安全な留学手続き

留学手続きに潜むリスク
留学準備、手続きにはリスクがいっぱいです

さて、まずは過去に実際に起きた事例から、留学手続きに際してどのような問題が起こり得るのかをリストアップしてみます。

  • 学校申し込み書類の記載ミス
  • 学校側の手配、データ登録ミス(授業コース、ホームステイ、空港送迎など)
  • 学校へのお支払いトラブル(海外送金の失敗など)
  • ビザ申請に関するトラブル
  • 航空チケットの手配ミス
  • 保険商品の選択ミス、手続きミス
  • 資金の持ち込み、両替、資金管理の失敗
  • その他荷造りや事前準備など、現地での生活を知らない事から来る失敗
  • 日本の役所手続き関連のミス
  • 航空便の急な変更
  • 予定していたホームステイの急な変更
  • 出発当日の重要書類の紛失、急病、怪我などによる予定の変更
  • 入国審査、税関でのトラブル
  • 英語学校の倒産

・・・と、こんな感じです。
また上記は留学自体ではなく、【留学手続き】 = 【授業が始まる前】に限定したトラブルですのでニュージーランド到着後は、また別のリスクが待ち構えています
それを考えますと留学は、思ったよりリスクが多い事に気づかされます。

  • 留学は楽しさもトラブルも、到着後こそが本番です

    あまり怖がらせてしまうような事を書くのも気が引けるのですが、上記のトラブルは到着後のトラブルに比べたら可愛いものです。どれもこれも知識と慎重ささえあれば、事前にキャンセル / 対応可能です。

    ・・・が、それでも個人で全て対処するのは難しいかと思います。

    もし仮に弊社サイトと他社サイトと経験者のブログと留学に関する書籍を1年かけて読み込んだとしても、決定的に情報が足りません。
    例えば各学校が発行する計算書の書式や送金規定には違いがありますが、それを追いかけて注意点まで絞り込むのは、ある種の経験が必要です。

・・・と、なんだか手前味噌 & 営業めいた文章になってしまうのですが、上記を踏まえますと大筋としては、留学エージェントを利用するのがベターです
どの分野でもそうなのですが、プロの視点とアドバイスには価値があります。この点に疑いはありません。

・・・が、そのエージェント選びがまた、大きなリスクになっているんですよね・・・。

正直、エージェント選びにさえ成功すれば全ての問題は解決されますので、むしろエージェント選びこそが最大のリスクとさえ言えます

そんなわけで本ページはその点に焦点を当てながら、安全な留学手続きについて考えていきます。

「いや、リスクどうこうより、そもそもエージェントを使うのってどうなの?」
エージェント利用の否定、よく聞きます

え?留学するのにエージェントとか使うの? ビザ申請だって学校手続きだって自分で出来るし、簡単だよ」

これ、留学経験者の談として良く聞くかと思います。

「僕は留学手続き、誰にも頼らず自分でやったよ」
「学校の申し込み書類くらい自分で読めるし、勉強になるよ」
現地で無料の学校見学も出来るんだから、まずは向こうに行ってみたら?」

出発前に言われるとすると、大体こんな所でしょうか。

・・・が、実際はこの方達、単純に運が良かっただけなんです。

例えば授業コースや空港お迎えに設定ミスが無かっただけで運が良いですし、飛行機が定刻に到着したのなら、それは十分にラッキーです。
正直、記入した書類通りに予約が組み上がり、予定通りに事が進むのなら、誰も留学手続きで苦労などしません。もし例外が起こらないのなら、誰にだって手続き出来ます。

そもそも事前情報で必要になるのはラッキー続きの体験談ではなく、【一定確率で発生してしまうトラブルと、その対処法】です。

つまりどこかの学校手続きが簡単だろうと、誰かが一人で手続きしようと、そこに意味は無いのです。それよりも「どのタイミングで、どのようなトラブルが起こり得るのか?」の方が、ずっとずっと重要です。
そしてまただからこそ、個々の体験談は成功例だけでなく、失敗談にすら意味がありません。

安全な留学手続に必要なのは個々の体験談ではなく、それらデータの蓄積と集合です

以上を踏まえますと【1000人単位の経験を蓄積している留学エージェント】には価値がありますし、利用する意味も出てきます。誤解を恐れずに書いてしまえば、エージェント業の本質は保険業的な要素が強いのです。エージェントが何もしないで済むなら、その留学は基本として成功しています。

