ニュージーランドへの資金の持ち込み

簡単に言うと・・・

現金の持ち込みは紛失時の被害が最大ですので、まずNGです。
その上で手数料や為替レートを考慮しますと、ニュージーランドへの資金持ち込みは「クレジットカードのショッピング機能とキャッシング機能を利用する」、もしくは「ご家族に郵便局から送金して貰う」の二択になります。

以上を踏まえつつ、ニュージーランドには【日本円の現金を2万円】と【クレジットカードを複数枚】お持ちになるのがベストです
またクレジットカードをお持ちでない場合は「銀行からの海外送金」と「キャッシュパスポート」で対応します。

結論に飛ぶ

現金の持ち込みは非常に危険です
現金の持ち込みは絶対にNGです

日本円の現金、もしくはニュージーランド・ドルの現金の持ち込みは絶対にNGです

まず第一に、飛行機内や空港には旅行者を専門にしている窃盗団も居ますし、荷物を紛失してしま可能性もありますので、「失くしたら終わり」の現金は選択肢から外れます。

そしてまた現金はかなり不利な為替レートとなっていますので、結論として現金の持ち込みは「ハイリスク・ローリターン」という状況になっています。

以上よりニュージーランドへの資金の持ち込みは「盗難や紛失にも対応出来る方法」、「その上で為替レート的に有利な方法」というラインで考えます。

特に日本での換金は不利になります

一部の銀行や空港などではニュージーランド・ドルの現金に換金出来ますが、同日同時刻のニュージーランドの市中銀行に比べ、8~10%程度の割高になります。

以上より「ニュージーランド・ドルの現金はニュージーランド到着後に初めて触る」という風にお考え下さい。

資金の持ち込み方法ごとの換金額の目安

現金以外の資金の持ち込み方法としては、以下の4つが選択肢になります。

  • クレジット・カード(ショッピング機能の利用)
  • クレジット・カード(キャッシング機能の利用)
  • 日本のご家族から、海外送金をして貰う
  • キャッシュパスポートを利用する

それを踏まえて、クレジットカードの基本為替レートが1ドル=80.00円だった際の、それぞれの方法で換金した際の換金額の目安は以下のようになります。
(ここでは「MasterCardの基本為替レート」、「楽天カード / 一括払い」、「現地ATMのキャッシングは1回で5万円程度」、「ゆうちょ銀行からの海外送金」のデータを参考にしています)

クレカ(ショッピング)
10万円を換金
1229.95ドル
50万円を換金
6149.76ドル
100万円を換金
12299.52ドル
クレカ(キャッシング)
10万円を換金
1226.11ドル
50万円を換金
6130.56ドル
100万円を換金
12261.13ドル
ご家族からの海外送金
10万円を換金
1164.63ドル
50万円を換金
6042.68ドル
100万円を換金
12140.24ドル
キャッシュパスポート
10万円を換金
1184.40ドル
50万円を換金
5922.02ドル
100万円を換金
11844.04ドル

繰り返しになりますが、上記はあくまで目安です。

また上記を踏まえつつ、更にクレジットカードのショッピングには1%程度のポイントが付きますので、現地でのクレジットカードの利用価値はとても高いものとなります(キャッシングには通常、ポイントは付きません)。

資金の持ち込みはクレジットカードが最強です

以上よりニュージーランドへの資金の持ち込みは積極的にクレジット・カードのショッピング枠を利用しつつ、現金につきましては「まとまった金額をキャッシング」 ⇒ 「現地の銀行に預けて少しずつ使う」流れが為替的にベストです。

ただし50万円を超えた辺りから銀行からの海外送金手数料が相対的に安くなりますので、まとまった資金の持ち込みをお考えの場合はキャッシングの代わりに、「大きなお金を送れる」&「1度の手続きで済む」海外送金の利用が視野に入ります。

ちなみにMasterCard 基本為替レートは前日分までしか表示されません。また日によってバラ付きはあるものの(プラス・マイナス0.5円程度、この変動が比較を難しいものにしています)、平均するとほぼ仲値(TTMレート)と同額になっています。
それに対して銀行送金のTTSレートは通常、仲値+2.0円に設定されています(TTSとTTBの中間が仲値です)。

それから楽天銀行のシミュレーターは海外中継銀行手数料を送金者が負担を選択し、受け取り側手数料の25NZドルをプラスする必要があります。
更にゆうちょ銀行からの送金の場合、送金側手数料が2500円ですので差額の750円を上乗せして考えます。

【超重要】 Mastercard、必須です!

