経験談の落とし穴


最近は留学雑誌だけでなくブログやHPなんかでも留学生の体験談を簡単にチェックするコトが出来ますが、逆にそういった体験談を読んで不安に思ってしまったというお問い合わせが良く来ます。
「こんな状態で出発して大丈夫かしら?」
とか、
「NZではこんなトラブルが起こるんでしょうか?」
とか、
「こういうプラン、NZでは出来ないんでしょうか?」
のようなカンジです。実際に留学している方の体験談だからこそ信憑性があり、そこで自分に照らし合わせて不安になってしまうワケですね。

しかし。

しかしこの点、結論から言ってしまうと「そういった経験談は、ある意味で適当に聞いておくとイイかなぁ」ってカンジです。クマの休日・・・と言うのもそういった体験談、【事実】ではあっても【アナタ自身の留学】では無いからです。とりあえずの参考にはなりますが、結局はそこまでの話なんです。

ちょっと例え話をしてみます。

例えば近所の中学生から
「高校の部活ってどんなカンジなんですか?」
のように聞かれて、アナタはなんと答えるでしょう?

 「新聞部が楽しかったし、ベストだったよ!」
 「○○高校の野球部はいい加減だけど楽しいらしいよ」
 「弟がサッカー部に居て、疲れるし先輩が厳しいって言ってた」
 「帰宅部が一番良いし、高校生活を楽しめるよ」
 「手芸部は不良の集まりだから行かない方がイイよ」
 「軽音楽部は男しか居ない。女っけのない哀しい部活」

これらの体験談、間違ってはいませんが正しくも無いです。つまるところ経験談というのはその人固有の主観が入るので、同じ時期に同じ場所で同じような経験をしたとしても、その感想は全く変わってしまうからですね。

 「新聞部はオタクの集まりで怖そうだった」
 「野球部は物足りない。怠けモノばかりでガッカリした」
 「サッカー部は大会に出る実力がある、やりがいのある部活」
 「帰宅部だとニート一直線、折角の高校生活が勿体無い」
 「手芸部は毎日バカやってて笑いがたえなかった」
 「軽音楽部は硬派だから、学際で超モテる」

ま、簡単に言うとそういうコトなんですよね、経験談って。そのヒトの世界観、視点、年齢や性別などによって結論が大きく変わってくるんです。

「京都の街はどうだった?」
「東京のヒトってどんなカンジ?」
「北海道の仕事ってどうなってるの?」

落ち着いて考えてみると分かりますが、実際に体験したヒトのお話の限界はココにあります。ラブラブ・カップルそしてそういった一つ一つを知るには実際にそこに行き、自分の眼で見るしかありません。
実際に京都に行って街を見て(話に聞いていたのは綺麗なお寺だったけど、京都駅前の近代的な建物の方に感動した!)、実際に東京のヒトと会って一緒にお酒を飲み(東京砂漠なんて言うけれど、ハート激熱の友達が出来た!)、実際に北海道で仕事をして(牧場に行く途中にフラリと寄った本屋さんで働くコトに!)、そうやってまたアナタだけの【体験談】を作っていけばイイんじゃないかな、と。そしてまたそれを参考にして、次の誰かが新しい体験を重ねていけばイイんじゃないかな、と。

いずれにせよ。

いずれにせよ体験談の素晴らしさはこういった積み重ねの中にこそあり、他の誰かの体験談を読んで夢や希望の平原を縮めるという方向にはありません、決して。また体験談を書いた方も、読者がそんな風に萎縮してしまうコトを望んでなんていません、決して。
ですから結論として、「経験談は、ある意味で適当に聞いておくとイイかなぁ」ってコトになります。

ふむふむ。

と、そんなこんなで他の誰かの体験談で不安に思うコトなく、伸び伸びとアナタのやりたいコト、考えているコトをNZにぶつけて行きましょう!!

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