ニュージーランドは、ワーキングホリデーを利用して海外経験を積みたい方にとって理想的な国です。
豊かな自然や多文化的な環境の中で働きながら生活を楽しむことができますが、現地での仕事探しにはコツがあります。
具体的には短期のアルバイトが中心となるため、効率的な探し方を知ることが成功の鍵です。
本記事では現地での求人情報の見つけ方と注意点を解説します。
ワーホリ向けのお仕事紹介サイト4選
【1】日系企業系の求人サイト。広告は多いのですが、なかなかに賑わってます。
【2】日系企業系の求人サイト。いつでも募集をかけている現地の日系会社が多いです。
【3】NZ系企業、問い合わせや電話は全て英語です。
基本、このサイトだけで十分です。
【4】ファーム系、問い合わせや電話は全て英語です。
ファーム系も基本、このサイトだけで十分です。
ニュージーランドのファーム系ジョブの求人
農場で働く場合についてはニュージーランドの農場(ファーム)で働くにまとめました。
まずはこちらをご確認ください。
ファーム系は季節によってホットな地域が変わるので、早めに動いておくのがコツです。
畜産ファームは難易度が高いです
畜産系ファームは危険が伴い、また高度な専門知識が必要な職業の一つです。
実際に就職に際して語学力と職歴を求められることが多く、未経験者が入るのは不可能に近い業種です。
正直、「日本で畜産の経験がある方なら、ギリ行けるかも・・・」という感じです。
いずれにせよ畜産系ファームは園芸系に比べて難易度が高く、運による部分が大きい職です。
それでも無理にコメントするなら「日本で畜産ファームの経験を積みつつ英語力を高め、現地到着後は募集が出ていないファームにも積極的に応募する」ということになるかと思います。
ニュージーランドのワーキングホリデーの代表的な就職先
ワーキングホリデーですと「日本食レストラン」、「ツアーガイド」、「お土産物屋」、「フルーツピッキング(ファーム)」の4つが代表的な就職先です。
この4つであればなんだかんだ、探して見つからないことはありません。
それ以外ですと「日系の食材店」、「現地のカフェ」、「美容院」、「車の整備工場」、「ホテル業界」に就職するパターンも少なくありません。
特に日本人美容師の需要は高く、オークランドなどの都市部であれば恒常的にどこかのサロンで募集が出ています。
ですからもしも日本で美容師として働いていてニュージーランドでも美容院への就職をお考えの場合、日本を出発する際にハサミやシザーケースをお持ちになると良いでしょう。
ニュージーランドの求職、過去の例と体験談
過去の例だと7割程度までが学校の掲示板やSNSを含む、「口コミ」で就職先を決めています。
そして残りの3割は「ネットの掲示板や新聞広告」、「日系フリーペーパーの求人欄」となっています。
ですから現地では積極的なSNS利用が重要です。
日本人、NZ人、それ以外の国の友達、とにかくSNSで繋がっていきましょう。
留学中の友達ネットワークは重要です
留学する場合はクラスメートとの繋がりを大切にし、卒業後もSNSでクラスメートと情報共有するのが基本です。
実際に「積極的なクラスメートが仕事をゲット⇒ そこに友達として就職する」、また「クラスメートの紹介で安いフラットに入る」などは、ワーキングホリデーあるあるです。
ですからもしも予算に余裕があるなら1か月だけでも留学 & 世界各国の友達を作る & SNSで繋がっておくと、就職の難易度はかなり下がります。
「ちゃんと仕事を見つけられるか、かなり心配なんだけど・・・」
クラスメイトやフラットメイトも就職先を探していますので、欲しい情報はほぼほぼ口コミで入ってきます。
ですからニュージーランドでの職探しで大切なのは「一歩踏み出して周りに声を掛ける勇気」です。
最初は少し難しいかもしれませんが留学中 / フラットでは周りの友達に「私もお仕事、探してるんだよね」と声を掛けていきましょう。
それだけで情報は入ってきますし、思いがけない出会いにも繋がります。
ニュージーランドの英語学校やエージェントの就職サポートについて
まず第一に、基本的にはどの英語学校でも英文履歴書(CV)の添削をしてくれます。
学校によって「選択レッスンの中で対応する」、「放課後のアクティビティやワークショップ内で対応する」、「専用デスクで対応する」などの違いはありますが、CVを添削してくれないということはありません。
