで平均的に源泉徴収しています。

Tax Return (タックスリターン)はこれを正確に計算し直し、納税額を確定・清算する手続きです。

以上より税込み所得が15000ドル程度/年までであれば税の返金がある可能性が高いのですが、実際に幾ら戻るのかは各事業者の源泉徴収の割合次第ですので、一般的な目安はありません。

また上記の理由より、Tax Return (タックスリターン)で納税額の全てが戻るわけではありません
戻ってくるのはあくまで過払い分のみとなります。

簡単な参考例を出してみますと、例えば週5日のフルタイムで3ヶ月働いた際の給料明細が以下だった場合、

  • 総支給額 : 時給15ドル@500時間 = 7500ドル
  • 総支払い額(手取り総額) : 6375ドル

源泉徴収は15%で、総額1125ドルを納税した計算になります。

この状態でTax Return (タックスリターン)をしますと正確な税額は【7500ドル@11.95% = 896.25ドル】ですので、既納の1125ドルとの差額である228.75ドルが還付されます()。

同様に同じ仕事で以下の給料明細だった場合、

  • 総支給額 : 時給15ドル@500時間 = 7500ドル
  • 総支払い額(手取り総額) : 6600ドル

既納額は900ドルですので、還付額は3.75ドルとなります()。

: 上記は還付金計算の大筋のご説明であり、実際の還付額は職種や雇用条件により多少変化します。

ニュージーランドでの所得額と納税額の確認方法

IRDにオンライン登録する事で、正確な所得額と納税額を確認出来ます。

まずはIRDのトップページを開きます。

画像赤丸にある【Register】をクリックします。

IRD オンライン登録01

【A personal myIR account using your own IRD number】タブを開き、【Create account now】をクリックします。

IRD オンライン登録02

【Online Services registration】ページが開きます。
ここからIRD numberや住所などを登録します(登録内容は後から変更可能です)。
またIDとパスワードは大切に保管しておきます

IRD オンライン登録03

登録が完了しますとIRDから自動返信メールが届きます。
そのメール内のアドレスをクリックして User ID を認証・有効化して、myIR にログインします。

IRD オンライン登録04

ログイン後、【Account information】 欄にある【Salary & wages】タブ ⇒ 【Earnings information】タブや【Earnings last 12 months】タブなどから、過去の所得と納税の記録を確認出来ます。

しかしこれはあくまでIRD(税務署)側の記録ですので所得を得た日から反映まで短くとも1ヶ月のタイムラグがあり、ケースによっては2〜3ヶ月の遅れも生じます。
(正確な納税額は毎年03月末〆、3ヶ月後の06〜07月頃に最終確定します)

以上より実際の所得額と納税額はIRDのデータを元に、お手持ちの給料明細と付き合わせて計算する必要があります。

  • Personal tax summaries (PTS)と呼ばれます

    この所得・納税記録をPTSと呼び、これを元に納税の過不足を計算します。
    PTSとお手持ちの給料明細に齟齬が無い場合、その税額でタックスリターン手続きを進めます。
    またもしも差額がある場合はIRDのオフィスでその旨を告げ、個別の指示を仰ぎます。

IR3の申請手続き

正しい所得額と納税額が分かった所で、IR3という専用フォームに必要事項を記入してTax Return (タックスリターン)の申請をします。

上記のデモを参考にオンライン申請をしても良いですし、以下の書類をダウンロードして必要事項を記入し、IRDに郵送する方法もあります(IR3の郵送先は申請書の最下段に記載されています)。

しかし基本としてはIRDのオフィスに出向いて手続きをするのがベストです
記入欄の分からない点を係員さんに聞けますので、申請に間違いがありません。

個別相談をご希望の場合はこちらから【In person】、【General enquiries】、【Appointment locations】で表示される地域をご確認の上、表示されている電話番号で予約を取ります。
ちなみに持ち物は「分かる所まで記入したIR3」、「パスポート」、「帰りの航空チケット」、「IRD番号」、「銀行の口座番号」等を指定されます。

またお近くにIRDオフィスがある場合は相談窓口にて手続き可能です。

この場合は直接オフィスに出向いて日本に帰国する旨を伝え、その場でIR3の申請書を受け取り、必要事項を記入する流れとなります。事前予約の必要はありません。

  • オークランドですとTakapunaが大きなオフィスになります

    オークランドのシティ中心部にはIRDオフィスが無く、ノースショアのTakapunaが地域のオフィスになります。
    住所は【Room 1, Ground Floor, AIA Building, 5 Byron Avenue Takapuna】となります。

    google map が便利です

    ご近所のIRDオフィスの住所は通常の検索では中々に出てきませんので、google mapで「ird + 地域名」で調べると良いかと思います。

Tax Return (タックスリターン)の注意点

その他、以下の注意点をご確認下さい。

還付金の受け取りについて

通常、4〜6週程度で指定したニュージーランドの銀行口座に送金されます
またIR3申請時の住所を日本にした上で銀行口座番号を空欄にしますと、日本に銀行小切手が送られてきます。

日本帰国まで時間が無い場合

還付金の受け取りを日本の住所への小切手郵送にする事も出来ますが、日本国内でニュージーランドの小切手を現金化する場合の手数料は振り出し側銀行側が35〜45ドル程度、受け取り側が5〜7000円程度になります。

それであれば日本帰国後も銀行口座を維持しておき、還付金を受け取った後に銀行口座の閉鎖をオンラインで依頼する方がベターかと思います。

また後述しますニュージーランドの TAX Agent の利用も選択肢になるかと思います。

TAX Agent について

以上の全てのゴタゴタを一手に引き受けてくれる会計事務所が多数あります
利用料金は還付金の額にもよりますが、総額50ドル程度が多いかと思います。近年の手続きの煩雑さに比例して、TAX Agent をご利用になるワーキングホリデー・メーカーがとても増えています。

お申し込みは数分のオンラインのみですし、会社に拠っては1〜2週間で還付金を受け取れる事もあります
小切手の現金化や銀行口座閉鎖の手数料を考えますと非常に魅力的な選択肢ですので、幾つかの会社にコンタクトを取ってみても良いかもしれません。

また上記のgoogle検索にお住まいの地域名を入れ、ご近所の会計事務所を訪ねてみるのも良いアイデアだと思います。

  • 弊社では個別アドバイスが出来ません

    税務は全て個別ケースとなりますので、代理申請や税務アドバイスは資格を持った会計事務所にご依頼頂く必要があります。

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