ニュージーランドへの資金の持ち込み方を徹底比較【ワーホリ・留学】

ニュージーランドへの資金の持ち込み方を徹底比較

ニュージーランドへのワーキングホリデーや留学に際して、資金の持ち込み方法は判断が難しいところです。

たとえば銀行からの海外送金が良いのか、両替するならどの銀行でどのタイミングが良いのか、現金は幾ら必要なのか、クレジットカードはどれが良いのか、国際キャッシュカードはどれが良いのか、円送金はどうなのか、そもそも安い換金・両替方法はどれかなど、分からないことばかりだと思います。

・・・ということで、その辺りの結論を先に書きますと、以下のようになります。

  • 大金を現金で持ち込むのは、セキュリティ的にNGです
  • セキュリティ面、為替レート、利便性の全ての面で、TransferWise(トランスファーワイズ)のご利用がベストです
  • ただしTransferWise は現地に送金先の銀行口座を開く必要がありますので、ビザ無し(3か月の観光ビザ)でのご渡航の場合は選択肢から外れます
  • 銀行からの海外送金は、TransferWise の日本進出でメリットがほぼ無くなりました
  • 同様に日本円送金を利用するメリットもほぼありません。安全面が厳しいですし、そもそもの為替レートがTransferWiseより悪いです
  • 海外ですのでクレジットカードは必須、予備と合わせて2枚以上お持ちください
  • ニュージーランドのクレジットカードは、VisaかMastercardの二択です
  • クレジットカードを作れない場合は、チャージ式のデビッドカードを作ります
  • 海外でも使える国際キャッシュカードは、為替的にもセキュリティ的にもNGです
  • その他、スマホ系の両替やネットワーク系の送金も、TransferWise の登場で利用価値がなくなりました

それではこの点、詳しく掘り下げて考えてみます。

「難しい話はいいから、結論は?」と聞かれれば、、、

留学における両替、換金の結論

換金 / 両替はどうしても話が長くなりますので結論を先に書きますと、出発までにすべき手続きは以下の2つだけです。

  • 世界最強の為替レートで話題のTransferWise(トランスファーワイズ)に登録
  • VISA と Mastercard のセディナカードと楽天カードを作る

この2つだけやっておけば、ニュージーランドのワーキングホリデーや留学をする上でベストな為替レートで両替 / 換金できます。

TransferWise(トランスファーワイズ)について

TransferWise は世界最強の為替レートで安全・簡単に銀行間送金ができる、有名な国際企業の送金サービスです

たとえ今は使わなかったとしても、「現地でのクレジットカード紛失」、「ワーホリ終了時に現地の通貨から日本円に逆両替する」、「病院への支払いで急にまとまったキャッシュが必要になる」などで、その真価を発揮します。

正直、登録しておかないと後悔するレベルで便利ですので、これを機会に「日本から海外の銀行に送金するメインルート」を作っておきましょう。

とりあえず登録にデメリットは何もありません。
口座維持費や年会費なども掛かりませんし、使わないのならそのまま放置 ⇒ 資金移動の予備ルートとして考えておけばOKです。

 

VISA と Mastercard のクレジットカードを作る

クレジットカードを作る

ニュージーランド国内でのお支払いは「VISA」「Mastercard」が一般的ですので、この2種類で考えます。JCBやアメックスは、予備の予備くらいにお考えおきください。

それから枚数、現地での紛失や盗難を想定して最低2枚は必要です。

現在、クレジットカードを複数枚お持ちの場合

現状で既に VISA と Mastercard を1枚ずつお持ちであれば、これ以上カードを作る必要はありません。

ただし初期設定で海外での利用が不可となっているカードも多いので、出発までにサポートセンターに連絡 ⇒ 海外利用できるかどうか、最終確認しておきましょう。
また海外キャッシングの返済が一括になっているかどうかも要チェックです。デフォルトでリボ払いになっているカードも多いです

「2枚あるけれどVISAとJCBだけ」や「アメックスとJCBしか持っていない」という場合は、新規でカードを作る必要があります。
また海外で有利なカードを準備するのなら、後述のセディナカードと楽天カードを作っておきます。

