ニュージーランド滞在中の海外保険のまとめ

ニュージーランド滞在中の海外保険

ニュージーランド滞在中の保険、結論として選択肢は以下の2つです。

  • 【1】ニュージーランドの海外旅行保険に加入する
  • ( ⇒ 留学中はニュージーランドの学生保険に加入する)
  • ( ⇒ 留学をしない or 卒業後は、一般保険に加入する)
  • 【2】日本の海外旅行保険、AIGの医療費無制限プランに加入する

それを踏まえて、まずはニュージーランドの海外旅行保険、日本語パンフレットはこちらです。まずはざっくりと補償内容をご確認ください。

それから各プランの加入方法は以下にまとめています。

そして次に日本の海外旅行保険、理由は後述しますが「AIG(旧AIU保険)の医療費のカバーが無制限のプラン」でほぼ一択です。その他の保険は学校側が受け入れNGを出すか、OKが出るとしても相当に手間と時間が掛かります。

ちなみにクレジットカード付帯の保険はほぼNGです。
まず留学する場合はNZの法律的に完全アウト、そして留学しない場合も補償されるかどうかの判断が難しく、医療費の補償額も少なすぎるので不安です。

クレカ保険を使えるとしたら「ワーホリで、現地で学校見学してから留学したいパターン」の学校選び期間くらいです・・・が、学校見学は割とメリットがありませんので、クレカ付帯の海外旅行保険を使うことは、ほぼ無い状況です。

以上を踏まえ、実際的にはニュージーランドの学生保険と一般プラン(=通常の海外旅行保険)の組み合わせが基本であり、状況を知っている方が日本の海外旅行保険を選ぶことはまずありません。

弊社のご利用者さまですと99%、ニュージーランドの現地保険をご利用になっています。またそれで問題になったこともありません。

それでは以下、一つ一つご紹介いたします。

ニュージーランド滞在中の海外保険の種類と特徴

ニュージーランド滞在中の海外保険の種類と特徴

ニュージーランドへのご渡航には、日本の海外保険と現地の保険の2つの選択肢があります。

そしてまず第一に、日本の保険は全て海外「旅行」保険です。
学割という概念がなく、滞在目的で内容が変わることもなく、またビザの種類や渡航先によっても値段が変わることがありません。

それに対してニュージーランドの現地保険は学生プランと一般プランに分かれます。
留学中はどのビザであっても学生プランの加入が必須で、補償内容や掛け金も一般プランとは大きく変わります。

日本とニュージーランドの海外旅行保険の比較

日本の海外保険の特徴
医療費の補償額は最低でも1000万円からで、上限は無制限補償の選択制です。
掛け金は医療費を無制限補償にした場合は25~30万円/年程度。保険金の請求は「現地で支払った分を日本帰国後に清算」が基本ですが、入院などの高額医療はキャッシュレス。現地到着後の加入はできません。
ニュージーランドの学生保険の特徴(留学中
医療費の補償額は無制限補償、その他、学費の補償や入院時に家族が渡航する際の費用など、政府が補償内容を法律で決めています
掛け金は3~5万円/年、保険金はスマホからオンラインで請求可能、ただし入院した場合など、高額医療はキャッシュレスです。現地到着後の加入が可能です。
ニュージーランドの一般保険の特徴(就労、観光目的の滞在中
医療費の補償額は10万ドルから無制限補償、掛け金は5~7万円/年。
保険金はスマホからオンラインで請求可能が多いが、入院などの高額医療はキャッシュレスです。現地到着後の加入が可能です。
クレジットカード付帯保険
医療費の補償額は100~1000万円程度、複数カードで重ね掛けも可能、掛け金は無し。
ただし「日本出発後90日間まで」のような適用期間があり、また「カードを持っているだけで適用」や「航空チケットなどをカードで購入したら適用」など、カードごとにルールが変わります。
保険金の請求は「現地で支払った分を日本帰国後に清算」が基本で、高額医療は個別に判断されます。

念のため、クレジットカードの付帯保険も比較表に加えてみました。
留学中はニュージーランドの法的にNGですが、短期間の旅行であれば使いどころがあるかと思います。

また気になるのはやはりニュージーランドの保険が「留学中」と「それ以外」に分かれている点で、これがNZ滞在中の保険を考える上で第一のネックになります。

ニュージーランドの保険は「留学中」と「それ以外」の2つに分かれます

ニュージーランドの保険は「留学中」と「それ以外」の2つに分かれます

日本の海外旅行保険は「日本ご出発日から帰国日まで」という契約になりますが、ニュージーランドの保険は「留学中」と「それ以外」の2つに分かれます。
ですから例えばワーキングホリデーで滞在する場合、就学期間中は「学生プラン」 ⇒ 卒業後は「一般プラン」に加入することになります。

NZの保険会社の学生保険は、政府の法規定をクリアーするべく作られています

そもそもニュージーランドの保険に学生プランがあるのは「NZ政府が留学生の権利を守るために課した条件」があるためで、「一般プランではこれをクリアーできないので、特別枠で作っている」というのが実情です。

