このページでは観光ビザ、ワーキングホリデービザ、就労ビザでニュージーランド国内を旅行 / 観光 / 就労する方が対象のOrbit社の保険、一般プランの入り方をご紹介します。
学生ビザで滞在される方はこちらから学生プランにご加入ください。
「ワーホリビザで12か月の滞在予定、最初の1か月は英語学校に通う場合」も、日本からは学生プランの申し込みだけでOKです。学校を卒業する前に学校のパソコンから、11か月の一般プランに加入します。
ニュージーランド、Orbit(オービット)社の海外旅行保険の加入方法
まずはお手元にクレジットカード(Visa か Mastercard のいずれか)をご用意頂き、以下の公式サイトから加入手続きを開始します。
ここからスタート Orbit社公式サイト / 一般プランお申し込みページ
Orbit社公式サイト、以下の「Experience NZ Insurance」をクリックして手続きを開始します。
【1ページ目】Orbit保険の加入日(Start Date)について
日本から申し込む場合
「ワーキングホリデーで学校に通わない場合」や「観光旅行の場合」、保険加入日は「日本の自宅を出発する日」にします。
「ワーホリで最初に留学する場合」は法律により学生プランの加入が必須ですので「日本からは学生プランにのみ加入 」⇒ 「卒業前に学校のパソコンから一般プランに加入」します。
ニュージーランドから申し込む場合
「現在ニュージーランド滞在中で保険未加入の場合」、保険加入日は「本日」にして早急に保険加入します。
また「現在すでにNZ滞在中 & 近日中に保険が切れる場合」、保険加入日は「現在加入している保険が切れる1日前」にしておきます。
そして現在ワーホリ留学中で学生保険に加入されている場合、保険加入日は卒業直後の土曜にします。
例えば05月15日(金)にコースが修了する場合、その翌日の05月16日(土)が保険加入日です。
現在ニュージーランドにいて05月15日(金)にコースを修了する予定 & 今入っている学生プランの契約が06月05日まで残っているような場合でも、一般プランの開始日は05月16日(土)にしておきます。
学生プランは就学期間の前後に数日間から数週間のオマケ有効期限があり、その間も「基本的には」学生プランが適用されます。しかし厳密には卒業と同時に学生ではなくなりますので、万が一の際の保険金請求トラブルを避けるために卒業の翌日から一般プランに加入しておきます。
【1ページ目】保険終了日(End Date)について
「保険終了日」はニュージーランド出国日やビザ終了日ではなく、「日本のご実家に到着する日」もしくは「ビザ終了日+数日」にしておきます。
Orbit保険の加入期間は最長で365日です。ですから「ワーホリで住民税免除狙い = 366日以上の海外転出を狙う」場合、「前半6か月と後半7か月」のように2回に分けて加入するのがベストです。
【2ページ目】ライト・プランとプライム・プランの違い
ライトプラン(Lite)とプライムプラン(Prime)の違いで見るべきポイントは「掛け金」、「携行品補償のありなし」、「入院一時金のありなし」、「遭難時の民間の捜索救助費用補償のありなし」です。
とりあえず一番気になる医療費はライトプランでも無制限保障ですので、基本的には掛け金がお手軽なライトプランで大丈夫です。
プライムプランは「これが初めての海外旅行」、「キャンプやトレッキングに挑戦したい」、「スキーやスノボーを楽しみたい」という場合に選択肢になります。
ライトプラン掛け金 | プライムプラン掛け金 | |
---|---|---|
3か月 | 497 NZドル | 334 NZドル |
6か月 | 340 NZドル | 497 NZドル |
12か月 | 560 NZドル | 824 NZドル |
詳細は過去に公式から発行された日本語パンフレットをご参考ください(英語版の最新パンフレットはOrbit公式サイトからダウンロードできます)。
ワーキングホリデーだとライトプランが7割、プライムプランが3割といった所でしょうか。地味に「捜索時の救助費用」がキーになります。
【2ページ目】就労特約(Manual Work)について
デイリーファーム(Daily Farm、畜産系・酪農系ファーム)や工事現場などで働く可能性がある場合はオプションで就労特約(Manual Work)をつけるルールがあります。
この就労特約のオプション料金は「Liteプラン料金の2割」、たとえば12か月ならば560ドル@2割=112ドル=1万円程度の追加です。
この特約を付けずに畜産系ファーム就労中に病気やケガ、破損事故を起こしてしまった場合、保険金が下りない可能性があります。
一般的な販売業、ホテルやバックパッカーでの就労、パブやバー 、レストラン、カフェ、美容院などでの就労は就労特約をつける必要がありません。
またホーティカルチャー(Horticulture、園芸系ファーム)での就労も基本保険の補償対象ですので、就労特約をつける必要はありません。
ただしフルーツ・ピッキングや園芸系のお仕事であっても小さなデイリーファームを併設している場合はファーム特約をつける必要があります。この点は事前にどうなるのかが分からないので園芸系・畜産系に限らず、少しでもファームで働く可能性があるのなら特約をつけておくのが基本です。
【2ページ目】携行品保障の追加(Specified Items Cover)について
楽器や一眼レフなどの高価な携行品があり、補償額の追加をご希望の場合は「携行品補償の追加」にチェックを入れます。ケースにもよりますがOrbit社の担当者からメールで連絡 ⇒ 詳細の確認があります。
ちなみにプライムプランであれば最大で合計額1万ドル/1案件、1品あたり2500ドルまでの補償がデフォルトでついています。
