滞在資金のリスク管理

クレジットカード以外を考慮する理由

前ページの為替レートの比較表の通り、レストランやスーパーマーケットでのお支払いにはクレジットカードを使い、NZドルの現金もクレジットカードを利用した現地ATMからのキャッシングが一番お得なのですが、それでもカード紛失時のリスクを考えますと、クレジットカードのみでの資金管理はお勧め出来ません。

実はクレジットカードを海外で紛失してしまった場合、新しいカードは必ず日本の登録住所に届きます。つまりカードの海外郵送はして貰えないのです。

そしてまたカード裏面に本人サインが入っていない状態で紛失・盗難・不正利用されてしまった場合、どのカード会社でも保険の補償対象外としています。
つまり【新カードを郵送中に盗難】⇒【不正利用】されてしまった場合、被害額を全額自己負担しなければなりません。

以上より日本のご家族からカードを送って貰う事が出来ませんので、結果として海外でクレジットカードを紛失してしまった場合、自力での資金移動は不可能となってしまいます

  • 「それでは、クレジットカードを2枚持ったらどうだろう?」

    1枚を財布に、もう一枚はスーツケースに入れるというのは、とても良いアイデアです。
    しかしそれでも根本的な問題解決にはなりません。海外ではお財布とスーツケースを同時に盗まれてしまうケースも少なくありません。

資金全体のバランス

基本方針として、普段の生活は為替レートが有利なクレジットカードを最大限利用します。
その上でカード紛失時に備えた「奥の手」を用意します。

ここで一般的な送金・換金手続き方法のメリット・デメリット、注意点をまとめましたので、ご確認下さい。

ニュージーランド滞在中の買い物は、積極的にクレジットカードを使います(ショッピング枠のご利用)。
スーパーやコンビニでの買い物やレストランのお支払いなど、使えるシーンはとても多いです。

また手持ちのNZドル現金が足りなくなりましたら、現地銀行のATMでキャッシングをします(つまり借金枠のご利用です)。利息を考慮しましても、これが一番有利な換金方法です。
ちなみに現金が必要になるのはフラット家賃のお支払い、また個人商店や小さなレストランなどとなります。バスや電車でも小銭が必要になります。

海外キャッシングの手数料はATM利用回数で計算されますので、キャッシングは1度に1000ドル以上を目安にして、出来る限りATM利用回数を減らします。

とても便利で為替的にも有利なクレジットカードですが、前述の通りカード紛失時のリカバリーに不安が残ります。

50万円を超えると相対的に送金手数料が安くなり、かなり有利な換金になります。

ただし日本のご家族の協力が必要な手続きである点、また日本で送金手続きをしてから入金まで1週間程度は掛かる点から、「緊急時に即対応」は難しい手続きです。

とにかく安全な手続きです。これよりも安全で確実な換金手続きはありません
英語学校へのお支払いや到着直後に資金の全額を送金するなど、まとまった金額を安全に送金する際には有利ですが、緊急時の利用は難しい手続きです。

カード作成時にスペアカードも貰えますので、一枚はお財布に、一枚はスーツケースで管理出来ます。

またチャージした金額を現地ATMで引き出す方式ですので、カード紛失時は日本からカードを郵送 ⇒ 現地でカードを受け取った後にチャージといった対応も可能です。

その他、ご家族がご自身の日本の銀行口座に銀行振込み ⇒ インターネットバンキングを利用してご自身でチャージ ⇒ 現地ATMで引き下ろしが出来ますので、ご家族からするとオレオレ詐欺被害の心配も無く、手続きに困る事もありません

最初から紛失・盗難時の備えがあり、緊急時にも強いカードです
為替レートは「現金よりは良くクレジットカードよりは悪い」というものですが、5〜10万円程度をチャージしてクレジットカードの奥の手として使えるメリットがあります。
日本のご家族からすると通常の銀行振り込みで滞在資金を送れるというのも、大きなメリットかと思います。

キャッシュパスポートに似たサービスに、国際キャッシュカードがあります。
簡単に言えば日本の銀行が発行しているキャッシュカードに海外のATM利用オプションをつけたもので、大抵は「海外でも使えるキャッシュカード」といった案内をされています。