「ああ、分かる・・・というか、そもそも留学手続きが簡単でトラブルも起こらないなら、エージェントっていう職業が成立しないしね」

そうなんです。
実際にもしも留学手続きが簡単ならば、英語学校は留学エージェントにお金(キックバック)なんて払いません。つまり少なくとも英語学校はエージェントのサポートに価値を認めています。それこそ、お金を払うレベルでの肯定です。

英語学校はエージェントの価値を肯定しています

ですから大筋として、留学エージェントを使う事はメリットに繋がります。

現地で何かトラブルがあった際には役に立ちますし、留学手続きや情報収集も楽になります。ビザ申請や学校手続きも、ミスする事なく安全に進められます。

またそもそも英語学校の授業料にはエージェントへのキックバック分が含まれていますので、もしも現地サポートが無料であるなら、エージェントを使わない理由がありません

ただ繰り返しになりますが、そのエージェントを選ぶのが難しいのです。

実際にひどい留学エージェントも多く、ハズレを引いてしまった場合は大きな出費に繋がります。
「それならば詐欺に遭うデメリットを回避すべく、エージェントを使わない」
そういう考えが出てしまうのも、分からなくありません。それ程までに現在の留学業界が海千山千な状況になってしまっているのも、否定出来ない事実です。

エージェント選びで確認すべき3つのポイント

以上を踏まえて結論から書きますと、留学エージェントを比較検討する際の確認ポイントは以下になります。

  • 有料の現地サポートが無い
  • 独自の両替や送金サービス、保険商品を扱っていない
  • 学費を学校に直接支払う会計システムを採用している

実はこの3点を確認するだけで9割方、悪徳業者による被害は避けられます
それでは以下、一つ一つご説明します。

有料の現地生活サポートがある留学エージェントは基本的にNGです

ここ数年、無料サポートと言いつつ任意の有料サポートをこっそりと用意していて、現地でトラブルが発生した際に有料プランへの加入を強要してくるパターンが増えています。

具体的に、例えばパスポートを紛失してエージェントに相談した際に、
それは通常の生活サポートではなく緊急サポートの範囲です。助けが必要ならば今すぐ有料サポートに加入して下さい
と言われてしまうケースなどが、これに当たります。

有料サポートを使った詐欺行為に注意です

ですから「無料学校紹介」と宣伝しながら、その一方で生活サポートとして何かしらの料金表を用意している留学エージェントには注意が必要です。少なくとも「何故有料サポートがあるのか?」については、事前に確認しなければなりません。

  • 全てが悪徳業者とまでは言いませんが、、、

    それでも落ち着いて考えてみますと、そもそも無料サポート以外に選択制の有料オプションがある事自体が不自然だと気づきます。
    有料なら有料と最初から言う方が、むしろ正直で好感も持てます。

    ちなみにそういった留学エージェントに問い合わせをすると、「より手厚いサポートを求めるお客さまの声にお応えして有料サポートを作った」と言われるケースがほとんどです・・・が、それは「無料サポートは不完全だ」と言っているのと同じです。

    で、そうなると今度は、留学エージェントとして「不完全なサポートを扱う理由」が良く分かりません。

    結論 : やっぱり、どう考えても不自然なんですよね、、

独自の両替や送金サービス、保険などのオプションには要注意です

一見、無料エージェントのように見えて、実はパック料金の航空チケットや海外旅行保険に隠し料金を上乗せしているパターンにも注意が必要です。

例えば航空チケットはHISなどの大手格安チケット販売店で購入すれば日本国内のほぼ最安値で購入出来ますし、保険についても検索サイトや英語学校に直接依頼する事で最安値で加入出来ます。

  • 本当は15万円で買えた往復航空券に、25万円も払ってしまった
  • 学校指定の学生保険ならば6万円で済んだのに、20万円の海外旅行保険に加入させられた
  • 良く分からない怪しい金融ブローカー経由で、ハイリスクな両替をさせられていた

