留学期間と学校規模の関係

就学期間と学校規模の関係

ニュージーランド留学で悩むのは学校選びです。

とりあえず色々なご希望はあるかと思いますが、まずはロジックで埋められるところは先に埋めておくのが定石です。

そして結論から先に書きますと、3か月以上の留学をお考えの場合、最低でも80名程度の学校から選ぶのが基本になります。

  • 英語学校のクラス平均人数は12名程度です
  • ですから例えば50名規模の学校は、4~5クラスしかありません
  • またこの場合、「英検2級以上」が最上位クラスになるケースがほとんど = 英検2級の学生も準1級の学生も同じクラスになります
  • 結果、小規模の学校は英検2級以上の伸びが大規模校に比べて悪くなります

それではこの点、もう少し掘り下げて考えてみます。

英語学校のクラスレベルと学校の総学生数の関係

ざっくりとですが、ニュージーランドの英語学校のクラスの平均学生数は12名程度です。
ですから総学生数が50人の学校であれば英語レベルは4~5レベル、100人の学校であれば8~10レベルというのが一般的です。

でも、こっちのサイトでは50人のこの学校、9レベルまであるって書いてあるよ?

それは「もしも学生が集まるなら、9レベルまで開講出来るよ」というだけのことで、実はあまり意味の無いデータです。

小規模学校は「レベル数」と「クラス数」の内、レベル数だけ書いてあるパターンが多いです。

いずれにせよ割と身も蓋もない話ですが、英語学校もビジネスですので、損益を無視してまでクラスを開けることはありません
目安として「総学生数 ÷ 12名」というのが、実際のクラス数になります。

ニュージーランド留学における、小規模学校特有の問題点

前述の通り50~60人規模の学校のクラス数は4~5となるのですが、具体的なクラス編成は以下のようになりがちです。

英検4級レベル 0~1クラス(通常1)
英検3級レベル 2~3クラス(通常2~3)
英検2級レベル 0~2クラス(通常1)
英検1級レベル 0~1クラス(通常0)

ニュージーランドの英語学校で最も学生が多いのは英検3級レベルですので、小規模の学校ですとまずはここで2~3クラス作り、後は状況に合わせつつ上下に1クラス、という編成が一般的です。
また英検1級レベルのクラスは数年に一度、1か月程度だけ開講出来るかな・・・というパターンがほとんどです。

確かにこれだと、たとえば1年や6か月の長期留学は無理っぽいね。

そうなんです。
以上より目安として「現状で英検3級レベルであれば、小規模学校で3か月を以上の留学は難しい」ということになります。

毎週月曜の新入生の英語レベルによって、クラス編成が大きく変わります

そして次に考えるべきは「小規模学校のクラス編成の難しさ」についてです。

たとえば「be動詞から学ぶ必要のある学生」が3~4人入ってきた場合、それに合わせた初歩レベルクラスが開講されます。この点は小規模であっても大規模であっても同じです。

しかし例えば「英検4級レベルの学生がほぼいない場合」、小規模学校ですと学校全体で4~5クラスしか取れませんので、クラス編成で大きな問題が発生します。

この場合、「まずは5級レベルのクラスを作り、そこに3級レベルの学生を5~6人入れ、3級クラスに準2級クラスから2~3人を入れて・・・」というスライド方式の調整がなされるのですが、その結果としてクラス内の英語力に大きな差が出てしまい、学校全体で「授業が簡単すぎる(or 難しすぎる)」という問題が発生してしまいます。

初級クラス 英検5級レベル3人、英検3級レベル6人
準中級クラス 英検3級レベル12人
中級クラス【A】 英検3級レベル9人、英検準2級レベル3人
中級クラス【B】 英検準2級レベル10人
上級クラス 英検2級レベル以上7人

上記のように5レベル50人という学校であっても、クラス内の英語力が一定しないクラスが出てしまいます。

もしくは「5級で1クラス + 5級以外の3クラスを全て16名にする」という方法もありますが、これも結局は1クラスあたりの学生数が多いために差が開いてしまう & クラス人数の面で公平性を保てませんので、これを採用する学校はほぼありません。

以上より50~60名程度の小規模学校は「新規の入学があるたびにクラス内の英語力の差が上下に動き、授業の難易度が安定しない」という性質があります。

またこの問題は「小人数制」の学校で、更に顕著になります
ただでさえ厳しい状況なのにクラス人数に制限がつくことで、中~上位クラスの英語レベルが更に一定になりません。この点は少人数制の隠れデメリットですので、注意が必要です。

小規模学校は新しいクラスを開けられません

ちなみにこの場合、学校は5級レベルの3~4人のために新しいクラスを開けられないの?

