安全で確実な留学手続きに関する結論

安全で確実な留学手続きに関する結論

それではNZQAによる学校の管理からの続き、安全で確実な留学手続きに関する結論です。

これまでの流れから、結論は以下の2点です。

  • 入学する学校がNZQA認定校である点を確認する
  • 留学費用はエージェントではなく、全額を学校に直接支払う

たったこれだけで、留学費用を確実に守れます。
この2点さえ守っていれば、たとえ学校が倒産しても、留学エージェントが破たんしても、保障された返金を受けられます。

なんか、結論はあっけないくらいにシンプルだね

そうなんです。
しかし結論だけを知っている状態ですと、割と簡単に落とし穴にはまってしまいます。

たとえば「支払い先は留学エージェントだけど、学生名義の領収書を学校から発行して貰えるエージェント」を利用するのはどうでしょう?これは大丈夫なパターンでしょうか?

また「学費の支払先を、留学エージェントと学校の両方から選べるエージェント」はどうでしょう?これは安全と言えるでしょうか?

あー、そう言われると微妙に分からないかな・・・

ですから安全に手続きを進めるためには、ニュージーランド留学の状況や背景、経緯、そして「どうしてそうなったのか?」という部分を把握しておかなければなりません。

そんなわけでもう少しだけ、長話にお付き合いください。繰り返しになりますが、全ては今まで貯めてきた留学資金を守るためです。

まずは送金先の銀行口座を特定します

学校の正確な銀行口座を特定するには、NZQAが公開しているデータを利用して特定する必要があります。
この点は別のページでご紹介しています。

この方法で実際に学校が存在している点、その学校がNZQA認定校である点、そしてその学校の正しい銀行口座情報を取得できます。

実際、過去に「実在する学校の名前でサイトを作り、そこに偽の銀行口座の詳細を書いて送金させる」詐欺がありました。
詐欺グループはそこまでやってきますので、しっかりと自衛していきましょう。

オークランドの学校なのに、銀行支店はウェリントンだったりしもします

ちなみに調べてみますと学校の銀行口座は支店が別の都市だったり、受取人名が学校ではなく信託会社の Public trust 社だったり、会計事務所だったりします。
しかしこの点、どうしてそうなっているのかは、前ページで説明した通りです。正しい手順で特定した銀行口座ならば、それで問題ありません。

学校への直接送金が必須の理由

これは当たり前過ぎて見落としがちなのですが、「返金は費用を支払った者に対して行われる」という原則があります。
ですからもし留学費用を「あなた」が学校に送金した場合、キャンセル時に返金を受け取るのは「あなた」です。

しかしあなたが留学費用を留学エージェントの銀行口座に送金した場合、学校や信託会社の返金先は「留学エージェント」です。NZQAや政府が守れるのはここまでで、その先のことは「あなた」と「留学エージェント」の問題になります。

・・・いや、さすがにその場合、エージェントから返金されるんじゃないの?

そうなると良いんですけどね。

しかしたとえば約款に「返金規定」があるのならば、たとえその規定が一般的には「不当」や「取り過ぎ」に見えたとしても、法的に正しいのは留学エージェント側です。裁判をすればサインをした学生側が負けてしまいます。

エージェントがいつの間にか、味方じゃなくなってる・・・

そうなんです。そこが留学の安全性、最後の落とし穴です。
ですから留学エージェントに好き勝手させないよう、留学費用は学校に直接支払わなければなりません

留学エージェントの返金規定を確認しないといけない状況が、既にNGです

これまでの説明の通り、学校からの返金に関してはNZQAが責任を持って管理しています。
政府は専用の法律まで作り、学校が「返金しない」という選択肢を徹底的に潰しています。また学生の留学費用は学生が卒業するまで信託会社や会計事務所によって管理されますので、倒産時に返金出来ないという状況もありません。

しかし留学エージェントを縛る特別な法律はありません。

ですから留学エージェントにお金を払う際には個々に契約書を作成し、その都度返金規定を確認しなければなりません。

ただ、実際問題としてどうでしょう?