【3ページ目】電話番号、メールアドレスについて
日本からのご加入の場合、電話番号は国番号の81から記入し、市外局番の最初の0を省略します(例えば「070-1234-5678」ならば、「81701234 5678」と記入します)。
またニュージーランドからのご加入の場合は、ニュージーランドの携帯電話番号をそのまま記入します(0211234 56789など)。
それからメールアドレス、ご注意ください。
これを間違えた場合は保険証書が届かず、Orbit社に英語メールで問い合わせることになります。ですからここは十分に時間を掛け、しっかりとご確認下さい。
【3ページ目】新規加入かどうかについて
「新規加入ですか?」の質問は「現在、Orbitに加入しているかどうか」で判断します。たとえば先月まで加入していたが今は加入していない場合も新規加入 ⇒ 「Yes」を選択します。
【3ページ目】既往症(Medical Details)について
加入日から逆算して6か月以内に肉体的・精神的な治療(入院、通院、医師による継続的な服薬指示を含む)を行った場合(もしくは行う予定の場合)、その詳細を記載します。
クリックすると保険加入資格の確認がポップアップで表示されます。
ワーホリビザ、観光ビザ、就労ビザであれば「Yes」です。
【4ページ目】契約内容の最終確認
加入プランや掛け金、保険の開始日と終了日などを最終確認します。
また改めてメールアドレスに間違いが無いかを確認します。メールアドレスの訂正はかなり面倒で、時間もかかります。
特に問題が無ければ最下段の「クレジットカード払い」を選択します。
「保険会社の評価」はニュージーランドの保険会社に課せられた表示義務で、外部の格付け会社(S&P社)による評価を公開しています。とりあえず日本の保険会社もこんな感じで格付けされています。
クリックで画面が切り替わり、支払いページに移動します。
請求金額に間違いが無いかを確認します。
CVC番号欄には「クレジットカード裏面の署名欄に記載された番号の最後の3~4桁」を記入します。
以上で手続きは完了 ⇒ 通常はお申し込み直後、遅いときでも1~2営業日で登録したメールアドレスに以下のような保険証書がPDFファイルで送られます。
もしも3営業日経ってもメールが届かない場合は迷惑メールボックスを確認した上で、Orbitに問い合わせることになります。
そしてこの保険証書を印刷すれば全て完了です。手続き、お疲れさまでした。
ニュージーランド Orbit(オービット)社の海外旅行保険 一般プランの注意点
免責があります
一般プランの保険金には75ドルの免責(最大の自己負担額)が設定されています。
ですから例えば50ドルの治療は全額が自己負担、また200ドルの治療であれば75ドルが自己負担になります。
ただし100万ドルの治療であっても自己負担は75ドルのみです。99万9925ドルは保険会社が支払います。
Orbit保険のワーキングホリデープランについて
Orbit社にはワーホリプランもあって掛け金は342ドル/年、つまりライトプランより2万円くらい安いです。
・・・が、ワーキングホリデープランには医療費の補償額に、25万ドルの上限があります。
とりあえず海外生活で一番怖いのは高額の医療費請求ですので、ワーホリプランは選択肢から外れます。
1年で2万円の掛け金をケチって現地で手術 ⇒ たった1か月の入院で何百万円単位の借金というの、起こります。NZの医療費は激高なので、ここだけはケチっちゃダメです。
この点を含め、Orbitの各プランの内容と選び方は以下をご確認ください。
その他、Orbit社以外のNZの保険会社、ユニケア社とサザンクロス社との比較も是非。
一般プランの日本語パンフレット
2024年11月現在、日本語版の公式パンフレットは発行されていません。
それを踏まえつつ参考として過去の公式の日本語パンフレットをご紹介しておきます。最新の英語版パンフレットと比較しながら補償内容をご確認ください。
最新パンフレット、英語バージョンはこちらからダウンロードできます。
Orbit(オービット)社に保険金を請求する方法
大きな病院に入院する場合、通常は病院側がキャッシュレス医療の手続きをしてくれます。ですから入院する際に保険の証書を提示すれば、それで手続きは終わりです。
それ以外、例えば街の医院で治療を受けた場合はレセプションでOrbit社の保険に加入している旨を伝え(もしくは保険の証書を提示するのも良いアイデアです)、治療費を支払い、その領収書と医師からのレターをOrbit社に提出して保険金を請求します。
ちなみにOrbit社では以下のページから保険金の請求を受け付けています。また全ての手続きをスマホから行えます。
Orbit社公式サイト / 保険金請求ページ
Orbit社公式 保険金請求の手順
公式サイトのオンライン申請ページに受け取り用の銀行口座や金額などの必要事項を記入 ⇒ 病院や薬局が発行した領収書をスマホで撮影、アップロードする流れです。この詳細はyoutube動画で確認できます。
特に問題がなければ、保険金は1~2週間で振り込まれます。
弊社はOrbit(オービット)社の保険代理店ではありませんので、保険金請求のお手伝いはできません。また保険商品の補償内容や適用範囲、既往症の取り扱いにつきましても判断できる立場にはありません。
本ページの内容は事務手続きのご紹介及び一般的なインフォであり、この情報を参考にしたことによって問題が発生した場合も弊社では一切責任を負いかねます点ご了解ください。また保険の補償内容や範囲、約款の法的解釈、また特殊なケースや既往症の取り扱いなどにつきましては保険会社にお問い合せの上、全てご自身の責任の範囲でご判断ください。