ほとんどの銀行で格安の手数料、もしくは手数料無料として宣伝していますが、実際には不利な為替レートで大きな手数料が掛かります

また一見便利そうに見えますが、紛失・盗難時には、ものの数分で預金額を全て下ろされてしまう可能性があります

クレジットカードのように不正利用に対する補償も無く、被害額の上限もありませんので、これを海外にお持ちになるリスクは非常に大きいと言わざるを得ません。

こちらを利用するメリットは見当たりませんでした。
為替レートが悪く、スキミングで預金額を全て引き出されてしまう可能性もありますので、むしろ海外には持ち出さない方が良いように思われます。

ニュージーランドにはCitibankのATMがありません
もちろん提携銀行のATMを利用した引き出しは出来ますが、その際は提携銀行のATM利用手数料が掛かります。

Citibankは預金額によって手数料が変わりますので難しい所ですが、数百万円の預金額であれば「国際キャッシュカードの海外利用」として事務処理されるケースがほとんどです。

一部の旅行代理店や留学エージェントなどで紹介されている両替方法で、為替ブローカーや国際金融ブローカーを介して両替する方法です
為替レートはクレジットカード利用時よりも有利ではありますが、ご利用にあたってはまず第一に信頼出来る金融業者・為替ブローカーを見極める必要があります。

為替レートは上記のどれよりも有利ですが、専門の金融業者でない限りどの取り扱い業者が安全なのかが分かりません
ブローカーの倒産リスクは勿論の事、悪徳ブローカーによる持ち逃げや詐欺への対応も必須ですので、ご利用には高度な金融知識と国際法の確認が必要となります。

以上よりリスク対策の奥の手としては「日本からの海外送金」、「キャッシュパスポート(所謂、国際キャッシュカード)」の2つが候補に残るかと思います。

改めて、ニュージーランドへの資金の持ち込みの結論です

ニュージーランドへの資金の持ち込みは以下が結論となります。

  • 日本円現金を2万円だけ持っておきます
  • 現地での買い物はクレジットカードを積極利用
  • NZドル現金も、クレジットカードのキャッシング機能を利用
  • 念の為、盗難・紛失に強いキャッシュパスポートを作成します
  • クレジットカードを作れない場合は、ゆうちょ銀行からの海外送金とキャッシュパスポートの組み合わせで対応します
  • まとまったお金を換金する際には、ゆうちょ銀行の海外送金を視野に入れます

滞在資金の大半はクレジットカードの引き落とし口座(現在お使いの日本の銀行の口座です)に入れて、クレジットカードとキャッシュパスポートをお持ちになれば完璧です。

注目の人気記事
初めての方へ初めての方へ

よく頂くご質問、弊社の特徴、無料サポート獲得方法までを5分でチェック!

出発前の役所手続出発前の役所手続き

知らないと損してしまう、住民税、年金、健康保険、住民票の重要ポイント

航空チケットの購入方法航空チケット購入方法

日本国内の最安値で航空券を購入する方法。初心者でもあっさり買えます(゜3)ノ

ワーホリビザの概要ワーホリビザの概要

毎月延べ5286人がチェックしている、英語が話せなくても簡単にビザを取る方法

安全な留学手続き安全な留学手続き

何故、誰もが騙されてしまうのか?留学エージェント選びで陥る3つの失敗

ニュージーランドの携帯電話NZの携帯、スマホ事情

5分で分かるニュージーランドのスマホ事情、電話料金と料金プラン

食品の持ち込み食品の持ち込み

食品の持ち込みで税関で止められる人、スルーされる人の決定的な違い

薬の持ち込み薬の持ち込み

税関と現地での入手まで見越した準備。持ち込める量、種類、注意点のまとめ

保険についてニュージーランドでの保険

話題のNZの学生保険、海外旅行保険、クレジットカード付帯保険を徹底比較!

銀行口座の開設現地で銀行口座を開設

ANZ銀行の口座開設テクニックを大公開!銀行での英会話例がとにかく便利!

英語の訛り、発音NZ英語は訛ってる?

聞き取れない? 訛ってる? 発音は? ネイティブから見た訛り英語の現実