ニュージーランド滞在中の海外保険

簡単に言うと・・・ ニュージーランドでは教育省の規定をクリアーしている現地の留学生向け学生保険が一般的で、2016年度に弊社をご利用になった方の97%までが、この学生保険をご利用になっています。
留学生向けという事で補償が手厚く、掛け金が安く、また学校を通じて簡単に加入出来、更にワーホリで学校を卒業した後の一般プランも充実していますので、ここ数年で人気が高まっています。
必ず加入しなければなりません
海外保険には必ず加入なければなりません

ニュージーランドでは法により、留学中の保険加入は必須とされています
それを受けて登校初日のオリエンテーションでは必ず保険証書の確認がありますので、保険未加入の状態での就学は出来ません。

また一般論として、学校卒業後のニュージーランド滞在期間中も保険は必須です。

急な病気や怪我に備え、学校卒業後も必ず保険に加入しておきましょう。

ニュージーランドの留学生向け学生保険

ニュージーランドでは教育省と移民局による規定を基に、ニュージーランドの各保険会社が留学生向けの保険を販売しています。
この点はここ数年で日本でも知られるようになり、現在はほとんどの留学生がこの保険に加入されています。

一般プランはニュージーランド到着後に加入します

また、どの保険会社も【学生プラン】と【一般プラン】の2つを用意して、ワーキングホリデーや訪問者ビザでの留学にも対応しています。

例えばワーキングホリデー留学であれば学校お申込み時に【学生プラン】に加入 ⇒ 学校を卒業する直前に現地で【一般プラン】に加入する流れで、1年の滞在期間をカバー出来るようになっています。

・・・という事で現在、弊社をご利用の留学生も、ほとんどの方がニュージーランドの学生保険を利用されています
(2016年度は97%がニュージーランドの学生保険をご利用になりました)

本ページではこの留学生向け保険のどこにメリットがあり、何がデメリットになるのかをまとめましたので、ご確認頂ければ。

ニュージーランドの学生保険のメリットとデメリット
「政府規定による商品設計」という安心感があります

ニュージーランドの学生保険は国立大学への国費留学生や交換留学生にも適用される、厳格な法規定を元に設計されています。
どこに幾らの補償をつけるかを自己責任で決める日本の海外旅行保険と違い、「学校が提供する保険に入っておけば、最低でも教育省の規定はクリアーしている」という安心感がありますので、留学中の保険について良く分からない方も安心して加入出来る状況となっています。

掛け金がお手頃です

就学期間や保険会社、また加入プランによっても変わりますが、学生ビザ保持者は1年で500~600ドル程度、ワーキングホリデーでも年間600~900ドル程度と、日本の海外旅行保険に比べて掛け金は半額以下となっています。

治療費の補償が無制限です

治療費に上限がありませんので、1000万円でも1億円でも問題なく補償されます
ニュージーランドで行われる手術、入院、通院、また日本で認可されていない薬の代金などもカバーされます。
(ただしSCTI社の【一般プラン】は20万ドルまでとなっていますので、注意が必要です。【学生プラン】につきましては、SCTI社も無制限補償です)

救援者費用なども充実しています

万が一の際に日本のご家族がニュージーランドに来る際の救援者費用や天候による旅程の変更、教育省が規定している不可抗力の事態により途中帰国する際の学費補償、死亡時の遺体保管費用と日本への移送費用など、日本の海外旅行保険と比べても遜色の無い・・・というよりはむしろ手厚い補償内容となっています。

保険金の受け取りにはNZの銀行口座が必要です

保険金はニュージーランドの銀行口座への振込み、もしくはニュージーランド・ドル建て小切手の郵送となります。
学生ビザやワーキングホリデービザでの渡航であれば現地で銀行口座を開設しますので問題はありませんが、訪問者ビザを利用した短期留学などで現地の銀行口座を開設しない場合、日本国内での小切手の現金化には時間と手数料が掛かります。

免責(補償額の下限)があります

一部の治療費補償項目には100ドル程度の免責があり、この額までは全額自己負担となります。
これは例えば100ドルまでの免責があった場合、500ドルの治療を1度受けたのなら免責額(=100ドル)のみのお支払いとなり、50ドル@10回の治療を受けた場合は500ドル全額が自己負担となるイメージです。
しかし例えば50万ドルの高額治療を受けた場合であっても自己負担は100ドルだけで済み、残りの49万9900ドルは保険会社の負担となりますので、この点はそれほど心配しなくても良いかと思います。

小額治療は治療費の仮り払いがあります

入院や手術などの高額治療はキャッシュレスですが、低額治療や通院の場合、まずは病院に治療費をお支払い頂き、後々に保険金を請求するシステムとなっています。
目安としては200~300ドルの治療であれば仮払い ⇒ 後に保険金請求となるケースが多いです。
(通常、病院へのお支払いはクレジットカードを利用出来ます)

ニュージーランドの学生保険、良くあるご質問
日本からの加入方法は?

