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ニュージーランド入国カード オンライン版(New Zealand Traveller Declaration /NZTD)の日本語訳と書き方

2024年10月15日以降、ニュージーランドでは「紙の入国カード」が廃止されNZ到着の飛行機内での入国カードの配布もありません

この点はニュージーランド航空の公式サイトでもアナウンスされています。

結論として、ニュージーランドの入国カード手続きは出発の24時間前から提出できる「事前オンライン申請」が義務付けられています。

繰り返しになりますが従来の「紙の入国カード」は廃止されている点にご注意ください。

ニュージーランド入国申告書 NZTD(New Zealand Traveller Declaration)の日本語化

公式サイトが日本語に対応していますので、それを利用します。

【1】申請ページを開き、下段の「Select Language」をクリックします。

【2】言語の選択、下方にスクロールをします。

【3】日本語を選択して「Confirm」をクリックします。

【4】これで日本語化されました。「渡航申告の新規作成」から手続きを開始します。

【5】出発日時が確定している場合は申告手続きを進めます。

ニュージーランド入国申告書 NZTD(New Zealand Traveller Declaration)の書き方

「パスポート」と「航空チケットや予約確認書など、出発日時や出発便の詳細」を手元に用意します。

【1】まずは電話番号、国コードは「JAPAN」と書くと「+81」の選択肢が表示されますので、それを選びます。

【2】NZTDの申告はすべて英語で記入します

またパスポートは有効期限が十分にあることを確認します(通常、滞在期間 + 3か月以上。該当するビザ規定を要確認)。

【3】氏名とメールアドレスに間違いがないかを確認し、次に進みます。

【4】「便名」に「NZに到着する航空便名」を記入し、「検索」をクリックします。

【5】入力した旅程に間違いが無ければ「該当する航空便」が表示されます。

問題がある場合、日本を出発する航空便名で検索していないかをご確認ください。

【6】以下の画面が表示されたら「個人情報入力パート」が終了、次に「入管申告パート」に進みます。

【7】またこのタイミングで登録したメールアドレスに以下のメールが届いています。

「7桁の登録番号」は登録内容を変更をする際に使います。

【8】これ以降は申請したビザによって表示が多少変わります

それを踏まえつつ、ここではNZeTA(3か月までの観光ビザ)で入国する際の内容でご紹介します。

まずは「ニュージーランドの住所」、これはホテルやホームステイの予約確認書を参考に記入します。

「職業」は事務職ならば「OFFICE CLERK」や「EMPLOYEE」、建設系や技術職は「CONSTRUCTION WORKER」や「SKILLED TRADE WORKER」と記入します。

その他、自営業ならば「PROPRIETOR」、主婦ならば「HOUSEWIFE」、無職の場合は「NONE」、美容師や看護師など英語にしやすい職種ならば「HAIRDRESSER」や「NURSE」などと記入します。

