結論から先に言ってしまえば、弊社をご利用であれば、ほとんどの他社留学エージェントさんより安全・確実な方法で学校手配と留学費用の送金が可能です。
・・・と自分で書いてしまうのは微妙なのですが、それでも弊社より安全な送金システムを運用・情報公開している他社エージェントさんを見た事がありませんし、幾つかの他社エージェントさんの送金方法には致命的な欠陥があります。ごく控え目に言っても、「送金方法に穴がある留学エージェントが多い」状況です。

この点はこのコンテンツを読み終わった後に、ご同意頂けるかと思います。
いずれにせよ弊社は「学生の留学資金を守ること」にプライドを掛けていますし、またこれが弊社の存在理由だとも考えています。この点で他社エージェントさんに負けるわけにはいきませんし、一歩も引く気はありません。
以上を踏まえつつ、弊社は他社エージェントさんもこのページ読んでいるのを承知で「弊社の手続きは、他のどこと比べても一番安全です」と書くだけの自信があります。
弊社はまだまだ小さい会社ですが、だからこそ逆に安全面に関しては頑張っていかないと、と考えています。
それでは早速「どうすれば留学資金を確実に守れるのか?」について、順を追ってご説明いたします。
過去の実例 : 学校や留学エージェントの倒産
さてここ数年で人気が出てきているニュージーランド留学、その理由としては「自然が一杯」、「英語の発音が綺麗」、「安全」、「ワーホリ制度がある」、「留学費用が他国と比べて安い」などが挙げられます。
安くて、安全で、自然が一杯。
ニュージーランドで生活している私にとって、そういった情報が日本で広まっているのは、とてもとても嬉しいことです。
しかしその陰に隠れて、深刻な問題も起こっています。
具体的には英語学校の倒産、留学エージェントの倒産や持ち逃げというのがそれで、これはもう、毎年のようにトラブルが起こっています。
そしてこの問題、注目すべきは過去に倒産した多くの英語学校や留学エージェントが、
- 日本 / ニュージーランドで最大級の規模の学校 / 会社で、
- 何十年もの歴史があり、
- 日本 / ニュージーランドで沢山の広告を出していて、
- 幾つもの留学雑誌にも紹介されていて、
- 誰もが「たぶん大丈夫だろうと」思っていた
という点にあります。

つまり中小だけじゃなくて、大きな学校やエージェントも倒産してるの?
その通りです。
ですから学校やエージェントの倒産や持ち逃げトラブルは、
「大きな学校だから大丈夫」
や、
「経営破たんしたのは、たまたまだよ。このエージェントは老舗だし利用者も多いから倒産しないよ」
といった言葉では解決できません。
結局のところ、倒産や破たんは会社の規模とは関係がないのです。
この点はしっかりと考えて自己防衛をしていかないと、今まで貯めてきた大切な留学資金が煙のように消えてしまいます。
イメージでは安全性を判断できません
改めてここで確認しておきたいのは、前述の5つが「自分のお金を安心して任せられるかどうかを判断する基準にはなりえない」という点です。
- 日本 / ニュージーランドで最大級の規模の学校 / 会社で、
- 何十年もの歴史があり、
- 日本 / ニュージーランドで沢山の広告を出していて、
- 幾つもの留学雑誌にも紹介されていて、
- 誰もが「たぶん大丈夫だろうと」思っていた
考えてみればこれらはあくまで「相対的な評価」でしかありません。
ですから「安心して留学費用を任せられるかどうか」を考える場合、上記とは全く別の理由・基準を設けなければなりません。つまり「安全に留学手続きをしたい」というリクエストに対して、
「この会社(学校)は大きいから大丈夫です」
「この会社(学校)は老舗だから大丈夫です」
「この会社(学校)は皆が利用しているから大丈夫です」
という回答は、論理的に成立しないのです。
そして学校や留学エージェントの倒産には「返金に関する問題」が付きまといます。
実際に日本の最大手留学エージェントが倒産した際には一切の返金がなく、利用者はそのまま泣き寝入りする結果になりました。なんとも後味の悪い話です。
安全面を考えるのなら、発想の転換が必要です
さて話は変わって現地の情報について。
現在は英語学校や留学エージェントの情報を留学雑誌やパンフレット、留学系サイトやブログ、SNSなどで比較的簡単に手に入れられます。
英語学校であれば総学生数、エージェントであれば会社の規模、創立時期、利用者の感想、人気ランキングなど、分かりやすい情報から分かりづらい情報まで一通りの情報は揃います。
しかし過去の実例を見てみますと、「大きい英語学校だから大丈夫」や「雑誌広告に載っているから大丈夫」というのは、「安心して授業料・ステイ代金を任せられるかどうか」には関係ありません。
大きな学校も潰れましたし、老舗のエージェントも潰れました。皆が大丈夫と言っていた学校も潰れましたし、また有名雑誌で紹介されていたエージェントも潰れました。そしてもちろん、小さな学校や留学雑誌に出てこない学校も潰れました。
当たり前と言えば当たり前ですが、これは「潰れない会社」というのが原理的に存在し得ないためです。
ですからここで発想の転換が必要になります。
具体的には潰れない学校や留学エージェントを探すのではなく、潰れても授業料の返金や代替学校の紹介措置を取る体制が整った学校、エージェントを探すという方向へのシフト・チェンジです。
考えてみれば「安心して授業料・ステイ代金を任せられる」という点に関して言えば、「最初から潰れた時のことを前提に対処する」しかないのです。
現在、日本の銀行は破綻した場合でも1000万円までの預金は補償されますが、この法律は2002年の銀行危機の「銀行も潰れる」という教訓をもとに作られました。
ですからもしもこの「1000万円の補償」が無いのなら、メガバンクであっても老舗銀行であっても誰も利用しないでしょう。つまりサービス内容や特色は、安全性があって初めて成立する要素なのです。
以上を踏まえ、ニュージーランド留学も【安全性】と【好み】の2段階で考える事になります。
つまりまずは安全な英語学校・信頼できるエージェントを探し、その中から好みに沿うかどうかを考えることになります。
ここまでのまとめ
- 学校も留学エージェントも倒産します
- 倒産は会社の規模や知名度、創業年数などに関係なく起こります
- 実際にニュージーランド最大の学校も潰れましたし、日本最大手の留学エージェントも倒産しました
- ですから発想を転換して、「潰れても特に問題ない」という状況を作るのが大切です

・・・でも「潰れても大丈夫」なんて状況、本当に作れるの?
問題なく作れます。
それでは次のページ、NZQAによる学校管理に進みます。そこでまずは留学に対するニュージーランド政府の取り組みを確認していきます。