このページでは学生ビザ / 観光ビザ / ワーキングホリデービザ / 就労ビザを利用してニュージーランドで留学する方が対象のOrbit社の保険、学生プランの入り方をご紹介します。
「観光ビザで旅行する場合」や「ワーホリビザで英語学校に通う予定が無い方」はこちらから一般プランにご加入ください。
ニュージーランド教育省の規定により、ワーホリビザや就労ビザであっても就学中は「ニュージーランド教育省が求める水準の保険」に加入する必要があります。一部の学校 / 状況によっては一般プランでもOKな場合がありますが、大抵のケースで学生プランへの加入を求められます。
ニュージーランド、Orbit(オービット)社の現地保険、学生プランの加入方法
まずはお手元にクレジットカード(Visa か Mastercard のいずれか)をご用意頂き、以下の公式サイトから加入手続きを開始します。
ここからスタート Orbit社公式サイト / 学生プランお申し込みページ
Orbit社公式サイト、以下の「International Student Insurance」をクリックして手続きを開始します。
【1ページ目】Orbit保険の加入日(Start Date)について
日本から申し込む場合
保険加入日は「日本の自宅を出発する日」にします。
保険開始日はニュージーランド到着日やコース開始日ではなく、「ご自宅を出発する日」を記入します。それで成田空港やオークランド空港でのアクシデントも補償対象になります。
ニュージーランドから申し込む場合
保険加入日は「コース開始日」にします。
現状で保険未加入の場合は「本日からコース開始日まで」の期間で一般プランにも加入しておきます。
【1ページ目】Orbit保険の保険終了日(End Date)について
コース修了後、すぐに日本に帰国する場合(観光ビザ、学生ビザ)
コース修了後6日以内に日本に帰国する場合、「日本の実家に到着する日」にします。
コース修了後に1週間以上、NZ滞在を続ける場合
卒業後数日で日本に帰国するのであれば問題ありませんが、長くニュージーランドに滞在する場合は追加で一般プランに加入する必要が出てきます。
目安として卒業後に1週間以上NZに滞在するのであれば「コース修了日の翌日から日本の実家到着日」の期間で一般プランに加入しておくと間違いがありません。
同様に「学生ビザ ⇒ 次の学生ビザのコースが始まるまで1週間以上ある場合」も「現在のコース修了日の翌日から次のコース開始日」の期間で一般プランに加入します。
特に学生ビザですと「コース修了後、2か月の有効期限」がつく事があります。この期間を「就学」と捉えるか「休暇」と捉えるかで意見が分かれます。
この点は学校の先生やカウンセラーさんだけでなく、保険会社のサポート・センターでさえも判断がまちまちな部分ですので、大事をとって確実に保障がなされる一般プランに加入しておくのが正解です。
【2ページ目】PrimeプランとLiteプランの違い
ライトプラン(Lite)とプライムプラン(Prime)の違いで見るべきポイントは「掛け金」と「携行品補償のありなし」です。
とりあえず一番気になる医療費はライトプランでも無制限保障ですので、基本的には掛け金がお手軽なライトプランで大丈夫です。
プライムプランは「これが初めての海外旅行」、「10代の留学」といった場合に選択肢になります。
ライトプラン掛け金 | プライムプラン掛け金 | |
---|---|---|
3か月 | 150 NZドル | 210 NZドル |
6か月 | 289 NZドル | 364 NZドル |
12か月 | 560 NZドル | 665 NZドル |
詳細は過去に公式から発行された日本語パンフレットをご参考ください(英語版の最新パンフレットはOrbit公式サイトからダウンロードできます)。
値段の違いがあまり無いので、ほぼほぼ全ての方がプライムプランで加入されています。特に12か月だと、ライトを選ぶ方はほぼ居ない状況です。
【2ページ目】携行品保障の追加(Specified Items Cover)について