【9】「在留資格」ページは事前に申請したビザによって表示が変わります。

以下はNZeTAで入国する際に表示される内容です。

【10】渡航履歴には「乗り継ぎ便の到着国」も含まれます。

【11】検疫品目について、判断がつかない場合は「はい」で申告しておくと間違いありません。

【12】次の「規制品目」は犯罪や関税に関係する質問で、この回答によって納税や聞き取り調査の有無が決まってきます。

「ニュージーランド以外で購入した物、又は免税店で購入した物」について、「明らかに中古であり、かつ、自分自身で使用するのが明白なもの」は含まれません。

ですからたとえば普段身に着けている洋服やスマートフォン、パソコン、時計、化粧品、アクセサリーなどは対象外です。

ただし日本出国時に「外国製品持ち出し届」を申請した高級時計や出発直前に購入した自分用の高額アクセサリーなど、気になる持ち込み品がある場合は事前確認が必要です。

【13】以下の画面が表示されればNZTDの記入は完了です。

あとは最後の「送信に進む」を出発前の24時間以内にクリック ⇒ NZTDの申告は完了です。

ニュージーランド入国申告(NZTD)の提出期間

ニュージーランド入国申告(NZTD)の提出期限は「出発の24時間前から入管手続き前まで」です。

基本的には出発前に提出するものですが、提出し忘れてしまった場合はニュージーランドの空港到着後、入管審査ゲート到着までに手続きできます。

ニュージーランド入国申告(NZTD)の提出にかかる時間

10分程度です。

NZTDのアプリをダウンロードする

NZTDのアプリはこちらからダウンロードできます。

ただしおすすめはアプリではなく「専用WEBページ経由」の申告です。このページを参考にさっと申告 ⇒ それで終わりです。

NZTDの登録内容の変更方法

申告内容は入国審査ゲートに到着するまでならば、いつでも更新 / 変更できます。

たとえば成田空港でお土産を買って食料品の持ち込み内容が変わった場合などは、NZ到着後に申告内容を変更する必要があります。

【1】まずはNZ移民局からメールで届いている「7桁の登録番号」を確認します。

【2】申請ページから日本語化を完了 ⇒ 「申告内容を編集する」をクリックします。

【3】7桁の登録番号とメールアドレスでログイン ⇒ 変更ページへのURLをリクエストします。

これでオンライン入国カードの登録内容を変更できます。

重要】NZTD以外にも必要な書類が2つあります

入管法で明確な規定がないものの、運用として薬関連と保険の書類は事前準備が必須です。

つまり「移民法で求められてはいないけれど、準備はしておかないとダメ」な書類です。

まずは【その1】病院で処方された薬を持ち込む場合、荷物検査の際に英文の処方箋の提示を求められることが多いです。

薬の持ち込みについては以下のページをご確認ください。

そして新型コロナ以降、【その2】保険の加入状況について聞かれるケースが増えています

具体的には入管ゲートで入国審査官から「海外旅行保険、もしくはNZの保険に加入していますか?」や「有効な保険証書を持っていますか?」などと聞かれます。

それで保険に入っていない場合は「病気になったらどうするつもりですか?」と質問される ⇒ きちんと答えられなれないと別室で詳しく聞き取り調査といった具合です。

そもそも入国審査で聞かれるにせよ聞かれないにせよ、海外滞在中の保険加入は必須です。

なんだかんだ最後に頼れるのは保険だけなので、入国審査に関係なく加入しておきましょう。

ニュージーランドは保険が安いことで有名で、「ワーホリの1年間、5~6万円で医療費無制限補償」といった超格安プランがあります。これが観光ビザの1か月だと1.0~1.8万円程度です。

ニュージーランド入国後の手続き

入国審査を抜けた後はニュージーランド国内線の乗り換え、もしくは市内へ移動することになります。

普通に空港バス or シャトルバスで移動するのが高コスパ&おすすめです。

スマホをお持ちでない方のための特別措置(紙のニュージーランド入国カード)

2024年10月15日以降、ニュージーランドの入国カード手続きは出発の24時間前から提出できる「事前オンライン申請」が義務付けられています。

それでもパソコンやスマホをお持ちでない方向けの特別措置として、オークランドなどの主要空港では「税関職員にリクエストすることで、紙の入国カードでの申告」も受け付けています。

ただしこの場合、通常の入国審査や税関審査ではなくなる点にご注意ください。

時間も手間も掛かりますし、「なぜオンライン申請ができなかったのか?」の詳細確認も行われます。

またその際に渡されるのは英語版の紙の入国カードですが、参考のため以下に過去に発行されていた日本語版の入国カードを紹介しておきます。

よくある質問

Q.日本語版の入国カードはあるの?

A.ありません。2024年10月15日以降、ニュージーランドの入国カード手続きは出発の24時間前から提出できるオンライン申請が義務付けられています。

Q.入国カードはどこで貰えるの?

A.紙の入国カード自体が廃止されました。現在は事前にオンライン申請するルールに変わっています。

Q.スマホもパソコンも持っていない場合は?

A.NZ到着後に税関職員にリクエストをすることで、特別措置として紙の入国カードで入国できます。ただし通常の入国審査や税関審査ではないので時間が掛かりますし、「なぜオンライン申請ができなかったのか?」などの詳細確認も行われます。

Q.紙の入国カードの日本語訳はある?

A.特別措置として紙の入国カード、日本語版はこちらにあります。

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