現地の体験レッスンが敬遠される4つの理由

現地の体験レッスンが敬遠される4つの理由

結論から書きますと、「現地で学校を見て、体験レッスンを受けてから英語学校を決める」というのに、メリットはほぼありません。

その理由として第一に、「体験レッスンで参加するクラスの講師」と「入学後、実際に習う講師」が違うためです。

あれ?実際の先生の授業の体験はできないの?

できないケースの方が多いです。
また運良く実際の先生に当たったとしても、それはそれで微妙だったりもします。

・・・ということで本記事の内容を、まずは箇条書きにしてみます。

  • そもそも「体験レッスンの講師」と「入学後の実際の講師」は別人のパターンばかりです
  • 学校を決めるまでのバックパッカーズ生活、普通にかなり厳しいです
  • またこの期間、思っているよりも出費がかさみます
  • そして一番重要なポイントとして学校見学は、「到着直後の感動や新鮮な視点」という留学の醍醐味を、みすみす捨てることになってしまいます

本記事ではこの点、ちょっと掘り下げて考えてみます。

入学後は基本、体験レッスンとは別の先生のクラスになります

入学後は基本、体験レッスンとは別の先生のクラスになります

訪問者ビザやワーキングホリデービザでの留学であれば、現地到着 ⇒ 学校の体験レッスンに参加 ⇒ その上で学校を決める、という流れを作れます。

しかし体験レッスン(トライアル・レッスン)で授業に参加出来るのはどの学校も一度だけで、且つ、学校には講師が「クラス数×1.5倍」程度は居ます。
つまり学生数100名規模の学校ならば交代要員を含め、15~20名の講師が所属しています。

・・・ということで、基本的に体験レッスンの講師と入学後の実際の講師は別人になります

イメージとしては「有名な美容師さんのテクニックを見せられた後に、別の美容師さんに切ってもらう」ような状態です。

・・・でも逆に言えば低確率ながら、同じ先生になることもあるのでは?

その通りです。
学校によっては「できる限り、入学後に割り振られるであろう先生のクラス」に割り振りますし、そういったケースも少なくありません。

しかし運良く同じ先生に当たったとしても英語力が上がれば別のクラスに移りますので、体験レッスンに意味があるのは「クラス変えが行われるまで」です。そして通常、どの学校でも4~6週おきにクラス替えがあります

つまり「講師ガチャ」を当てられたとしても、意味があるのは最初の1か月程度ってことか・・・

その通りです。
そしてこの薄いメリットのために「数週間かけて学校見学する」というのは、さすがにコスパが悪すぎます。

いずれにせよ、そもそもの「実際に学校を見てから判断したい」というリクエストに対し、学校見学や体験レッスンは本質的な回答にはなり得ません。

シンプルな事実として実際のクラスや実際の講師を見て英語学校を決めるのは、そもそも不可能なのです。

現地での体験レッスンがメリットになり得るケース

現地での体験レッスンがメリットになり得るケース

それでも中には「授業を一日体験すればその学校のレベルが分かる」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

・・・が、実際には人気のある先生をヘッドハンティング ⇒ それを看板にしている学校もありますし、正直、プロの私が体験レッスンに出ても学校のレベルまでは分かりません。

またヘッドハンティングまでしていない学校でも、通常は学校で一番人気の先生を出してきます。実際、人気のない先生のクラスを見せる理由もありませんしね、、

ですから体験レッスンを受けたくらいでは、学校のレベルは分かりません。分かるのはせいぜい、その講師にスキルがあるかどうかくらいです。

「有名な美容師さんのカットテクニックを見せられた後に、別の美容師さんに切ってもらう」という喩え、よくわかったよ。

しかしそれでも「学校の雰囲気や空気感を掴める」というのは、あるかと思います。
ふわっとしたメリットですし、どちらかと言えば「体験レッスン」ではなく「学校見学」のメリットですが、過去に留学経験がある方や現地で2校目をお考えの場合、学校見学にも意義はあるかと思います。

