現在、ニュージーランドの入国カード手続きは従来通りの「入国審査官に紙の入国カードを提出」と、出発の24時間前から提出できる「事前オンライン申請」の2種類から選べます。
結論から先に書けば入国カードの申請は「日本語訳を参考にしながら記入できる」のがメリットで、オンライン申請のメリットは「10分程度の手続きで便利」な点です。
それを踏まえつつ以下の内容を参考に、自分にとってどちらがベターかを考えていきます。
紙のニュージーランド入国カードの書き方(NZ到着後、空港入国審査官に提出)
NZの入国カードの記入は「日本語翻訳版をスマホに保存する」か「事前に印刷」し、それを見ながら英語版を記入します。
英語版の入国カードはニュージーランドに向かう機内で英語版が配られますので、結論として出発前にすべきことは「スマホに日本語版ファイルを保存する」だけです。
日本語版ファイルは本ページで拾えます。ちなみに機内にはWiFiがありませんので日本語版は「事前にスマホに画像を保存」 or 「紙に印刷」しておく必要があります。
それでは以下、NZの入国カードの詳細と日本語訳、書き方を確認していきます。
まずはニュージーランドに向かう機内で配られる英語版の入国カードについてです。日本語訳と記入方法は後述しますので、さっと流し読みで大丈夫です。
念のためにPDFファイルも置いておきます。
新しいバージョンになって多少の変更はあるかもしれませんが、ほぼほぼこの内容を聞かれます。
NZの入国カード、日本語版があります
次に以下、ニュージーランド税関が発行している正式な日本語版の入国カードです。これを事前に印刷 or スマホに保存して、英語版の記入の参考にします。
現在、日本語版の入国カードでの申告はできません。また英語版を事前に印刷&記入も画質や用紙サイズやバージョンで揉めることがありますので、機内で配られる英語版の入国カードを利用します。
ニュージーランド入国カード / 日本語版
上記からPDFファイルをダウンロードできますが、以下に画像も表示させておきます。
ニュージーランドの入国カードを記入する際の注意点
念のために以下、NZの入国カードを記入する上での注意点です。
- [1] : 「搭乗地」
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経由便の場合、シドニーやバンコクなどになります。聞かれているのは「出発地」でない旨、ご注意ください。
- [1] : 「国内の連絡先または住所」
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ニュージーランド国内の住所を聞かれています。
ホームステイ先やホテルの住所を事前に調べて必ずご記入下さい。ここが空白のままですと入国審査でトラブルになります。 - [1] : 「携帯/電話番号」
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日本の携帯電話番号で構いません。例えば【070-1234-5678】の場合、国番号の「+81」を付けて市外局番から「0」を取り、【+81-70-1234-5678】と記入します。
- [2b] : 「一時滞在の主な目的」
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学生ビザは「教育」、訪問者ビザであれば「休暇」、ワーキングホリデーの場合は「休暇」を選ぶのが一般的です。
- [2b] : 「直近12か月以上滞在した最後の国」
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日本も含まれます。Japanとご記入ください。
- [3] : 「過去30日以内に訪問又は居住した国をすべて記入してください」
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日本も含まれます。Japanとご記入ください。
- [10] : 「以上の記入情報は正確であり、かつ記入漏れがないことをここに宣誓します」
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必ずパスポートと同じ署名をし、署名日の日付を記入します。パスポートと違う署名をした入国カードは無効です。
ニュージーランド入国カードのオンライン申請方法、New Zealand Traveller Declaration (NZTD)と注意点
ニュージーランドの入国カードは、「出発の24時間前から入館手続き前まで」であればオンライン経由で申告できます。
申告にかかる時間は10~15分程度、2回目の渡航や外国旅行に慣れている方ならば、こちらが便利かもしれません。
申告方法は以下のページから「専用WEBページ経由(Start your declaration)」と「アプリ経由(Get the NZTD app)」のいずれかを選べます。
基本的には「専用WEBページ経由」でブラウザの日本語翻訳機能を使うのが良いかな、と。わりと自然な日本語で表示されます。
ざっくりとした流れはyoutubeでも確認できますので、オンラインで申告する場合は参考にしてみてください。
ニュージーランド入国カード以外に必要な書類があります
入国カードは入国審査を受ける際に、審査官に提出します。
そこでカードにスタンプが押され、またすぐに返却されます。
その後荷物を引き取って税関に進み、最終的には税関の荷物検査官によってカードは回収されます。
(オンライン経由の申告の場合、紙のやり取りはありません)
そしてこの一連の流れの中でホテルの予約確認書や航空チケット、また病院で処方された薬を持ち込む場合は英文の処方箋の提示を求められることが多いです。
そして新型コロナ以降、保険の加入状況の確認も増えました。
学生ビザは申請時に保険加入が義務付けられていますので、高確率で保険証書の提示を求められます。ワーホリや短期の観光であっても保険証書(英文)の提示を求められることが多いです。
上記を踏まえ、薬の持ち込みについては以下のページをご確認ください。
併せて食品の持ち込みもチェックしておきます。
新型コロナ以降、保険の聞き取り&トラブルが爆増中です
学生ビザでの入国であれば、法により保険の加入が必須です。
しかしワーキングホリデーやビザ無し入国でも「海外旅行保険、もしくはNZの保険に加入していますか?」や「有効な保険証書を持っていますか?」と聞かれるケースが増えました。
とりあえず移民法的には保険未加入であっても最終的には入国できる可能性が高いのですが、それでも「病気になったらどうするつもりですか?」や「クレカ保険の英文約款はお持ちですか?」などと質問される ⇒ うまく答えられなれないと別室で聞き取り調査になってしまいます。
たとえば「日本にいる家族にお金を送って貰う」と言うと「日本の家族の銀行残高に十分なお金が入っているのを確認したい」など、揉める時は果てしなく揉め続けます。厳しいです。
特にワーホリでの保険未加入はかなりの少数派&危険過ぎです。
ここは安全&安心に対する投資と考えて5~6万円程度/年のプランに加入 ⇒ それで「携行品はクレカ、医療費は無制限保障の格安保険」という最強の組み合わせを作っておきます。
入国審査場ではスマホ、カメラの使用は制限されています
ニュージーランドでも保安上の理由から、入国審査デスク周辺や税関ではカメラやスマホの使用が制限されています。
ですからホテルの予約確認書や英文の処方箋などをスマホの画面に表示 ⇒ 入国審査官に内容を確認して貰うことは基本的にNGです。
・・・ということで必要な書類は原則として事前に印刷しておきます。
それを踏まえつつ入国審査で審査官から聞かれる質問もご確認ください。特に英語での回答例は参考になるかと思います。
それと併せて入国審査での注意点も要チェックです。特に海外旅行に慣れていない方は目を通しておいてください。
その他、ニュージーランド入国時のチェック項目
入国審査を抜けた後はニュージーランド国内線の乗り換え、
もしくは市内へ移動することになります。
普通に空港バスで移動するのが高コスパ&おすすめです。
よくあるご質問
Q.日本語版の入国カードはあるの?
A.参考として日本語版の入国カードが用意されていますが、申告は英語版でしかできません。
Q.入国カードはどこで貰えるの?
A.入国カードはニュージーランドに向かう機内でフライトアテンダントさんが配ります。機内で日本語版を参考にしながら記入します。
Q.新型コロナウィルスに関する質問は?
A.ニュージーランドの入国カードにおける新型コロナに関する質問は既に廃止されています。