クレジットカードにはVisa、Mastercard、JCBなどのブランドがありますが、Mastercardの基本換算レートが一番有利です

「・・・え?クレジットカードによって、為替レートって変わるの? ( ・д・)」

変わるんです。時期にもよりますがVisaに比べて、Mastercardの方が0.2~0.5円程度お得です(この点は次のページでご説明致します)。

ですからもしもMastercardをお持ちでない場合、すぐに新規カードを作っておきましょう。

クレジットカード以外を考慮する理由
簡単に言うと・・・ カード紛失時に備え、別のルートを持っておくのが基本です。
またクレジットカードはキャッシング枠までしか現金を下ろせませんので、急に大きな現金が必要になった場合も困ります。
それ以外にもキャシングに抵抗がある方や、クレジットカードをお持ちで無いケースもあるかと思います。

海外でクレジットカードを紛失してしまった場合、新しいカードは必ず日本の登録住所に届きます。つまりカードを海外には郵送して貰えません

クレジットカード以外の資金の持ち込み

「え?その時は日本に居る家族に頼んで郵送して貰えばいいんじゃない? (´・_・)」

そうしたい所ですが、どのクレジットカード会社でも未署名状態のカードの郵送は規約違反となっています。

またカード裏面に本人サインが入っていない状態での不正利用はどのカード会社でも保険の補償対象外としていますので、もしも新カードを郵送中に盗難 ⇒ 不正利用されてしまった場合、被害額を全額自己負担しなければなりません。

海外でクレジットカードを失くした場合、カード発行会社やブランドにもよりますが、仮カードの現地緊急再発行や緊急キャッシングサービスを受けられる可能性があります。
・・・が、その場合でも再発行条件や受取方法(数日から1週間程度に指定された都市のブランドオフィスで受け取るパターンが多いです)、再発行手数料や利用可能額、有効期限などはまちまちですので、一概にはなんとも言えません。
詳細は各カード会社のサポートセンターまでお問い合わせ下さい。

いずれにせよクレジットカードは最低でも2枚お持ちになり、1枚はお財布で管理、もう1枚はスーツケースに保管するなどで、リスクを分散させる必要があります。

「うーん、そしたらスーツケースとお財布を一緒に盗まれちゃった場合は? (´Д` )」

そうなんですよね、それが地味に怖いんです、、
出発前は「いやいや、お財布とスーツケースを一緒に盗られるなんてアリエナイ!」と思ってしまうものですが、そういったケースも珍しくありません。

それからもう一点、「キャッシング枠が20~30万円の場合、大きな現金が必要になった際に困る」というのも気になります。クレジットカードはご利用からお支払いまでのタイムラグがありますので、例えば20万円のキャッシング利用枠があったとしても、ATMから下ろせる現金は毎月10万円程度になってしまいます。

以上よりクレジットカード以外の資金持ち込みの方法も、事前に考えておく必要があります。

車の購入は現金払いが多いです

現地で現金が必要になるのは個人商店や小さなレストランでのお支払い、日曜マーケットでの買い物などになります。またフラット家賃のお支払いを「現金の手渡し」としているケースも、時々あります。

それ以外には個人から車を購入する場合も現金 or 銀行送金でのお支払いが一般的です。大きな買い物をお控えの場合はキャッシング枠を使って事前に資金を移しておく必要があります。