現在、クレジットカードを1枚だけお持ちの場合

予備としてセディナカードを作っておきます。
ちなみに現在VISAをお持ちであればMastercardを、Mastercardをお持ちであればVISAで作ります。

セディナカードは海外キャッシング時にATM利用手数料が掛からず(!)、海外ショッピングのポイント還元率が1.5%、また貯まったポイントをamazonギフト券やnanaco(セブンで利用可)やdポイント、auポイントに等価で換えられるのが最強カードです。
とりあえず現状、他のどのクレジットカードに比べても、海外利用で一番有利なクレジットカードです

その他、クレジットカードの比較 / 詳細につきましては、以下をご確認ください。

現在、クレジットカードをお持ちでない場合

現在クレジットカードをお持ちでなく、カード初心者ならば、楽天カードがおすすめです。
年会費が無料ですし、新規作成時に数千円分のポイントも貰えますし、ポイント還元率も高く、デフォルトの設定で海外利用でき、また海外キャッシングも一括返済になっているなど、初心者にも使い易いのが魅力です。

楽天カードも作成にデメリットは一切ありません。
作るだけ作っておいて現地では一切使わなくてもOKですので、必ず作っておきましょう。なんだかんだで万が一の際に海外で頼れるのは、やはりクレジットカードです。

そしてもう一枚、予備としてセディナカードを作ります。

クレジットカードを作れない場合

年齢制限などでクレジットカードを作れない場合は、 TransferWise に登録した上で NeoMoney カードのような「チャージ式のデビッドカード」を作っておきます。

ちなみにチャージ式ではないデビッドカード、つまり海外で使える銀行系の国際キャッシュカードは、セキュリティ面から選択肢にはなりません。この点は後ほどご説明します。

ニュージーランド留学、ワーキングホリデーにおける資金持ち込み方法の最適解

以上がニュージーランド留学、ワーキングホリデーにおける資金持ち込み方法の最適解です。
為替レート、利便性、安全面で総合的に比較すれば、「TransferWise に登録をして、クレカを二枚持つ」が結論です。

各両替方法のメリットとデメリットについて

さてそれでは以下、「どうしてそういう結論になるのか?」についてのご説明です。
具体的には各両替方法のメリットとデメリットを比較・確認していきますので、お時間がある際にでも目を通して頂ければ。

現金持ち込みは絶対にNG!盗難の恐れがあります

現金の持ち込みは絶対にNGです

まず第一に、空港や飛行機内には旅行者をターゲットにしている、国際スリ集団がいます

代表的なパターンとしては成田空港で現金やお財布を盗まれてしまう ⇒ 実行犯は世界各地に移動 ⇒ 機内やニュージーランド到着後に被害に気づくというケースが多く、犯人を捕まえる / 盗まれたお金を取り戻すのがとても困難な状況です。

また盗難ではなく荷物を失くしてしまう可能性もありますが、いずれにせよ荷物トラブルの際にクレジットカードは利用停止 ⇒ 再発行をするなどの復帰措置があるのに対し、現金にはそれがありません。

その他、現金の両替は為替レートが悪いというデメリットもありますが、いずれにせよ「失くしたら終わり」の現金の持ち込みは真っ先に選択肢から外れます。

それでも「日本帰国時に空港から自宅まで戻るためのお金」として2~3万円をお持ちになるのは良いアイデアです。
まさかの際には現地の銀行で簡単に両替もできますし、それで1週間は生活できますので、最後の切り札として隠し持っておきましょう。

海外送金は為替レートと利便性で、TransferWise に劣ります

海外送金

銀行からの海外送金は特別な法に守られていますので、これよりも安全で確実な資金持ち込み方法がありません。

しかし TransferWise(トランスファーワイズ)が日本に進出した現状、銀行送金は基本的に選択肢にはなりません

為替レート 利便性 安全性
現金 × ×
銀行送金
クレカ
TransferWise

TransferWise は為替レート、手続きの利便性、送金に掛かる時間で銀行送金を圧倒しているのが特徴で、かつ、安全面も東京法務局に履行保証金を供託していますので、銀行送金と同等のセキュリティを維持しています。

ちなみに銀行送金と TransferWise の為替レートについては、以下をご参考ください。2019年10月某日の実際の換算レート比較です。

為替レート比較表

上記の通り、この日の換金では50万円の送金で150~180ドル(1.0~1.2万円)の違いが出ています。

海外ですので、クレジットカードは必須です

クレジットカードの利用

為替レートと安全性でみれば TransferWise だけで十分なのですが、それでも送金ルートを1つに限定するのは危険ですので、別ルートとしてクレジットカードを作ります。

