語学学校の日本人割合を真っ先に無視すべき理由

  • そもそも日本人が少ない英語学校 = 不人気校です
  • 日本人割合が少ない学校では日本人を避けられません

留学する先の語学学校の日本人割合を気にする方は多いです。しかし現実的な問題として、そもそも日本人が少ない学校 = 不人気な学校です。ちょっと厳しい現実ではありますが、「他の留学生にバレていない優良校」は基本、無いのです。

それを踏まえつつこの記事では「英語力を伸ばす」と「日本人割合」の関係性を、客観的に考えてみます。

もしかするとあなたが本当に求めているのは、日本人が少ない学校ではないかもしれません

日本人割合が低い英語学校を探す理由

そもそも何故、日本人割合が低い英語学校が求められているのでしょうか?

「周りに日本人留学生がいると日本語を話してしまうから、できるだけ日本人が少ない学校を希望している」

日本人割合を気にされる学生の8割以上がこのパターンなのですが、どうでしょう?

しかしこれはロジックとして正しくありませんので、この方向で学校探しを続けてしまうと失敗してしまう可能性が高いのです。この点ちょっと説明してみます。

留学先を決める際には基本、日本人割合を無視すべき理由

「日本人同士でいると怠けてしまいそうなので、日本人割合が低い学校を希望する」

こういったご希望に対して日本人がほぼ居ない学校をご紹介するのは簡単なのですが、実際には判断が難しい所です。

まず第一に、例えば全体の日本人割合が5%を切っている学校でも、クラスによっては30%を超えることがあります

せつめいアザラシ

100人の学校に5人の日本人、初級は9人クラスで日本人は2人、そこにあなたが入ると日本人割合は30%です。普通によくあるケースです。

ですから本当に日本人を避けるのならば、絶対的に日本人が居ない学校に行くしかありません。つまり学校全体で日本人が1人、2人の学校です。

しかし【日本人割合5%以下の学校】というのは逆に、【自分以外の日本人と、1番仲良くなりやすい学校】でもあります。

とりあえず留学において日本人割合はイメージと実際に齟齬がある部分ですので、まずは状況を整理する必要があります。

実際のクラス風景を考えてみます

ここで一度、日本人がほぼいない学校のクラス風景を想像してみます。

例えば12人クラスで韓国人が3人、中国人が3人、タイ人が2人、スイス人が2人、サウジアラビア人が1人、そして日本人はあなたが1人だけ。

また放課後の学校ロビーには韓国人が15人、中国人が10人、他のアジア系が5人、中東系が10人、ヨーロッパ系が5人、南米が3人、日本人はあなたともう1人といった比率だと、おそらくは数次的にパーフェクトな学校になります。

  • 日本 4%
  • 韓国 30%
  • 中国 20%
  • その他のアジア 10%
  • 中東 20%
  • ヨーロッパ 10%
  • 南米 6%

しかしこの状況はもう1人の日本人とあなたがくっつき易い状態でもあります。

あっ!見つけた!!!

あなた日本人ですよね!!良かったー!!

わたし、日本人が少ないからこの学校を選んだんですけど、最近、日本語が恋ししくて・・・
あなたが来てくれて助かった。これから日本人同士、仲良くやっていきましょう!」

例えあなたが日本人を避けたいと思っていても、相手はそうでは無いかもしれません。そして日本人が少ない学校というのは、良くも悪くも逃げ場がありません

そして上記の誘いを断れる強さがあるのなら、そもそも日本人割合は関係ありません。どの学校で日本人に話し掛けられても、普通に断ればよいだけの話です。

せつめいアザラシ

日本人が少なければ少ないほど、このタイプの方を無視するのは難しくなります。そしてこのタイプの方は、世界中どこにでも一定数いらっしゃいます。

日本人割合が低い学校の実態

いずれにせよこれだけSNSが広がった現在、良い学校には日本人が集まっています。つまり日本人が少ない学校というのは、単純に人気の無い学校なのです。

そして不人気校は基本、授業が面白くありません。

日本人の不得意分野をカバーするカリキュラムを組むなり、質の高い講師陣が揃っているのなら、放っておいても学生は集まります。それができていないからこそ、日本人割合が低いままなのです。