楽器や一眼レフなどの高価な携行品があり、補償額の追加をご希望の場合は「携行品補償の追加」にチェックを入れます。ケースにもよりますがOrbit社の担当者からメールで連絡 ⇒ 詳細の確認があります。
ちなみにプライムプランであれば最大で合計額1万ドル/1案件、1品あたり3000ドルまでの補償がデフォルトでついています。
【3ページ目】電話番号、メールアドレスについて
日本からのご加入の場合、電話番号は国番号の81から記入し、市外局番の最初の0を省略します(例えば「070-1234-5678」ならば、「81701234 5678」と記入します)。
またニュージーランドからのご加入の場合は、ニュージーランドの携帯電話番号をそのまま記入します(0211234 56789など)。
それからメールアドレス、ご注意ください。
これを間違えた場合は保険証書が届かず、Orbit社に英語メールで問い合わせることになります。ですからここは十分に時間を掛け、しっかりとご確認下さい。
【3ページ目】新規加入かどうかについて
「新規加入ですか?」の質問は「現在、Orbitに加入しているかどうか」で判断します。たとえば先月まで加入していたが今は加入していない場合も新規加入 ⇒ 「Yes」を選択します。
【3ページ目】既往症(Medical Details)について
加入日から逆算して6か月以内に肉体的・精神的な治療(入院、通院、医師による継続的な服薬指示を含む)を行った場合(もしくは行う予定の場合)、その詳細を記載します。
クリックすると保険加入資格の確認がポップアップで表示されます。
特に問題がなければ「Yes」です。
【4ページ目】契約内容の最終確認
加入プランや掛け金、保険の開始日と終了日などを最終確認します。
また改めてメールアドレスに間違いが無いかを確認します。メールアドレスの訂正はかなり面倒で、時間もかかります。
特に問題が無ければ最下段の「クレジットカード払い」を選択します。
「保険会社の評価」はニュージーランドの保険会社に課せられた表示義務で、外部の格付け会社(S&P社)による評価を公開しています。とりあえず日本の保険会社もこんな感じで格付けされています。
クリックで画面が切り替わり、支払いページに移動します。
請求金額に間違いが無いかを確認します。
CVC番号欄には「クレジットカード裏面の署名欄に記載された番号の最後の3~4桁」を記入します。。
以上で手続きは完了 ⇒ 通常はお申し込み直後、遅いときでも1~2営業日で登録したメールアドレスに以下のような保険証書がPDFファイルで送られます。
もしも3営業日経ってもメールが届かない場合は迷惑メールボックスを確認した上で、Orbitに問い合わせることになります。
そして上記の保険証書を印刷すれば全て完了です。手続き、お疲れさまでした。
ニュージーランド Orbit(オービット)社の海外旅行保険 学生プランの注意点
携行品と個人賠償にのみ、免責があります
学生プランは携行品の補償に150ドル、個人賠償に50ドルの免責(自己負担額の最大)が設定されています。ですから例えば100ドルのものを失くした場合は全額自己負担 ⇒ 保険金の支払いはありません。
ただし1000ドルのものを失くした場合、免責の150ドルを差し引いた850ドルの保険金を受け取れます。
ほぼ全ての学校で受け入れられています
Orbit社の学生保険はニュージーランド教育省の規定に沿った補償内容ですので、大学や専門学校を含むほぼ全ての学校で受け入れられています。
しかし一部の学校では「PrimeプランはいいけれどLiteプランはNG」としていたり、「Orbitは法律的にOKだけど、保険は学校を通じて指定したものに加入しないとダメ」といった内部規定を設けています。
ですから学校お申し込みの際に学校担当者や留学エージェントに「Orbit保険の学生プラン・プライムに加入する予定です」のように伝え、確認を取っておきましょう。
保険の指定は地方の公立小中高校でその傾向が高くなります。逆に英語学校や大学でOrbitをNGとするケースはほぼありません。
学生プランを利用できるケース
ニュージーランドの学生保険を利用できるのは以下のケースです。
- 学生ビザでの滞在期間中