日本からは学校経由で「就学中の学生プラン」に加入出来ます。
またこの場合、掛け金は学費と合わせてお支払い頂けます。ちなみに学校が掛け金や取扱手数料を上乗せする事はありません。

もしくは後述の各保険会社の公式サイトから、クレジットカードを使った加入 / お支払いも可能です。

学校卒業後の保険は?

「学校卒業後の一般プラン」への加入は現地到着後、学校スタッフにお申し出下さい。
どの学校でも15分程度で加入、お支払い手続きが完了します。

掛け金の目安は?

就学期間や保険会社、また加入プランにより変わりますが、1ヶ月の短期加入で60~120ドル程度、3ヶ月で140~200ドル程度、ワーキングホリデーの12ヶ月間で600~900ドル程度となっています。
詳細につきましては後述のパンフレット、または保険会社の公式サイトをご確認下さい。

保険会社による違いは?

留学生用の学生保険は特別な法による規定がありますので、保険会社による補償の違いはほぼありません。
ただし掛け金には若干の差があり、基本としてOrbit社とSCTI社は安め、Unicare社は高めの設定になっています。

保険会社は選べる?

各学校が任意の保険会社と契約していますので、A校であれば○○社、B校であれば××社のように加入する保険会社が決まっています。
(各学校の取り扱い保険会社は、弊社サイト内「学校情報」にてご確認頂けます)

ただしもしも「A校に入学したいが○○社ではなく、××社の保険に入りたい」という場合は、ご自身でお好きな保険会社をお選び頂けます。

各保険会社の公式サイト、パンフレット
各保険商品の内容に関するご質問について

保険商品の性質上、弊社では各保険商品の具体的な補償範囲、過去のケースや規定・約款の解釈に関する部分のご説明が出来ません。
詳細につきましては保険会社、もしくは代理店にご相談下さい。

日本の海外旅行保険
簡単に言うと・・・ 日本の海外旅行保険でニュージーランド教育省の規定をクリアーしていると明確に判断出来るものは、AIUの医療費無制限プランのみとなっています。
その他の保険会社 / プランにつきましてはご購入前に弊社にご相談 ⇒ 学校に問い合せて受け入れ可能かどうかを個別確認する必要があります。

日本の海外旅行保険は通常の海外旅行を想定した補償内容になっていますが、保険会社によってはワーキングホリデー・プランやフラット生活プランなど、長期滞在を想定したプランを用意しています。

日本の海外旅行保険の概要

日本の海外旅行保険はニュージーランドの学生保険と比較して「日本語サポートデスクがある」、「キャッシュレスで治療が受けられる」などのアドバンテージがありますが、一番気になる治療費の補償を無制限にしますと、掛け金は1年で20万円前後になります。

また現地での居住場所によりホームステイプランとフラット生活プランに分かれる事が多く、長期の滞在では、どちらに加入すれば良いのかの判断が難しくなります。

この点を含め、各保険会社ごとに規定やルールがありますので、「ご予定の滞在プランに対し、どの保険会社のどのプランに加入すべきかの判断が難しい」という問題があります。

日本の海外旅行保険のメリットとデメリット
都市部にはキャッシュレス対応の病院があります

幾つかの保険会社では、オークランドなどの都市部にキャッシュレス対応の病院を用意しています。この病院であれば完全にキャッシュレスで治療を受けられます。

自己負担分がありません

基本として医療費に免責(自己負担分)がありませんので、少額の医療も補償の対象となります。

日本語サポートデスクを利用出来ます

保険会社側で24時間 / 日本語対応の海外サポートデスクを用意しています。
また現地の日本語医療サポート(電話で症状を伝え、病院予約を代行して貰える翻訳サービス)も無料で利用可能です。

日本帰国後に清算出来ます

ニュージーランド滞在中にサポートセンターに連絡 ⇒ 必要な書類を揃え、日本帰国後の清算が可能です。
この点は訪問者ビザを利用した短期留学生にとって、とても大きなメリットです。