またクレジットカードのメリットは、信用に裏書された利便性です。海外滞在中の万が一の際には、この利便性がとても役に立ちます。

たとえば急に日本に帰国しなければならなくなった場合や、病気やケガで一時的に病院への支払いをしなければならない場合など、その場でサッと支払えるのは大きな強みです。

また為替レートもショッピング利用であれば、TransferWise とほぼ同じです。
参考として以下、2019年10月21日に50万円を送金 / 買い物した場合の為替レート比較を公式サイトのシミュレーターで比較してみました。

まずは TransferWise で50万円を送金した場合、必要な手数料を全て引かれた後にニュージーランドの銀行口座に7139.16ドルが入金されます。

実際のTransferWiseの換金額

そして同日にニュージーランド国内で7129ドルの買い物をした場合、日本の銀行口座から505024円が引き落とされます(Bank Fee は通常の楽天カードに適用される1.63%で計算しています)。

ただし楽天カードの買い物には1%のポイントが付きますので、実質、「50万円で7129ドルの買い物が出来る」ということになります。

実際のMastercardの換金額

同様にセディナカードは海外ショッピングの手数料が2.2%ですので同日の為替レートが71.238087円、つまり7124ドルの買い物のお支払いが50.75万円になります。
この買い物で0.75万円分のポイントが戻りますので、実質、「50万円で7124ドルの買い物が出来る」計算です。

以上を表にまとめますと、以下のような状況です。

TransferWise 50万円 = 7139NZドル
楽天カード 50.5万円 = 7129NZドル + 楽天ポイント0.5万円
セディナカード 50.75万円 = 7124NZドル + わくわくポイント0.75万円

以上の通り、TransferWise とクレジットカードのショッピングの為替レートはほぼ同じです
ですからスーパーマーケットやレストランなど、使えるシーンでは気軽に日本のクレジットカードを利用してOK、という結論になります。

ちなみに TransferWise は「銀行にキャッシュが入る」というのが大きな利点です。
フラット代金や小さな商店ではクレジットカードが使えないのに対し、キャッシュであれば払えないシーンがありません。つまり汎用性は TransferWise の方がベターです。

キャッシング機能を使うのは、最初の数百ドルだけです

上記の通りクレカのショッピング枠であれば為替レートが良いのですが、キャッシング利用は利息が付きますので話が変わります。

キャッシング利用時の利息は返済までの期間により変わりますので具体的な計算は難しいのですが、それでも目安として同日の引き下ろし額が7030NZドルなら、だいたい50万円になる見込みです。つまり TransferWise やショッピングに比べて1.5%程度、分が悪い状況です。

以上よりクレジットカードのキャッシングを使うのは、基本的には以下の状況に限られます。

  • ニュージーランド到着日に、空港のATMで当座の資金として2~300ドル程度を引き下ろす
  • ビザ無し(観光ビザ)での留学で現地の銀行口座を開けず、TransferWise を使えない場合

つまりキャッシングの利用は現地で銀行口座を開いて TransferWise の運用を始めるまでの繋ぎ、というポジションです。

その他、クレジットカードの利用枠の目安や注意点などは、以下をご確認ください。

クレカを作れない場合は、【チャージ式】のトラベルカードを作ります

チャージ式のトラベルカード

年齢制限などでクレジットカードを作れない場合は、クレジットカードの変わりに【チャージ式】のトラベルカードを作ります。具体的にはNEO MONEY カードを作っておけばOKです。

こちらはクレジットカードと違ってカード発行審査が無く、未成年の方でもカードを作れます。またお申込みから発行まで1週間掛程度というのも大きな魅力です。

そして実際の運用について、NeoMoneyカードはVISAカードと同じように現地銀行のATMでキャッシングが可能で、かつ、チャージした分しか下ろせませんので、盗難時のリスクを最小限に抑えられます。

ただし為替レートは通常のVISAカード利用の4%増しですので、「トラブルの際に頼りになるおさえ」という位置づけになります。

現在、円送金サービスに魅力はほぼありません

円送金は一部の旅行代理店や留学エージェントで断っても断ってもゴリッゴリにお勧めして貰える両替方法で、国際金融業者や為替ブローカーを介して両替する方法です。

とりあえず TransferWise が日本に進出するまでは為替レートの良さに一定の価値がありましたが、現在はそのメリットが消え、リスクだけが目立っている状況です。

