留学準備、いつから開始する?情報収集のタイミングが4~6か月前がベストな理由


ニュージーランド留学は学校の基礎情報や為替レート、また入国ルールが頻繁に変化します。

ですから早すぎる留学準備にあまり意味はありません。

しかしそれでも、事前にあれこれと調べるのは楽しいものです。

どの街に住むのか、大きい学校にいくか、小さい学校がいくか、留学期間はどうするか、ホームステイ期間は短い方がいいのかなどなど。

これは間違いなく留学の楽しみの一つです。

ただし過ぎた情報集めはいつしか「楽しさの前借り」に変わります

これはたとえば東京なんとかランドに行くとして、ファストパスや待ち時間、レストランの混雑状況やパレードやイベントも詳しく調べて分刻みのルートを作って・・・というのに似ています。

調べ始めは楽しいのですが、いつの間にかワクワクとした気持ちは消えてしまいます。

そして旅行当日は自分で立てたプランの奴隷になってしまいます。

せっかく色々と調べたのに、残念な1日になってしまいがちです。

・・・というのが留学で起こった場合、失敗できない謎のプレッシャーを背負いつつ無理なスケジュールに立ち向かう日々が始まります

正直これはかなり厳しいです。

留学の失敗パターンでも最悪の部類です。

ですからこれ、確実に避けておく必要があります。

早すぎる留学準備は不幸の入り口です。

とりあえず結論として留学準備は4~6か月前から始めるのをおすすめします。

せつめいアザラシ

ずっと先の留学については大枠のみを把握 ⇒ 詳細はスルーしておくのが鉄則です。

【結論】ニュージーランド留学の準備開始は4~6か月前がベストです

繰り返しになってしまいますが、早すぎる情報集めは「楽しさの前借り」です。

しかし予備知識も無いまま留学しても、楽しさは半減してしまいます。

・・・というバランスを考えた結果、だいたい4~6か月前に情報を集め始めるのがベストです。

その時期からの準備であれば、楽しさと事前準備によるメリットをベストな状態で得られます。

6か月以上先に留学するのなら、英語の予習と貯金以外にすべき準備はありません

たとえば今、1年後にニュージーランドへの留学を考えているA君、B君、C君が居たとします。

A君は全く準備をしていなく、B君はちょっとだけ情報集めをしただけです。

そしてC君はこまめに情報集めを続け、数か月かけて全ての悩みを解決したものとします。

6か月以上先に留学する際にするべき準備

また留学先についてもC君だけはニュージーランドにある全ての学校情報を把握して、
「この学校で間違いない!もう気持ちは変わらない!」
というレベルで選定を終えました。

つまりC君は「留学準備が終わった状態」です。

留学について思い悩むことが何一つない状態です。

全ての留学準備を終えたC君がすべきこと

さてこのC君ですが、明日から出発までにすべきことは【英語の予習】と【貯金】の2つだけです。

C君がどういったパターンの、どのような期間の、どのような留学を希望していたとしても、この2つ以外にすべきことがありません。

逆に言えばこの2つだけは、どんなパターンであっても役立ちます。

それでC君は半年間、しっかりと予習と貯金を続けました。

・・・そしていよいよ出発の半年前、留学手続きをする頃になりました。

が、そこでC君は以前決めた学校を選ぶでしょうか?