これらは本当、よく聞く話です。
ニュージーランド到着後には、何度も何度も聞く事になります。最近は皆さん、このパターンで随分とやられてしまっています。

過払い分で儲けている悪質な会社に注意しましょう

以上より留学エージェントを選ぶ際には、「独自サービスがあるかどうか?」が重要な判断基準になり、また独自サービスが少なければ少ない程、エージェントの信頼度は高くなるのは間違いありません。

学校費用を英語学校に直接送金出来ないエージェント

しかしながら、留学手続きにおいて最も大きなリスクは英語学校や留学エージェントの倒産、持ち逃げトラブルです

たとえ何十万円ものプログラム費用を無駄に支払ったとしても、現地サポートが十分ではなかったとしても、また両替や航空チケットで何万円もの上乗せ料金を騙し取られてしまったにしても、英語学校や留学エージェントの倒産トラブルに比べれば大した事はありません。

持ち逃げや倒産トラブルがあった際には100万円単位の損失まであり、日本を出発する事すら出来ません。

  • 事件は毎年起こっています

    留学エージェントの倒産や持ち逃げが一般報道される事はまずありませんが、毎年必ず何かしらの事件が起こっています。
    過去には日本の業界最大手級の留学エージェントが倒産し、出発前に留学費用と航空チケット代金などが全て消えてしまったり、滞在中のホームステイを出なければならなくなるなど、ニュージーランドでも大きな問題が起こっています。

「それは確かにそうだけど、倒産トラブルなんて防ぎようが無いんじゃない? ('-'*)」

通常の企業であればそうなのですが、ニュージーランドの学校経営には特別な法律があり、英語学校に直接送金するのであれば、留学費用に関する一番大きなリスクである倒産、持ち逃げ、詐欺行為を全て防げます

それでは以下、この点について更に詳しくご説明致します。

ルールを守る事で留学資金を守ります
ニュージーランド政府の枠組み

これでほぼ結論なのですが、ニュージーランドには英語学校の資金管理に対する固有の法律があり、留学生の学費及びホームステイ代金を守る強力な枠組みが用意されています
ですからこの法律に沿って手続きを進めるのならば、たとえ英語学校が潰れようとも、留学エージェントが倒産しようとも、留学費用は完全に保全されます。

以下、法律のポイントをまとめましたので、ご確認下さい。

  • 政府機関のNZQA(ニュージーランド資格庁)が、英語学校の経営及び財務状況を定期的に個別審査しています
  • またその審査内容には【留学生の学費・生活費の管理】という項目があり、通学中の学生の留学費用が認可された第三機関に管理委託されているかどうかの確認があります
  • 具体的には公認会計事務所やパブリック・トラスト(Public Trust)と呼ばれる公的機関が留学生の資金を保全し、就学が進む毎に学費やホームステイ代金を英語学校に小出しで渡している旨を確認します
  • ちなみにこの第三機関は英語学校に対する送金以外、ストックした資金を動かせないように規定されています
  • また第三機関は学生の同意書や退学証明書がなければ、たとえ学校長の要請であっても未使用分の資金を引き下ろせません
  • 以上の条件をクリアした学校にのみ、NZQAは英語学校に経営の認可を出しています
  • そして認可が下りた学校はNZQAの公式サイトにデータ登録され、いつでも誰でもアクセス出来るようにしてあります

流石に教育省主導で法令化しただけあり、鉄壁の守りです(笑)

そしてこのシステムを利用しているのならば、万が一英語学校が倒産しても全く問題ありません。未使用分の留学費用は第三機関により、いつでも、全て保全されています。

未使用分の留学費用は完全に保持されます
  • 詰めの甘さが命取りです

    留学エージェントの中には留学費用の支払いを英語学校とエージェントの2つから選べるケースもありますが、それでは不十分です
    これだけのシステムがあるというのに意図的にしろ、そうでないにしろ、留学費用の安全性に関する最大のリスクを軽視している時点で、その他のリスクまで気を配っているとは思えません

    ・・・いや、ここは本当に重要なのです。
    同業者視点としては、ここがエージェント選びの肝と言っても過言ではありません。正直、ここさえしっかりしているのなら、他で多少の上乗せがあったとしても、まだまともだと感じるくらいです。