円送金は利用価値がほぼありません

代表的なリスクとして、まず第一に業者やブローカーは実務を担当している金融会社がニュージーランド籍ではないケースや、中間業者に別のブローカーが入っているケースが多いので、万が一の際は中国なりロシアなり東南アジアなりでの裁判になる可能性があります。

また TransferWise のように法務局に履行保証金を供託していない会社も多く、その場合はブローカーが倒産した際の返金がありません。また取次店の留学エージェントや旅行代理店が持ち逃げした際にも、やはり返金はありません。

ちなみに2019年02月にも、NZ国内で日系最大手だった円送金業者の夜逃げがありました。
この会社も法務局への履行保証金の供託はしていませんでしたので、円送金利用者に対する返金はありませんでした。

そして唯一のメリットだった為替レートも TransferWise より悪いので、現状で利用する理由を見つけるのは難しい状況です。

為替レートに関して誇大広告があるかもしれませんが、リアルタイムレートの仲値で換金する TransferWise より良いレートはこの世界に存在しません。
もしも仲値以下で換金できるブローカーがあるのなら、そこで大量に外貨を買って TransferWise で売るだけで、誰もが明日には億万長者です。

国際キャッシュカードを利用してはいけない理由

まず第一に、国際キャッシュカードは手数料無料と宣伝されていることも多いのですが、実際にはクレジットカードの基本為替レートに3%程度の上乗せがあります
つまり「手数料は為替レートに含まれている」だけであり、手数料無料という書き方は勘違いを引き起こしがちな、不誠実な書き方だと言えます。

また国際キャッシュカードは暗証番号とカードがあれば預金の全額に直接アクセス出来ますので、盗難やスキミング被害にあった際には、日本の銀行の預金額を全て下ろされてしまう危険性があります

国際キャッシュカードは日本に置いておきましょう

つまりカード窃盗団から見れば国際キャッシュカードは全財産を持ち歩いているのと同じです。ですからカードを盗まれた際の被害はMAXレベル、最悪、日本帰国後の生活費まで根こそぎ盗られてしまいます。

以上より国際キャッシュカードにはこれといったメリットが見当たりません・・・というよりむしろ、海外には持ち出さない方が良いかと思います。

でも不正利用被害にあっても、補償があるから大丈夫じゃない?

確かに利用者側に過失が無ければ、国際キャッシュカードの被害を補償をする銀行がほとんどです。ただしその立証責任は利用者側にありますので、約款内の「何が過失で何が過失ではないのか」についてを正確に把握しておく必要があります。

また国際キャッシュカードの被害は口座のお金が全額消え、かつ、トラブル発生から補償まで2~3か月掛かるのがケースがほとんどですので、現地での生活費が底をついてしまいます。そうなれば当然、日本に帰国せざるを得ません。

いずれにせよ為替面も安全面も運用面もクレジットカードがベターですので、あえて高リスクの国際キャッシュカードを使う理由がありません。
またクレカを作れない場合は【チャージ式】の NEO MONEY カードを作っておく方が、ずっとずっと安全です。

出発前にANZ銀行の口座を開設する

出発前に9000円でANZ銀行の口座を開設出来ますが、預金額は「最低でも100万円から」となっています。ちょっと手が出ませんよね、、

ちなみに現地支店では無料で口座を作れますし、最低預金額の設定もありません。
またニュージーランドの銀行は16:30まで営業していますので、授業を休まずに手続き出来ます。

とりあえず弊社でも現地での口座開設方法をインフォしていますし、学校のカウンセラーさんからのヘルプもありますので、現地の銀行口座はニュージーランド到着後に開設する流れでお考え下さい。

まとめ:ニュージーランドへの資金の持ち込み方を徹底比較【ワーホリ・留学】

いかがでしたでしょうか。
結論として出発までにすべき手続きは以下の2つだけです。

  • TransferWise(トランスファーワイズ)に登録する
  • VISA と Mastercard でクレジットカードを作る

この2つだけやっておけば、ニュージーランドのワーキングホリデーや留学をする上でベストな為替レートで両替 / 換金できます。

また各両替方法の比較表は以下になります。

為替レート 利便性 安全性
現金 × ×
銀行送金
クレカ
TransferWise
NeoMoneyカード ×
円送金 ×
国際キャッシュカード ×

以上、本ページを参考にベストな換金方法を考えていきましょう。

まとめ:ニュージーランドへの資金の持ち込み方を徹底比較【ワーホリ・留学】

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