ですから留学をされる方は英文履歴書の心配はありません。
ちなみに英文履歴書の作成は以下のページをご確認ください。
これを参考に下書きを作成 ⇒ 学校で添削して貰う流れで完璧な英文履歴書を作れます。
そしてその後は会社やファームに英文履歴書をメールで送り、先方のマネージャーと交渉する流れです。つまり全体としては日本でアルバイトを探す方法と同じです。
学校や留学エージェントが就職活動を代行することはありません
学校のカウンセラーさんや留学エージェントが、派遣会社のようなサポートをすることはありません。
つまり学生から依頼を受けて職を探し、先方と交渉し、「では、明日からここで働いて下さい」といった斡旋業務をすることはありません。
これは企業との交渉や就職先のマッチングは留学エージェントや学校ではなく、派遣会社が扱う領域だからです。
留学エージェントの「就職サポート」、よく確認してみると「アドバイスまで」となっているパターンがほとんどです。そしてそのアドバイスは、わりと本サイトに書いてある内容と同じだったりします。
いずれにせよ学校も留学エージェントも、就職サポートはアドバイスどまりです。
つまり就職先は自力で探す必要があります。
就職するには、就職活動できる英語が必要です
たとえば学校のカウンセラーさんが親身になって帆走 ⇒ 面接無し & 履歴書も無しで就職先を紹介してくれたとしても、仕事中の英語まで翻訳してくれるわけではありません。
結局、英語が話せないとすぐに首になってしまいます。
結論としてニュージーランドでの就職は「自分で職をゲットできるくらいの英語力をつける」というのが第一の目標になってきます。
就労中は保険加入が必須です
ニュージーランドの労働法では雇用側に労働者の保険加入を求めていません。
つまり「就労中の保険は労働側の自己責任の範囲で考えるべき」とされています。
しかし無保険状態で働くのだけは絶対にありえません。
流石に海外で就労中に無保険というのは無謀すぎます。
実際、就職先によっては保険の加入状況を聞いてくることもあります。
それも併せて、出発前に必ず保険には入っておきましょう。
NZの格安現地保険ならば「医療費は安心の無制限補償 & 携行品補償なし & レストランや一般事務職での就労」の場合、掛け金は12か月でも5~6万円と激安です。
また特に就労ビザ(ワークビザ)で滞在中の保険については特設ページを用意しました。
正直、ほとんど全ての方にとってOrbit社がベストになりますが、それでも念のために上司や周りの方にもアドバイスを求め、じっくりと調べてみてください。
いずれにせよ海外ですので保険だけはしっかりと、です。
海外滞在中、最後の最後で助けになるのは、なんだかんだで保険だけです。
ニュージーランドでの就活にかかる時間
日本で職歴やアルバイトの経験があるのなら、ニュージーランドで仕事に就けないということはまずありません。
きちんとしたアプローチで職探しをすれば、大抵は1~2週間で職は見つかります。
ただし職種や収入、また働き方に条件をつけると急に難易度が上がります。
これはニュージーランドの最低時給が高く、専門職は高度なスキルや資格だけでなく語学力が求められているのが原因です。
ですからもしも以下のようなご要望がある場合、就職するのは「相当に厳しい」状況です。
- 特定の店や業界でしか働きたくない
- ○○という小さな街で働きたい
- 畜産系ファームで働きたい
- 時給30ドル以上でないと働けない
- 就学中に働きたい
これらの条件があっても決まる時はすんなりと決まりますが、それでも戦略として「チャレンジにはなるけど頑張ってみる」という姿勢がポイントになってきます。
ニュージーランドの就職は「離職を見越した準備」がキーポイントです
その他、ニュージーランドでも就職する際に気を付けるポイントは「就労条件や基本法の確認」です。
まずは最低賃金や有給についてを把握して、
税金についてもおさえておきます。
以上を踏まえて後々の雇用トラブルを避けるために支払い方法や就労条件を書面化し、雇用者側の同意を得るのが大切です。
- いつから働くのか
- 給料は幾らなのか
- 給料の支払日はいつになるのか
- 祝日出勤と有給休暇(leave、holiday pay)の扱い
- 離職の何週前までに退職する意思を伝えるべきか
就職する際はこの5点を書面もしくはメールにして保管しておきましょう。