    いずれにせよ詰めの甘さで最後に泣くのは自分自身ですので、この点はしっかりチェックしておきましょう。

政府の枠組み、そもそもの契機は・・・

さて以下は割と蛇足な文章です。
ここは前項の補足的な内容となりますので、さっと目を通して頂ければ幸いです。

そもそも。

そもそもニュージーランド政府がこの枠組みを作ったのは、他でもない日本の最大手級留学エージェントが倒産した為です。

もともと留学エージェントの持ち逃げや英語学校の倒産被害は頻繁にあり、業界内では問題視されていたのですが、ニュージーランド政府が本腰を入れて対応する事になったのは2008年09月末、全世界展開をしていた日本の最大手級の留学エージェント、「ゲートウェイ21」社の倒産があったからでした。

その被害はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、そして勿論ニュージーランドにも及び、ニュージーランド国内ではホームステイを追い出される学生や、留学の中断を余儀なくされた学生が続出し、年が明けた2009年にはニュージーランド教育省、移民局、そして政府をも巻き込んだ社会問題にまで発展しました。

その結果ニュージーランドには上記の法律が作られ、現在はそのルールを守っている限り、英語学校が倒産した場合にも学費が守られるようになりました。

留学費用を安全に守る為のルール

しかし実際には現在も「留学資金を預かった留学エージェントが夜逃げをする」といった被害が続いています。その理由は簡単で、英語学校を特別法で縛れる教育省も一般企業である留学エージェントの資金までは縛れない為です。

弊社が書くのもなんですが、留学エージェント選びはとても難しいものです。

それでも現状で出来る事として最低限、留学生を守る為に政府が決めた取り組みを軽視する留学エージェントは選択肢から排除する必要があります。

そいった留学エージェントを選んで2008年と同じ被害に遭ってしまった場合、ニュージーランド政府も弁護士も誰も助けてはくれません。。

  • 留学エージェントの規模と安全性は独立した要素です

    この問題で注目すべきは、「ゲートウェイ21」が【日本国内最大手で】、【何十年もの歴史があり】、【日本で沢山の広告を出し】、【誰もが「たぶん大丈夫だろう」と思っていた】という点にあります。
    つまり「一見安全そうに見える条件も、実際の安全性とは関係なかった」という部分が、事態をより複雑にしています。

もう一度、結論です

以上より改めて、留学エージェントを選ぶ際の確認ポイントは以下になります。

  • 有料の現地サポートが無い
  • 独自の両替や送金サービス、保険商品を扱っていない
  • 学費を学校に直接支払う会計システムを採用している

この3点をクリアーしているエージェントであれば、基本としてデメリット無しでメリットのみを得られます。
留学エージェントを比較する際には必ずこの3点をご確認下さい。

NZQAのデータを利用する

英語学校、大学などの信頼性をチェックする

念の為、留学先の学校がニュージーランド教育省及び移民局に認可された学校かどうかを確認する方法のご説明です。

まずはNZQA(ニュージーランド資格庁)のサイトを開き、学校検索ページの【Search word *】から学校名を検索します。
例えば弊社取り扱い学校の【Unique New Zealand】を検索して【View details ≫ 】をクリックしますと、以下のページが開きます。

NZQA認定校であれば下記のように正式な学校名、住所、電話番号、ウェブサイトなどが表示されます。

送金先の銀行口座詳細の確認方法

前述の通り、NZQA認定校では全ての留学費用を第三機関が管理する信託口座で管理しますので、学校が倒産したとしても学生の留学費用は保全されます。
そしてその為にはエージェントではなく、学校に直接お支払いをする必要があります。

  • エージェントが返金を騙し取る可能性もあります

    もしも英語学校が倒産した場合、信託口座 / 第三機関からの返金先は原則として「支払い名義人」となります
    これが学生本人やご親族となっているのであれば問題ありませんが、学費を留学エージェントに支払った場合、学校にとっての支払い名義人は留学エージェントになりますので、後々大きなトラブルになりかねません

送金先の銀行口座詳細を確認する為に、まずはNZQA登録ページの【Website】欄から学校の公式ホームページにジャンプします。

開いたサイトはNZQAから裏付けされていますので、偽サイトや詐欺サイトの可能性がありません。
上記の【Unique New Zealand】であれば、【Payments】欄にてNZQAによる裏づけのある正確な銀行口座詳細を確認出来ます。

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