開けられません。
やはり経営面 / コスト面から「不定期に発生する3~4人のクラス」のために、通年で講師と教室を用意できません。

以上より3か月以上の留学をご希望の場合、最低でも80人以上の英語学校を選ぶのが基本です

それであれば学校全体で7~8レベル ⇒ 恒常的に英検準1級レベルのクラスまで作れますので、ストレス無く段階的に英語力を伸ばせます。
小規模な学校特有の問題点

まとめ:小規模学校の問題点はクラス編成にあります

小規模学校のクラス編成は講師のレベルやカリキュラムなどでどうにかなる問題ではなく、また校長や講師が有能だと誠実だとかの問題でもありません。単純に小規模学校とは「そういうもの」なのです。

そして以上の理由から小規模の学校には長期留学生が集まりづらく、結果として短期留学生しか集まらない ⇒ 初級・中級クラスが増える ⇒ 上位クラスが無いので長期留学生が敬遠する ⇒ 短期留学生しか集まらなくて・・・というループになってしまっています。

大規模である事の強力なメリット

それに対して200名レベルの大規模学校ですと、恒常的に英検5級レベルが1~2クラスあり、4級から2級が10~15クラス、準1級以上も3~5クラスといった編成になります。つまり上記の問題がそもそも発生しません。

初級クラス 英検5級レベル12人 @ 1クラス
準中級クラス 英検4級レベル12人 @ 3クラス
中級クラス【A】 英検3級レベル12人 @ 6クラス
中級クラス【B】 英検2級レベル12人 @ 3クラス
上級クラス【A】 英検準1級レベル以上12人 @ 2クラス
上級クラス【B】 英検1級レベル以上12人 @ 2クラス

上記の通り大規模な学校は恒常的にクラス内の英語レベルが安定し、学校としてどの英語レベルにも柔軟に対応しています

上記のサンプルは200名で17クラスです。
ここから逆算しますと80~100名のクラスであれば、初級から上級まで常に安定したクラスレベルを維持できるのが分かります。
以上より弊社では、基本的には80名以上の学校への留学をお勧めしています

大規模英語学校は中級レベルに強いです

また日本人が足踏みしてしまいがちな英検3級から2級に関して、50人規模の学校は2~3クラスしかありませんが、200人規模ならば10クラスを維持できるのも注目ポイントです。

そして更にこれが総学生数500人を超えるNZLCオークランド校ならば、同じレンジを20クラスに細かくレベル分けしています。これはやはり、とても強力なメリットになります。

NZLC オークランド校

英語学校のクラス数と英語力の伸びの関係

そして「クラスメイトと同じ英語力で授業を受けられる」というのは「授業中の無駄な質問が無い」=「無駄な時間が少ない」=「授業の質が高い」という事ですので、大規模校は英語力の伸びも良くなります

そしてもう一点、大規模であれば講師が合わなかった場合に、クラスの移動が可能です

じゃ、基本的には大規模の学校の方がいいって事?

やはり、そうなります。
授業の質は講師のレベルやカリキュラムによる違いもありますが、やっぱり「クラスメートの英語力がほぼ同じ」というのが大きいです。簡単過ぎる質問で授業が止まる事も少ないですし、高度過ぎる説明が続く事もありません。

正直、カリキュラムや講師の質による影響よりも、学校規模による影響の方が何倍も大きいです

それに教える側もラクだしね。その相乗効果で時短&授業のクオリティもアップしそう。

本当それです。
結果として大規模のデメリットはほぼ何も無く、メリットしかない状況で、且つ、そのメリットが強力過ぎる状況です。単純に構造として有利なのですね。

100名前後の中規模学校は、その中間です

そして中規模の学校は「メリットは大きく無いけれど、デメリットは無くて快適」といった状況です。ですから立地やコース内容次第で、中規模はとても良い選択肢になり得ます。

最後に念の為、小規模学校を選ぶ理由は?

それでもやはり、小規模校のアットホームさは魅力です。
なんだかんだで大規模学校には進学目的やガチ系の留学生が集まりますので、その雰囲気が微妙とお感じになるケースもあるかと思います。

その他、ネルソン・イングリッシュ・センターのように「たとえ希望者が1名しかいなくてもIELTSコースを潰さない」と宣言している学校であれば、授業レベルと学校の雰囲気の良いトコ取りが可能です。

まとめ:留学期間と学校規模の関係

安定、細かなレベル分け、クラス変更

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