そしてこの点、話すとかなり長くなりますので、以下に要点だけまとめます。

  • NZ政府が留学生の保険について、全国・全学校共通のルールを作ることに
  • 結果、医療費の補償が無制限だったり、救援者費用だったり、保険会社の信用格付けランクにまで言及したりと、かなりハイレベルな条件を作る
  • それを法律化して、「NZにある全ての学校は、留学生の保険についても一定の責任を負うように!」と言い出す
  • それまではクレカ保険でも留学できたのに、入学時に学校が保険の内容チェックまでしないといけなくなり、校長と学生課マネージャーが焦る
  • ニュージーランドの保険会社が商品開発、ユニケア社とSCTI社とOrbit社が政府の条件を完全クリアーした保険商品を売り出す
  • 更に政府が「どの学校も適正な保険会社と契約をして、入学時にNG保険を持ってきた学生に対応するように」と追い打ちの法律を作る
  • そうこうしている内に国立オークランド大学が全世界の保険会社の主力商品を調査して、「どの保険がOKで、どの保険がNGか?」というリストを公開する
  • そのリストで日本は「AIGの無制限補償プラン」しかOKが出ませんでした
  • 他の大手保険会社は、NGリストに名を連ねることに
  • ただしオークランド大学の調査はあくまで独自調査であり、「法的に絶対に正しい」ということでもありません
  • またオークランド大学の調査結果は、毎年微妙に変わります
  • それを踏まえつつも、日本の海外旅行保険についてはどの学校も「AIGの無制限補償プラン以外は入学前に独自チェック」というのが暗黙の認識になっています
  • ちなみに、この独自チェックの結果を公開している学校はありません。それで問題になっても困りますしね
  • 以上より業界全体を俯瞰すると、「A校は過去に日本のZ社の保険を調査したことがあるから受け入れOKなのに、B校はオークランド大学の調査を全面的に信用してNG」といった状況が生まれています
  • つまり全体の状況は割とカオスなのですが、それでも確実に言えるのは「NZのユニケア社とSCTI社とOrbit社なら大丈夫」という感じです

また念のために上記内容のソースも以下に貼っておきます。ニュージーランド政府の法規定と、オークランド大学が公開したファイルです。

留学中のニュージーランドの保険、中間的な結論

留学中のニュージーランドの保険、中間的な結論

  • まず、「NZのユニケア社とSCTI社とOrbit(オービット)社の保険なら大丈夫」です
  • また日本の保険も「AIGの無制限補償プラン」なら基本、問題ありません

まずはこれを前提として、それ以外の保険は学校マネージャーによるチェックが必要です。

そして例えば日本のジェイアイ保険や三井住友、東京海上日動など大手の無制限補償プランも確実にOKとは言えませんので(事実、この3つをオークランド大学ではNGにしています)、日本の海外旅行保険を選ぶ場合は相当な理由が覚悟と準備期間が必要になります

それでも「日本のこの保険を利用したい」というご希望にはきちんと対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

日本の海外旅行保険の唯一のメリット

ニュージーランドの保険は基本、保険金の支払い先としニュージーランドの銀行口座をしていします。ですから支払い先に日本の口座を指定する場合は交渉が必要であり、最悪、郵送でNZドル建ての小切手が送られてしまいます。

日本国内でNZドル建ての小切手を現金化する場合、手数料と時間が掛かります。

以上より現地で銀行口座を開けない短期留学であれば、日本で清算できる日本の海外旅行保険には一定のメリットがあるかと思います。

ニュージーランドの現地の学生保険の特徴

ニュージーランドの現地の学生保険の特徴

それではニュージーランドの現地保険の学生プランについて、ユニケア社とSCTI社とOrbit(オービット)社の3社を比較します。

まずは手始めにパンフレットを見てみます。ちなみに学生プランは3社とも日本語版パンフレットを用意していますので、比較も容易です。

3社ともニュージーランド政府が作った規定をクリアーすべく作られていますので、補償内容はほぼほぼ同じです。医療費は無制限補償で、救援者費用の補償があり、高額の個人賠償が設定されています。大きく違うのは掛け金くらいです。

ちなみにユニケア社は掛け金をパンフレットに載せていませんので、公式ページからお見積りをご確認ください。目安として1か月119ドル、3か月203ドル、6か月328ドル、12か月582ドル、つまりOrbit社の1.3~1.5倍です。

またOrbit(オービット)社には携行品保険の補償をつけないことで掛け金をおさえる、Liteプランがあります。これですとどの期間も激安、掛け金はユニケアやSCTI社の半額くらいになります

保険会社 補償内容 掛け金
ユニケア社 NZ法規定をクリアー 長期はそこそこ
SCTI社 NZ法規定をクリアー そこそこ
Orbit社 Primeプラン NZ法規定をクリアー どの期間も安い
Orbit社 Liteプラン NZ法規定をクリアー どの期間も激安