- ワーキングホリデービザでの就学期間中
- 訪問者ビザ(観光ビザ)での就学期間中
- 就労ビザでの就学期間中
その他、たとえば「大学での研究」などで就学される場合は事前に学校にご相談ください。
学校によっては「就学中もOrbitの一般プランでOK」という場合もあります
幾つかの英語学校ではOrbitの一般プランでの就学が可能です。
ですから「ワーキングホリデーで日本に帰国する直前に4週だけ英語学校に通いたい」といった場合は事前に学校に問い合わせ ⇒ 保険について確認してみましょう。
ニュージーランドの学生保険の適用期間
学生保険はその名の通り学生でなければ加入できませんし、就学期間が保険対象期間とされていますが、コース期間の前後数日から数日間についてはオマケで保険が適用されます。
そしてオマケ期間の目安ですが、留学期間の前後に6日ずつであれば確実にオマケの範囲内です。
ですからたとえば10月09日(金)に日本を出発して10月10日(土)にニュージーランドに到着 ⇒ 10月12日(月)から4週の留学 ⇒ 11月月06日(金)に学校を卒業 ⇒ 11月08日(日)にNZを出発 ⇒ 11月09日(月)に日本に帰国する場合、10月09日(金)から11月09日(月)までの全期間を学生プランで対応可能です。
つまりこの場合、保険開始日を10月09日 & 保険終了日を11月09日にしておけば問題ありません。
以上を踏まえ、「前後のオマケ期間の合計が1週間を超える場合」は一般プランとの組み合わせを考える必要が出てきます。
分かりやすい例で言えば、12か月のワーキングホリデー・ビザで最初の1か月だけ就学する場合は12か月の学生プランではなく、「1か月の学生プラン + 11か月の一般プラン」に加入する必要があります。
学生プラン以外について
「英語学校に通われない方」や「現在ニュージーランドにいて近々学校を卒業される方」は、一般プランにご加入ください。
またOrbitの各プランの内容と選び方は以下をご確認ください。
その他、Orbit社以外のNZの保険会社、ユニケアとサザンクロス社との比較は以下にまとめました。
学生プランの日本語パンフレット
2024年12月現在、日本語版の公式パンフレットは発行されていません。
それを踏まえつつ参考として、過去のOrbit公式の日本語パンフレットをご紹介しておきます。最新の英語版パンフレットと比較しながら、内容をご確認ください。
最新パンフレット、英語バージョンはこちらからダウンロードできます。
Orbit(オービット)社に保険金を請求する方法
大きな病院に入院する場合、通常は病院側がキャッシュレス医療の手続きをしてくれます。ですから入院する際に保険の証書を提示すれば、それで手続きは終わりです。
それ以外、例えば街の医院で治療を受けた場合は受け付けでOrbit社の保険に加入している旨を伝え(もしくは保険の証書を提示するのも良いアイデアです)、治療費を支払い、その領収書と医師からのレターをOrbit社に提出して保険金を請求します。
ちなみにOrbit社では以下のページから保険金の請求を受け付けています。また全ての手続きをスマホから行えます。
Orbit社公式サイト / 保険金請求ページ
Orbit社公式 保険金請求の手順
公式サイトのオンライン申請ページに受け取り用の銀行口座や金額などの必要事項を記入 ⇒ 病院や薬局が発行した領収書をスマホで撮影、アップロードする流れです。この詳細はyoutube動画で確認できます。
特に問題がなければ、保険金は1~2週間で振り込まれます。
弊社はOrbit(オービット)社の保険代理店ではありませんので、保険金請求のお手伝いはできません。また保険商品の補償内容や適用範囲、既往症の取り扱いにつきましても判断できる立場にはありません。
本ページの内容は事務手続きのご紹介及び一般的なインフォであり、この情報を参考にしたことによって問題が発生した場合も弊社では一切責任を負いかねます点ご了解ください。また保険の補償内容や範囲、約款の法的解釈、また特殊なケースや既往症の取り扱いなどにつきましては保険会社にお問い合せの上、全てを自己責任の範囲でご判断ください。