また色々とあって既にニュージーランドに到着されている方であれば、折角ですので学校の空気感をチェックするのもアリだと思います。この場合はできる限り弊社スタッフが学校に同行して、校内をご案内させて頂いています。

現地で学校を見て回る場合の到着直後の生活リスク

さて次にデメリットについてです。

学校見学をする = ニュージーランド到着直後は英語学校に入学しませんので、日本出発前のホームステイの手配が出来ません。
ですから学校を見てまわる間はバックパッカーズやユースホステルなどに泊まる事になります。

しかしお手軽な宿泊施設、特に相部屋にいる日本人旅行者は、泥棒達の格好のターゲットです

特にニュージーランド到着直後の日本人は英語も話せず、自己防衛の意識も低く、その割には現金やスマホを持っていると思われていますので、すぐに狙われてしまいます。ですから最初は金銭的に無理をしてでも、個室の滞在を考えるのがベターです。

実際に英語を話せても、自己防衛の意識が高くても、やはり標的にされてしまいます。問題は実際の状況ではなく、「泥棒たちが」日本人をそう捉えている点にあります。

日本人は泥棒に狙われやすいです

またそれ以外にも到着直後は時差とストレスで注意力が低下して事故に遭ってしまう、気温差と疲れで風邪を引いてダウンするなど、予想以上にトラブルが起こります。実際、怪我や病気はニュージーランド到着後1か月以内に集中します。

そして本当に怖いのは多重トラブルです

例えば「体調を崩して寝込んでいる間に盗難に合う」、「パスポートとお金を落として慌てて警察に ⇒ 部屋の鍵を掛け忘れてスーツケースも盗まれてしまう」、「時差ボケで軽い交通事故 ⇒ 看病する人も食事を作る人も居ないので病気にもかかる」など、海外でのトラブルは連鎖しやすい性質があります。

現地での学校見学は、想像以上に出費がかさみます

例えば8~10人の相部屋、最安値の部屋に滞在するとしても宿代だけで200ドル/週程度掛かります。

また生活が安定するまでは、なんだかんだで外食が続きますので、宿代と合わせた生活費は350~400ドル/週程度が目安になります。

そしていざ学校を決めたとしても、ホームステイ先はすぐには決まりません。

学校決定と手続きを2~3日で済ませ(当初の目的である「しっかりと学校を見てから決める」というのは完全に無視ですが・・・)、そこからホームステイの選定を急いで貰って1週間で決めて貰ったとして、最低2週間はその生活が続きます。

ホームステイの選定には通常、2~3週間掛かります。1週間で焦って決めると、どうしても条件が落ちてしまいます。

現地での学校見学は、想像以上に出費がかさみます

なら、ホームステイじゃなくてフラットを探すのはどうかな?

これは更に難易度が上がります。
実際に到着1週間以内に学校を探しながらフラットを決めるというの、経験者でなければほぼ不可能です。少なくとも当初の目的である「時間をかけた学校選択」や「満足の行くフラット選定や内見」はできません。結果としてどうやっても最低で2週間、通常であれば3~4週間は不安定な生活が続きます。

・・・が、そもそも1年しかないワーホリの3~4週を、こんな事で過ごす意味ってありますでしょうか?