色々な資金持ち込み方法と、その注意点
現金の持ち込み

盗難 / 紛失で即詰んでしまいますので、まず第一に除外します。
それでも1~2万円はヘソクリでお持ちになるのをお勧めします。いざとなれば市中銀行で両替出来ますし、ニュージーランドから帰国する際に空港からご自宅までの移動費として使えます。

クレジットカードの利用

スーパーやレストランなど、使えるシーンでは積極的に利用 ⇒ 現金も銀行のATMでキャッシングするのが為替レート的なベストです。
ちなみに海外キャッシングの手数料はATM利用回数で計算されますので、キャッシングは1度に1000ドル以上を目安にして、出来る限りATM利用回数を減らします

ゆうちょ銀行からの海外送金

銀行法に守られていますので、これよりも安全で確実な資金持ち込み方法がありません
また50万円を超えた辺りで送金コストが相対的に安くなり、そこそこ悪くない選択肢になってきます。
以上より、もしもクレジットカードをお持ちでない場合は海外送金をメインで考えます。

ちなみに日本のご家族の協力が必要であり、また日本で送金手続きをしてから入金まで1週間程度は掛かりますので、「緊急時に即対応」が難しい方法でもあります。

キャッシュパスポートの利用

カード作成時にスペアカードも貰えますので、一枚はお財布に、もう一枚はスーツケースで管理出来ます。

また日本の銀行にチャージした金額を現地のATMで引き出す運用ですので、カード紛失時には日本からカードを郵送 ⇒ 現地でカードを受け取った後にチャージといった対応も可能です。結論として他の持ち込み方法に比べて「セキュリティ面と利便性のバランスが取れた資金持ち込み方法」となっています。

その他、日本のご家族がカード利用者の「日本の銀行口座」に銀行振込み ⇒ インターネットバンキングを利用してご自身でチャージ ⇒ 即日で現地ATMでの引き下ろしが出来ますので、ご家族からするとオレオレ詐欺の心配が無く、手続きに困らないのも利点の一つです。

ちなみにカード発行審査がありませんので、未成年の方でもすぐにカードを作れます。またお申込みから発行まで、通常7~10日程度です。

国際キャッシュカードの利用

キャッシュパスポートに似たサービスに、国際キャッシュカードがあります。
簡単に言えば日本の銀行が発行しているキャッシュカードに海外のATM利用オプションをつけたもので、大抵は「海外でも使えるキャッシュカード」といった案内をされています。

この点は後述致しますので、そちらをご確認下さい。

円送金サービスを利用する

一部の旅行代理店や留学エージェントでまぁまぁ激しく 紹介される両替方法で、為替ブローカーや国際金融ブローカーを介して両替する方法です
為替レートはクレジットカード利用時よりも有利なケースがあるようですが、ご利用にあたっては大本となる金融業者・為替ブローカーを把握し、その会社が信頼に足るかどうかを見極め、更にその取次店を信用した上で、大金を預けなければなりません。

しかしながら専門の金融業者でもない限り、どのブローカーが安全なのかが分かりません。少なくとも弊社では何をどう判断すべきかの見当すらつきません。。

いずれにせよ銀行法には守られていない高難易度の両替手段ですので、金融ブローカー本体の倒産リスクは勿論の事、悪徳ブローカーによる持ち逃げや瞞着、取次店である旅行代理店や留学エージェントの倒産リスクや背任行為の可能性も考慮しなければなりません・・・いや、まぁ、考慮したところでアレなんですが・・・(´Д` )

そんなわけでこの方法の安全なご利用には高度な金融知識と国際法の造詣が必要であり、またそれらをお持ちでない場合は勝負師の勘やら運やら何やらが万が一の際の明暗を分ける事になりそうです。

キャッシュパスポートと国際キャッシュカードの違い

「そもそも、なんで為替レートが不利なキャッシュパスポートをお勧めしてるの? ('-'*)」

これは最初からスペアカードを発行するなど紛失・盗難時の備えがあり、緊急時にも強いからです。
確かに為替レートは「現金よりは良く、銀行送金よりは悪い」といった状況ですが、5~10万円だけチャージして、奥の手として使える隠れメリットがあります。その2~3千円の為替ロスで買える安心感はプライスレスです。

