NZQAと英語学校のカテゴリーランク

NZQA(ニュージーランド資格庁)とカテゴリーについて

ニュージーランドの英語学校の公式サイトや留学雑誌を見ていると、「カテゴリー1(Category 1)」という表記をよく見かけます。

これは「NZQAというニュージーランド政府機関がランク付けした、カテゴリー1の学校ですよ」といった意味なのですが、実際にそれが何を意味しているのかまで説明しているケースはほぼありません。

そんなわけでこのページではまず最初にNZQAについてをご説明したのち、英語学校のカテゴリーについてをご紹介していきます。

NZQA(ニュージーランド資格庁)とは

NZQAとは New Zealand Qualifications Authority の略で、1989年にニュージーランドの教育法によって制定された、30年の歴史を持つ政府機関です。つまり簡単にいえば、ニュージーランドのお役所の一部門です

そしてNZQAの業務はニュージーランド国内の学位や職業に関する資格、更には日本を含む海外の学位や資格をも査定 ⇒ データ化 ⇒ 一括管理することで、またそれぞれの資格と実際の運用のすり合わせをする役割も担っています。

ですからNZQAが認めた資格はどんな資格でもニュージーランド国内で通用しますし、逆にNZQAに認められていない資格は公的な資格として認められません。

NZQAとは、ニュージーランド国内で通用する資格を一括管理する政府の機関です

NZQAに関して、まずはこれが第一の前提となります。

たとえば日本の大学卒業資格はニュージーランドの学位との対応表が作られていますので、ニュージーランド国内でも大卒として認知されます。
しかし日本の国家医師資格はニュージーランドの医師資格との対応を認められていませんので、日本の医師によるニュージーランド国内での医療行為は許可されていません。
NZQAはこういった「資格と実務の線引きをする」といった部分も担当しています。

留学業界におけるNZQAの立ち位置

教育法の規定により、NZQA認定校が開講する全てのコースはNZQAの公式サイトでその内容や学位レベルが公開されています。

ですから例えば「オークランド大学のこのコースはレベル7の土木工学コース」、「この英語学校の一般英語コースはレベル3の英語コース」というように、誰でも簡単に各学校のコース詳細を確認できるようになっています。

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NZQAの公開データを利用することで、たとえばレベル7の修士コースに入るには「この教科のレベル6の学士コースが必要」で、そのレベル6に参加するには「この教科のレベル5の学歴 or 2年の実務経験とIELTSアカデミックで5.5ポイントが必要」といった点を確認出来ます。
以上よりニュージーランドの大学生はこれをもとに自分が進むべきコースを計画し、最終的な学位や資格の取得を目指します。

NZQAは英語学校自体もランク付けしています

ここで話を英語学校に限定します。

前述の通りNZQAは国内の学校の各コースにレベル(学位に相当します)を設定しているのですが、実は英語学校そのものにもランクをつけ、管理しています

具体的にNZQAはニュージーランド国内の全ての英語学校を「カテゴリー1、カテゴリー2」のように4段階にランク分けして、その結果を公式サイトで発表します。

またそれをもとにニュージーランド移民局は、「カテゴリー1の学校なら、学生ビザに就労出来るオマケをつける」、「カテゴリー2への留学なら、就労オプション無しの学生ビザしか発給しない」といった差をつけています。

つまり同じ状況の学生が同じ期間、同じ内容のコースに参加したとしても、学校によって就学中にアルバイトが出来たり出来なかったりします。わりと露骨な区別ですよね。

以上より英語学校はカテゴリー1の取得を目指しますし、また学生も自然とカテゴリー1に集まる状況になっています。

ここまでをまとめると

教育省が大枠を作り、NZQAが運用を管理して、移民局が個々の学生に具体的な滞在許可を出すというのが、ニュージーランド留学の運用システムです。
また各コースは学位に相当するレベルが付与され、英語学校は学校の良し悪しでカテゴリー分けされています。

NZQAによる「定期的な学校の査定」について

NZQAはカテゴリーのランクによって数年に一度、学校を査察します。

そこでNZQAは学校の運営状況や施設の状態、お金の流れ、授業内容、学生の出席率、ホームステイの内容、学生の保険加入状況、学生や留学エージェントとの契約内容などをチェックして、次年度のカテゴリーを決定します。

またそれ以外にもランダムで学生を選んでインタビューをしたり、主要な留学エージェントへの聞き取り調査なども実施しています。

ちなみに弊社も過去に何度か、NZQAからのインタビューを受けたことがあります。
インタビューは1時間くらいで、学生に対する学校の対応やトラブル発生時の対処について、かなり細かく聞かれました。

「NZQA認定校」という言葉の意味

上記の査察でNZQAは各英語学校を「法規定をすべてクリアーしているか」判断しますので、NZQA認定校というのは「最低限、学校としての体裁は整っている学校」といった意味になります

つまりNZQA認定校って、そんなに大したことでは無いのかな?

そういうことになります。
英語学校を判断する上で大切なのは認定校かどうかではなく、「カテゴリー」です。まただからこそ英語学校の公式サイトでは、「うちはカテゴリー1です」といったアナウンスをしているのです。

カテゴリー1の優遇措置

前述しましたが、カテゴリー1の学校に通う学生の学生ビザには就労許可が付帯します。
具体的には「14週以上の就学であれば、週20時間までの就労が可能」という内容で、この就労オプションが付くか付かないかでも、学校がカテゴリー1かどうかを判別出来ます。

またそれ以外、カテゴリー1であれば査察が毎年ではなく数年に1度になるなど、学校側にも特典を用意しています。

以上より学生にとって学校にとってもカテゴリーは上位であるのが望ましい、という状況になっています。

各学校のカテゴリー・ランクの確認方法

各英語学校の詳細やカテゴリーのランクはNZQAの公式サイトから、以下の手順でご確認いただけます。

NZQA認定校ならば、学校が倒産した場合にも授業料が守られる?

時々このご質問を頂くのですが、答えは「No」です。

正確には「NZQAの枠組みを正しく利用してNZQA認定校に申し込みした場合に限り、学校や留学エージェントが倒産した場合にも、授業料やホームステイ代金が守られる」ということになります。

この点は以下にまとめましたので、ご確認下さい。

まとめ:NZQAと英語学校のカテゴリーランク

以上がNZQAと英語学校のカテゴリーについての説明です。
ニュージーランドには資格や学位を管理するお役所 = NZQAがあり、また英語学校のレベルも4段階で評価しています。

またカテゴリーは1が最上位で4が最下位であり、これらの情報はNZQAの公式サイトで全て公開されています。

ですから英語学校を選ぶ際にはカテゴリーにも注意を払う必要があります。

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