掛け金が高額です

治療費の補償を無制限にした場合、1ヶ月で2万円、3ヶ月で5~6万円、6ヶ月で9~12万円、1年で20万円が目安になります。

治療費は無制限補償にする必要があります

例えば治療費の上限を1000万円までに設定した保険加入者が1500万円の治療をした場合、500万円はカバーされずに保険加入者の自己負担となります。
この状況を回避する為に2016年に関係法の改定があり、「ニュージーランド留学中の診断、処方箋、手術および入院を含む医療をカバーする保険に加入しなければならない」と定められました(The 2016 Code of Practice [PDFファイル 744kb] / 16.Process - 5 )。

最終的な責任者は学生自身、管理責任者は学校となっています

留学生の保険に関する管理責任者は学校と規定されていますので、学校の受け入れに関する最終判断は学校の担当マネージャーに委ねられています。
それを踏まえつつ上記の通り、「保険でカバーすべき具体的な医療費の金額」につきましては明確な記述がありませんので、ここに若干の法解釈の余地が残っています。

もちろん常識的に考えれば「医療費をカバーできる」=「医療費の補償は無制限」なのですが、例えば「5000万円まで補償しているのなら十分だ」と学生が強く主張した場合、その保険を受入れる学校があってもおかしくはありません。結局の所、万が一の際に学校が負うべき責任は「保険に加入している旨の確認と、そのデータ管理」に限られているからです。

・・・という事で日本の海外旅行保険をお考えの場合は事前に管理責任者である学校に問い合せをし、最終的には留学生自身の責任の範囲内でご決断頂く事になるのですが(またこのグレーゾーンを利用をして独自の保険商品を勧めるエージェントも多いのですが・・・)、それでも最低限、医療費の補償は無制限でお考えおき下さい。万が一この点が問題になった場合でも、学校や政府はオーバーした医療費を支払う立場にありません。

日本の海外旅行保険、良くあるご質問
何故、AIUだけがOKなの?

2016年の法改正に伴い、国立オークランド大学が世界各国の保険商品を個別調査 ⇒ 大学の公式サイトでレポートを開示しているのですが、そのレポートでは日本で唯一、AIU社だけが受け入れられています。
(現在は削除されていますが、レポートの第一稿にはNGだった日本の大手保険会社が幾つか載っていました)

とりあえずオークランド大学は日本でいう東京大学、ニュージーランド教育界の中心にある大学ですので、「オークランド大学が公式発表した」=「弁護士や法学者などによる法務確認がなされた」ものと推定されています。

以上よりAIUの医療費無制限補償の保険であれば、どの学校であっても事前確認する必要がありません。必ず受け入れられます。
そしてそれ以外の保険につきましては学校担当者に連絡 ⇒ 学校として受け入れ可能かどうかを事前確認する流れになります。

保険の加入方法は?

WEBでも加入出来ますが、万が一の際に日本のご家族がすぐに手続き出来るよう、ご実家のご近所、駅前やショッピングモールにある旅行代理店で加入するのがベストです。

クレカ付帯の保険は?

これはNGです。
まず第一に医療費の補償が数百万円である点もさる事ながら、死亡時補償が障害死亡のみで疾病死亡をカバーしていませんので、ニュージーランド教育省の規定からは明確に外れています。

国民健康保険は?

これもNGです。
国民健康保険の海外医療の補償は「日本国内で保険診療と認められているものに限り、日本で治療した場合の標準額の7割が支給される」システムですので、ニュージーランドの規定には達していません。

日本の傷害保険は?

これもNGです。
日本の生命保険や傷害保険に海外特約をつけたものであっても医療費補償額の問題がありますし(例えば入院1泊につき数万円といった保険では、1泊数十万円になる海外医療には対応出来ません)、救援者費用の補償や死亡時の遺体保管料や移送費の補償がありませんので、規定の保険としては認められません。

選択肢になり得るのは短期留学だけかな、と思います

正直、特別な事情がない限り日本の海外旅行保険がベターという状況がほぼありません ( ´д`)
唯一、訪問者ビザを利用した短期留学であれば「日本帰国後に保険金を請求出来る」という部分にアドバンテージがあるかなぁ・・・といった所です。

またその場合も原則としてはAIUの医療費無制限プランでほぼ一択、それ以外の保険商品をお考えの場合は約款と補償内容を英語版でご用意頂き、学校担当者の判断を待つ流れになります。くれぐれも学校からの判断前に契約をしないよう、ご注意下さい。

日本の役所手続き