また日本のご家族からしてみても、通常の銀行振り込みで現地に資金を送れるのは大きなメリットです。もしくはご家族に頼れない方にとっても、良い選択肢になり得ます。

国際キャッシュカードは日本に置いておきましょう

「それじゃ、国際キャッシュカードはどうなの? 例えば引出手数料が無料の国際キャッシュカードを持っていくのはダメなの?(´・_・)」

国際キャッシュカードは手数料無料と宣伝されていますが、実際には為替レートに大きな上乗せがあります。つまり「手数料は為替レートに含まれている」というのが正確な所です。

「・・・って言っても3%とかだから、4%のキャッシュパスポートよりは有利じゃない? ( ゚З゚)」

確かにその通りなのですが、それならば1.63%のクレジットカードのご利用がベターです。

そもそもキャッシュパスポートを持つ理由は為替面ではなく安全面とリスクの分散が目的なわけですが、国際キャッシュカードは預金の全額に直接アクセス出来てしまいますので、盗難時には預金額を全て下ろされてしまう可能性があります

「ああ、言われてみたらチャージ方式じゃないのは怖いなぁ・・・ (´Д` )」

そうなんです。カード窃盗団から見れば国際キャッシュカードは全財産を持ち歩いているのと同じですので被害はむしろMAXレベル、下手をすると日本帰国後の生活資金まで根こそぎ盗られてしまいます。

・・・という事で国際キャッシュカードにはこれといったメリットが見当たりません・・・というより、むしろ海外には持ち出さない方が良いかと思います。

ニュージーランドへの資金持ち込みの結論
クレジットカードを複数枚お持ちの場合

少なくとも1枚 Mastercard があり、キャッシング枠が30万円以上あるのならば、それでOKです。それをメインカードにしてお財布で管理、もう一枚はスーツケースで管理します。
またもしもMastercard をお持ちでないならば、これを機会に作っておくのをお勧めします。

ニュージーランドでは積極的にショッピング機能を使い、現金についても現地銀行のATMでキャッシングするのがベストです。

クレジットカードを1枚お持ちの場合

紛失リスクに備え、もう一枚カードを作ります。ブランドは Mastercard を選択します。
(特にご希望がない場合は、海外ショッピングでポイントが貯まりやすい楽天カードがおすすめです)

ちなみにカードのキャッシング枠が0~10万円の場合、海外送金が視野に入ります。

クレジットカードをお持ちでない場合

ニュージーランドに到着後、ご家族に海外送金を依頼します。
ただし念の為にキャッシュパスポートを作成して5~10万円程度をチャージ ⇒ 海外送金以外のルートも作っておきます。まさかの際にはこれが役立ちます。

カードも無く、ご家族にも頼れない場合

キャッシュパスポートをメインで考えます。
またオンライン送金に慣れている方であれば、楽天銀行のオンライン海外送金がベストな資金持ち込み方法です。まずは手続きの方法を読み込んでみましょう。

出発前のANZ銀行の口座を開設する

出発前に9000円でANZ銀行の口座を開設出来ますが、現地では無料で口座を作れます。

日本で口座開設する場合

手数料が9000円掛かります。
またキャッシュカードを日本では受け取れず、現地到着後に指定された日時に指定された支店まで出向いて引き取ります。正直、とても不便です、、

ニュージーランドで口座開設する場合

手数料無料、任意の支店で任意の日時に手続き出来ます。
またキャッシュカードの受け取りも郵送受け取りか支店引き取りかを選べます。

ちなみにニュージーランドの銀行は16:30まで営業していますので、授業を休まずに手続き出来ます。

弊社でも現地での口座開設方法をインフォさせて頂いていますし、学校のカウンセラーさんからのヘルプもありますので、口座はニュージーランド到着後に開設する流れでお考え下さい。

クレジットカードの作成