ニュージーランドの現地保険の学生プランは、学校を通じて加入できます

ニュージーランドの現地保険の学生プランは、学校を通じて加入できます

前述の通り、どの学校もユニケア社とSCTI社とOrbit社のいずれかの保険会社に代理店登録していますので、学校を通じた手配が可能です。

具体的にはお申し込み時にその旨を弊社にお申し付け ⇒ 学費やホームステイ代金と一緒に計算書に掛金が記載されます ⇒ 学費やホームステイ代と一緒にお支払い、という流れになります。
学校を通す事でミスのない手続きができ、面倒も無く、便利です。

ただし学校は通常、3社の中の1社のみと契約をしていますので、ご希望の保険会社を選べません

ですから例えば「Orbit社の保険を利用したいけど、学校の取り扱いがユニケア社だ」といった場合は、ご自身でOrbit社の保険にお申し込み ⇒ 証書を学校に提出しなければなりません。

弊社をご利用の方には、よくあるパターンです。特にユニケアを扱っている学校に通われる方は、半数以上がOrbit社の保険を自己購入されています。

ニュージーランドの海外旅行保険、一般プランの特徴

ニュージーランドの海外旅行保険、一般プランの特徴

次に一般プラン、こちらは「留学をしていない期間をカバーする保険」です。

つまりワーホリで学校に行ってる間は学生プランに加入して、卒業前に現地で一般プランに加入すればいいんだよね?

その通りです。
その点を含め、一つ一つご紹介いたします。

ニュージーランドの保険は、一般プランもOrbit(オービット)社が最強です

まずは一般プランのパンフレットから。
Orbit(オービット)社は日本語版があり、他の2社は英語版しかありません。

またOrbit社以外は掛け金も、公式サイトからチェックする必要があります。

それを踏まえつつ、まずは注意点をご確認ください。

保険会社 注意点
ユニケア社 補償内容は問題ありません。
ただし途中でNZを出国すると失効する可能性があり、その際も返金はありません。
SCTI社 医療費補償が最大10万ドルです。
つまり保険に加入しても多額の借金が残る可能性があります。
Orbit社 Primeプラン 特になし。
Orbit社 Liteプラン 特になし。

以上の中で、まず厳しいのはユニケア社の「途中帰国で契約が終了してしまう点」です。
例えば1年で保険加入 ⇒ 1か月後に日本のご家族に呼ばれて一時帰国した場合、11か月分の保険掛け金を捨てることになります。

ユニケア社は日本の代理店さんも多いので、「ユニケア 途中帰国」でググるとあれこれ出てきます。長期滞在者にはかなり厳しいルールですよね、、

そしてSCTI社は医療費の上限が10万ドルまで、例えば手術と入院で2000万円掛かった場合には1000万円以上の借金が残ります。これでは保険の意味がありません。

以上より一般プランはOrbit社しか選択肢に残りません

・・・まぁ、もともと掛け金もお得ですし、日本語パンフレットもありますし、政府規定の学生プランも扱っている信頼できる会社ですので、上記の注意点がなくてもOrbit社が選ばれ易いのですが、いずれにせよ一般プランは、Orbit社が断トツで好条件です。

ちなみに学生プランに関しましては3社とも途中帰国しても契約は失効しませんし(出国期間の規定はあります。無制限に契約が続行するわけではありません)、SCTI社も医療費は無制限補償です。学生プランには元になる法律がありますので、こういった重大な相違点はありません。上記はあくまで一般プランの注意点です。

ニュージーランドの現地保険に加入する方法

ニュージーランドの現地保険に加入する方法

弊社サイトではOrbit(オービット)社の学生プランと一般プランの加入方法を以下でご紹介しています。

まとめ:ニュージーランド滞在中の海外保険

簡単に言ってしまえば、Orbit(オービット)社の無双状態です
留学先の学校がOrbit社を扱っているのならば学校経由でOrbit社の学生プランに加入、それ以外の保険を扱っているのならば、自力でOrbit社の保険に入るのも選択肢です。そういう方、結構多いです。

まとめ:ニュージーランド滞在中の海外保険

またOrbit社のプランは格安のPrimeプランと、そこから携行品補償を抜いた超格安のLiteプランから選べます。手続きはクレジットカードを使って10分程度で済みますし、特に難しいことはありません。

そしてワーホリで学校を卒業した後にニュージーランドに残る場合、卒業の2週前を目安に一般プランに加入します。
こちらも学校のパソコンを使って放課後に10分程度の手続き ⇒ 発行された証書をカウンセラーさんに印刷して貰えば、それで手続き完了です。

ちなみに留学をしないワーホリをお考えの場合は一般プランに1年で加入すればOKですし、ワーホリ後の就労ビザでも、Orbit社の一般プランに加入できます。
実際、ワークビザで働くレストラン関係者、旅行業界のスタッフ、また英語学校関係者でも、Orbit社の保険に入っている方はとても多いです。

英語学校関係者でも、Orbit社の保険に入っている方はとても多いです

本ページはあくまで事務手続きのご説明及び、一般的なインフォとなります。
保険の補償内容の範囲や約款の法的な解釈、また特殊なケースや既往症の取り扱いなどにつきましては保険会社にお問い合せの上、全て自己責任の範囲でご判断ください。
また弊社サポートをご利用でない方が弊社サイトの情報により何かしらの問題があった場合でも弊社では一切責任を負いかねます点、ご了解ください。
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