それを踏まえつつ、それでも日本人割合の低い学校を選ぶ学生は、

「他に日本人がいると英語の勉強はできない」
「まわりに日本人がいると英語を話さなくなると経験者に言われた」
「逃げ場を断たないと、たぶん勉強しないから」

こういった、どこか消極的な理由がメインになる傾向が高いです。

結果として日本人割合の低い学校には、消極的な学生が集ります。

実際、カリキュラムやコースの充実、国際英語検定試験のスコアを求めるタイプの積極的な学生は、ほとんどが人気校に行ってしまいます。

せつめいアザラシ

「ネット調べてもほぼ出てこない学校、日本人がまず通わない学校」は、普通では満足できないタイプの個性的な学生が揃いがちです。不人気学校を敢えて選ぶ性格と個性、また流行りに流されない強さがあるぞ、的な。

いや、勿論、「日本人を避ける」というのが悪いわけではありません。間違っているわけでもありません・・・が、環境によって勉強するというのは、環境によっては勉強しないということでもあります。

「流れで日本人のクラスメートと仲良くなったから勉強しない」
「日本人が居るから英語は話さない」
「逃げ場があるから勉強しない」

不安に思うお気持ちは分かりますが、環境はあくまで補助的なものです。

そして環境に頼り過ぎたために、結局は日本語のインターネット生活にのめり込んでしまう学生は少なくありません。

現地でそうならないよう、学校を決める際には視野を広げて考える必要がありそうです。

日本人割合20%以下でも、クラスは3割を超えるケースが多いです

さて日本人割合10%以下につきましてはこれくらいにしまして、次に「10~20%の学校」に焦点を当ててみます。

このレンジですとどの学校でも、英検準1級レベルに日本人はほぼ居ません。

またタイミングにもよりますが、英検2級レベルでも日本人はクラスに1人だけといったケースが多いです。

つまり英検2級レベルに達した所で、日本人割合について気にする必要がなくなります

しかしそれを受けて相対的に、英検3級から準2級までのクラスの日本人割合が高くなります。

例えば学校全体の日本人割合が10%であっても、クラス割合はしばしば3割を越えてきます。

せつめいアザラシ

正直、全体が10%でも5%でも3割はすぐに越えちゃいます。さっきも書きましたが日本人が1人しか居ない10人クラスに、あなたともう1人の新規入学があるだけでクラス割合は3割です。

もう本音を書いちゃいますね

もうここらで結論を書いちゃいますが、そもそも学校の日本人割合って追う価値のないデータです。こんなもの、学校や留学エージェントの営業ツールでしかありません。

例えば日本人が1人もいない学校を選んだとしても、翌週に同じ英語力の日本人が3人入学したらクラスの4割が日本人です。

本当、こんな数字を追う意味がありません。

必死に追っても希望通りになるかは運ですし、更にその学校に「日本語を話したい日本人留学生」が1人でもいたら即詰みです。最悪パターンの地獄留学の始まり & 逃げ場はどこにもありません。

それでも日本人を避けたい場合は、どうしたら?

それでもやっぱり日本人を避けたいというの、あると思います。そのお気持ち、よく分かります。

そして日本人を避けたいのなら、ある程度日本人が居る学校で、日本人と話さないようにするのがベストです。

具体的に「全体で10人以上日本人が居る学校」ならば、簡単に日本人を避けられます。基本的に向こうから話し掛けられる事もありません。

それというのもマーケットとして20%を越えられるのは「長期留学生の割合が高い」=「上位レベルの授業に定評がある」=「一般的な学校にプラスして、上位レベルに日本人が居るだけ」だからです。
そして上位クラスは日本人が居ても居なくてもあまり変わらない ⇒ 結果、20~30%の状況は20%とほぼ変わりません。

ただし30%を越えますと、「流石に日本人だらけ」になります。これはじっくりと考える必要があります。

気持ちとして「他の国の友達と一緒に勉強する」のが良いのか、「一人で黙々と勉強する」方が良いのか。

もしも前者であれば英語圏以外の国への興味(例えばタイに興味があるのなら、タイ人グループに入りやすくなります)、後者であれば予備校で勉強するような心構えが必要になります。

つまり日本人を避けるのならば、

【他の国からの留学生の輪に飛び込む】
【日本人どころか他の国からの留学生も避けていく】

このいずれかのパターンで考えるのが現実的、という事になります。

そしてこれを選択する場合、考えるべきはあなた自身の資質です。

20~30%は状況、変わりません

そして最後に学校全体の日本人割合が20%を越える学校ですが、これは意外にも20%程度の学校と同じ状況です。