貴重な時間を使い、荷物や健康や盗難のリスクを背負い、実際の講師ではない先生のレッスンを体験して、条件の落ちるホームステイに入ってまで、得られるメリットは特にありません。

・・・というのを踏まえつつ、それでも以下のような体験談を見かける事もあるかと思います。

私は先月までワーホリでニュージーランドにいました。
バックパッカーズに泊まっている日本人旅行者はとても多いです。特に危険な事も無いですし、自炊するならお金も掛かりません。またスーパーでは食パン2斤が2ドルで買えます。
私の経験から言えば250ドルもあれば余裕で1週間以上暮らせますので、その間にじっくりと学校を見てまわれます。
またフラットなんて、1週間で決められますよ。4週間だなんて大げさです。

これも正しい情報です。間違った点は一つもありません・・・が、そもそもの前提が違います。

改めて、ニュージーランド到着直後の方にとって、バックパッカーズ生活は決して容易ではありません。到着直後の方と現地生活にも慣れている方では、見ている世界が違います。

そもそもニュージーランド到着直後はマクドナルドの注文ですら怖く、難しいものです。
その状況下でWebを使った日本からのホテル予約、空港からの移動、換金、ホテルのチェックイン、近場のスーパーやレストランの把握、トラブル時の病院と警察対応のための事前チェック、買い出し、自炊、洗濯などをしなければなりません。

しかも長時間フライトからくる疲れ、時差ボケ、気候の違い、生活スタイルの変化、相部屋生活や慣れない貴重品の管理から来るストレスなどにより、体力も判断力も急激に低下します。

この状況に更にプラスして「学校探し」や「フラット探し」まで積み上げるのは、幾らなんでも無理があります。どんなに楽観的に言っても、「簡単」ではありません。

でもそこはサザンクロスがサポートしてくれればいいんじゃないの?

大変申し訳ないのですが、弊社の現地無料サポートは「学校のお申込み・お支払いが完了している方」が対象ですので、このケースですと弊社がお手伝いできる部分がありません。

現地での学校見学、最大のデメリットについて

現地での学校見学、最大のデメリットについて

ちょっと真面目に語ります。

実は学校見学の最大のデメリットはお金や手間、学校の決定云々ではありません。

そんな事より、そもそもニュージーランド到着直後の数週間は、日本とは違う街並みや景色に心奪われる為の時間です

文化の違いを楽しんだり、カルチャーショックを受けたり、そういった体験の為の時間です。

最初の数週間は毎日がキラキラと輝きます。

本当に街が光って見えます。

全てがキラキラと輝いて映ります。

しかし到着直後からのバックパッカーズ生活は、そのキラキラを損なってしまいます。

英語力の不安、

見知らぬ人との共同生活、

荷物と貴重品を気にかけながらの自炊、シャワー、洗濯、睡眠、

病気と怪我のリスク、

孤独、

そして学校見学で切り取られる貴重な時間。

折角のニュージーランド生活、最初の数週間をこんな状態で過ごすのは勿体無いと思いませんか?

冒険や節約やアクシデントは、後回しで良くないですか?

学校とホームステイが決まっていれば、放課後にのんびりとカフェ巡りができます。

ウィンドウ・ショッピングを楽しめます。

近場のビーチの散歩も出来ます。

ワクワクしながら街を歩けます。

友達もすぐに作れます。

生活の煩わしさから離れた状態で、ニュージーランドを満喫出来ます。

到着直後の新鮮な気持ちで、ニュージーランドに入って行けます。

そしてこのニュージーランドが新鮮に映る時間は、一生に一度しかありません

最初の数週間を逃してしまえば二度と手には入りません。

この大切な時間を潰してまで、学校探しをする理由はなんなのでしょう?

ちなみに前述した通り、体験レッスンではベストな学校を見つけられません。

体験レッスンで見つかるものは「あの先生の授業は面白い」というだけのことで、実際にはその先生のクラスには入れません。

百歩譲ってベストな学校が探せたとしても、

ニュージーランド到着直後のワクワク、ドキドキ、

新しい生活が始まる時の新鮮な空気、

自分の中で何かが変わりそうな気配、

前向きな予感、

キラキラと輝く街や人や時間、

そういった全てを捨ててまで、やる価値はあるのでしょうか?

そもそも最初にニュージーランド行きを決めた理由は何だったのでしょう?

学校探しをしたかったのでしょうか?

わくわく、ドキドキを感じたかったのでしょうか?