答えは「No」です。

その半年間で英語力が伸び、為替が変わり、貯金額が変わり、学校データも変わりました。

またビザについて、航空チケットについて、保険についてなども最新情報が変わりました。

その結果、C君にとってのベストが変わります。

つまり以前調べたあれこれは、ほとんど役に立たないのです。

結局すべてを調べ直し & 考え直すことになります。

以上より「1年以上先の留学について考えること」は、ロジックとしてほぼ意味がありません。

どうせすべて調べ直しです。

そしてまた準備を全く進めていないA君も、ちょっとだけ準備を進めたB君も、出発前にすべきことは【英語の予習】と【貯金】の2つだけです。

なぜなら早い段階で留学準備を終えたC君が再び情報集めをすることになったからです。

出発の半年前までの留学準備に意味はないのです。

結論として誰であっても、どんなパターンであっても、半年前までにできる留学準備は【英語の予習】と【貯金】だけです。

この2つだけは決して留学生を裏切らない、最強の留学準備です。

現地到着後、学校カウンセラーさん視点の「あるあるトラブル」

ところで、ニュージーランド滞在中も不安を抱え続ける学生は多いです。

留学エージェントのスタッフさんから説明を受けても、学校カウンセラーさんから説得されても、周りの友達からアドバイスを貰っても、日本に帰国するまで「どうしよう、どうしよう」が消えません。

まるで不安を探すためにニュージーランドに来ているような状態で、常に数か月先の心配ごとと、足元にある心配ごとに振り回され続ける感じです。

「頑張っているのに英語力が伸びません」

「このクラスはレベルが違ってる気がします」

「この先生ではなく、あの先生が合っている気がします」

「この授業で英語力が伸びるのか疑問です」

「文法の授業は既にわかっているので意味が無い気がします」

「ホームステイのママと気が合いません」

「アクティビティに参加しても友達が作れません」

「卒業後のフラット探しがうまく行くか心配です」

「卒業後の職探しが心配です」

「日本機構後の就職活動に役立つポイントが知りたいです」

確かに一つ一つの心配は正当なものですし、留学エージェントのスタッフさんや学校カウンセラーさんと共に解決すべきトラブルです。もしもこれらの問題が発生したら、迷っていないですぐにサポートスタッフに相談するのが鉄則です。

しかし「全てのトラブルを本気で気にし続けるパターン」の場合、不安や不満は消えません。

好きな先生のクラスに移動したら文法の授業が気になり、文法の授業は「知っている文法を使えるようにする」というのを理解してもクラスレベルに不満が出てきて、クラスレベルを無理に変えたために英語力の伸びが落ち込み、ふと卒業後のフラット探しの下調べに不安を感じ、さらに日本帰国後の事も気になって、、、といった具合です。

自分的にはすごく努力しているのに、楽しくならないし英語力も伸びません。

そして類は友を呼び・・・。

とりあえずこの状態に解決策はありませんので、「そうならないようにする」以外に取れる手がありません。

誤解を恐れずに書いてしまえば、留学は心配や不安や不満とセットです。

絶対に、何をどうやっても、だれがサポートしたとしても、留学中は心配ですし不安ですし不満が出ます。出ないわけが無いのです。

留学前も同じです。不安が消えるわけが無いのです。

ですからもしも現在、半年以上先の留学に対して不安に思って細かな情報集めをしているのなら、考え方を変える必要がありそうです。

ロジックとして「そもそも留学に不安はつきものあり、今すべき準備は英語と貯金だけ」です。

そこを受け入れ、【本当にすべきこと】を地道にやるしかありません。

成功する留学の鍵は、日本での生活の中にあります

基本的にニュージーランドでの生活は、日本での生活と変わりません。

たとえば日本で勉強をしてきた方は、ニュージーランドでもしっかりと学びます。

そして日本で予習した方は現地での英語力の伸びが良い ⇒ 結果として毎日の生活が楽しくなる ⇒ プライベートが充実 ⇒ 相乗効果で更に英語力は伸びていきます。またその流れで卒業後も英語力を伸ばしていく方が多いです。

そして逆に出発前に悩み続けた方は、ニュージーランドでも悩みながら生活をされるケースが多いです。

学校に入るまでは学校生活について悩み、入学翌日からは卒業後の生活について悩み、卒業後は日本帰国後の生活について不安に思う流れです。

それでまた英語力の伸びが悪くなる ⇒ その点について更に悩むループにハマりがちです。

とりあえず自分だけはそうならないよう、今なにをすべきなのかを改めて考えてみるのが大切です。

成功する留学の鍵は、日本での生活の中にあります