そもそも契約期間や返金要求を申し出た日付によって返金額が細かく変わるニュージーランド留学、幾つもの項目を作るのはとても面倒な作業です。

そこで大抵の留学エージェントは「学校から返金があった場合、弊社はその20%を徴収します」や「弊社は500ドル、もしくは10%の多い方を徴収します」いった返金規定を作っています。
また「必要経費を貰います」というパターンも多いのですが、この必要経費の内訳を開示していないケースもあります。

ちなみに弊社は学生からお金を受け取ることがありませんので、全ての返金は弊社を介さず、直接学生に支払われます。ですから学生に対する返金規定もありません。

いずれにせよ留学エージェントに留学費用を払うのなら、返金規定をチェックしなければなりません。

そして日本の留学エージェントならば日本の法律、ニュージーランドの留学エージェントならばニュージーランドの法律、場合によっては日本とNZの両方の法律を考えなければならないでしょう。

しかし留学エージェントの私が言うのもなんですが、相手は海千山千の専門業者です。

契約の核心的なことは隠せますし、都合の良い英語の言い回しトリックもあります。またいざとなったらニュージーランド人の弁護士を出しますし、その資金もコネもたっぷりとあります。正直、個人で留学エージェントとやりあうのは難しいだろうと思います。

また、例えそこまでやったとしても、安心出来ません。

  • まず第一に、その留学エージェント自体が潰れないとも限りません
  • 更に留学エージェントの持ち逃げは毎年のように起こっています
  • 実際、返金に関する訴訟やトラブルは毎月発生しています
  • そしてこれらの問題が起こった場合、大抵は「既に手遅れ」の状態です

改めてハッキリとさせておきますが、今まで長々と説明してきたことはNZQAに縛られない存在 = 留学エージェントの介入によって全て崩れてしまいます。

それは悪徳エージェントだとか優良エージェントだとか、そういうことにも関係ありません。単純に留学エージェントに費用を支払った瞬間に、NZQAが関与しない空白状況が生じてしまうのが問題なのです

簡単な話、優良な会社でも親切な会社でも潰れる時は潰れます。

善良な社長が潰した会社なんて、世の中には掃いて捨てるほどあります。真面目で実直な社長が振り出した不渡り手形で、今日も誰かが泣かされています。

「会社なんてそうそう潰れるもんじゃないから平気だよ」

「ここは大手留学エージェントだから安心だ」

「ずいぶんと親切にして貰ったから、この会社を利用する」

「雑誌に広告が載ってるエージェントだから大丈夫」

「みんなが利用しているから安全だ」

「大きなオフィスを持ってるから安心だ」

こういった言葉は全て無意味です。実際に2008年に倒産したエージェントは日本第三位の最大手 & 老舗 & 有名で、これらの条件をすべてクリアーしていました。

そしてその理論でいうと、弊社だって信用できません。

弊社はただこの問題に対する解決策を出しているだけであり、会社そのものが信用できるかどうかはまた別の話です。留学の安全性について長々と説明をしてはいますが、「イコール信用できる」とはなりません。

そもそもこの記事の目的は、
「徹頭徹尾、何一つ信用できないレベルの留学エージェントを使ったとしても、これを守っていれば大丈夫」
という方法の提示と証明です。ですから弊社はこの記事を書くことで信用を得ようとは思っていませんし、信じて貰いたいとも思っていません。この方法を守るのなら、そもそもエージェントを信用する必要がないのです。

いずれにせよ、「ここまで情報を開示している留学エージェントだから」というのは、弊社を信頼する理由になり得ません。

何度でも言います。

そういった理由は安心や信頼性とは無関係です。

全てアウトです。信じちゃダメです。

規模が大きくても、老舗でも、親切でも、情報を詳しく説明していても、留学費用は守れません

安全で確実な手続をするためには、ニュージーランド政府が提供するサービスや法律サポートを正確に利用するしかありません。むしろエージェントの介入は邪魔でしかありません。
エージェントには手続きだけ手伝ってもらって、お金に関する部分は完全にシャットアウトするのがベストです。

とにかく留学手続きは本当に怖いもの、最後の最後で一つでも不確定要素が入り込んでしまえば、それで全てが終わってしまいます。

まとめ:安全で確実な留学手続きに関する結論

結論はとてもシンプルです。

  • 入学する学校がNZQA認定校である点を確認する
  • 留学費用はエージェントではなく、全額を学校に直接支払う

たったこれだけです。
ただしここから1ミリでも外れたら、もうどうなるか分かりません。そしてこの点を軽く見ているエージェントはとても多いので、注意が必要です。

また上記を踏まえて、留学エージェントの選び方も以下のページでご紹介しています。

正直、これは手前みそ・自画自賛になってしまう部分が多いのですが、それでも騙しのテクニックや隠れ料金について、知っておいて損はありません。お暇な時にでも、ざっと目を通してみてください。

タイトルとURLをコピーしました