節約の為に2ドルのパンを探したかったのでしょうか?

それとも別の何かでしょうか?

では、その望みを叶える為には、どのようなスタートが好ましいでしょうか?

買物と自炊と学校見学の時間に追われ、異国の宿でスマホを眺めながら独りで食事をとるのがそれでしょうか?

最初の数週間を学校見学で潰すのは、本当に賢い選択でしょうか?

一生に一度しかない到着直後の貴重な時間、悔いが残らないようにするのが大切です。

現地で体験レッスンをするにしても、しないにしても、きちんと考える必要があります。

英語学校の授業もホームステイも、現地で延長可能です

確かにその通りだろうと思うし、正直、孤独で大変なスタートになるのは薄々気づいてた。でも、それでも学校選びで失敗したくないんだよ・・・

そのお気持ち、よく分かります。
そしてその場合はとりあえず現状で気になる学校に4週間だけ通うのをおすすめします

それで基点となる安全な生活を確保 ⇒ 上記のデメリットとリスクを回避 ⇒ その上で放課後に学校見学や情報収集 ⇒ そのまま学校を延長するなり転校するなりを現地で判断していけます。

ご希望があれば体験レッスン、弊社で設定いたします。もしくは弊社スタッフがご希望の学校にお連れして、校内をご案内することも可能です。

この点、どのパターンがご自身にとってベストなのかを、しっかりと考えていきましょう。

留学はご自身のお気持ちが一番大切です!

蛇足ではありますが・・・

でも正直、エージェントの経営的には出発前に学校を決めさせたいっていうの、あるんじゃない?
それで言ってるだけの可能性、排除できないかなぁ。

正直、日本で学校を決められても現地で学校を決められても、エージェントの儲けは同じです。

また体験レッスンをされた方はそのエージェントをご利用になりますので、むしろこんなページは書かずに黙って受け入れておく方が、会社の売り上げ的にはベターです。またエージェントとして「親身に学生の側に立っている感」も作れます。

つまりエージェントの経営的には、学校を敵に回し、売り上げや評判を落としてまで、本当のことを書くべきではないのです。このページ、学校も得してませんが、弊社も全く得してません。

・・・が、それでもこの記事を書くことにより、弊社クライアントの「無意味な時間」と「無駄な生活リスク」を回避できます。

なるほどね。でもついでにもう一つ。実は体験レッスンの予約が面倒だってことはない?つまり手を抜く為に、こんなページを作っているとか。

体験レッスンのご予約、エージェント経由ですと最短5分で設定できるんですよ。

あ、そうか。学校はむしろ、体験レッスンに来て貰いたいのか。

そうなんです。
ですから仕事を面倒に思うのなら、「黙って全受け」が最善手です。それで弊社は学校からの評価も得られます。

そんなこんなでこのページの内容、弊社以外ではまず聞かないだろうと思います。でもこれは弊社の意見や主観や感想ではなく、全てシンプルな事実です。

  • 体験レッスンに参加できるのは1クラスだけ
  • 講師は何十人もいる
  • 到着直後のバックパッカーズ生活はリスクが高い
  • 到着直後の異文化体験は一生に1度だけ

どれも否定できない事実です。
そしてこの状況に対して弊社は、「最初の1か月だけでも、日本からお申し込みになるのがベターでは?」と提案しているだけのことです。

うん、まぁ、だいたい分かったよ。とりあえず事実は事実として受け入れた上で、どうするかを考えてみるよ。

それが良いかと思います。

そしてここまで書いておいてなんですが、留学で最も大切な点はロジックではなく、学生ご自身のお気持ちです

ですから上記をご理解頂いた上でのご決断であれば、全く問題ありません。体験レッスン、お気軽に弊社までお申し付け下さい。すぐにご予約、お取りします!

さて、次の記事は・・・

次は「英語力の伸びと出発時期について」です。3分くらいで読めちゃいます。

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