オークランドのバスは循環タイプのリンクバス(Link bus)、路線タイプのメトロ(Metro)、空港専用のスカイバス(Sky bus)、都市間を移動する長距離バス(InterCity)の4つに大別できます。
ニュージーランドにおける公共交通機関の主役はバスであり、最大都市のオークランドでも移動は市バスがメインです。
一部地域には電車も通っていますが、乗客数はバスの1/10にも満たない状況です。路線も限られていますので電車のことは基本、忘れてしまってOKです。
それでは早速オークランドのバスの種類、乗り方、注意点などを見ていきます。
オークランドのバスの種類
オークランドのバスは循環タイプのリンクバス(Link bus)、路線タイプのメトロ(Metro)、空港専用のスカイバス(Sky bus)、都市間を移動する長距離バス(InterCity)の4つに大別できます。
とりあえず空港バスと長距離バスはそのままなので良いとして、気になるのは循環タイプ(Link bus)と路線タイプ(Metro)です。
イメージ的には自宅から学校へは路線タイプのメトロで通い、放課後に郊外の繁華街に行く際などに循環タイプのリンクバスを利用する感じです。
ただしリンクバスは周遊地域によって更に何種類かに分かれ、地域によっては自宅からの通勤・通学にリンクバスを使うこともあります。
オークランド市の路線バス(メトロ / Metro)
まずは通常の市バス、決められた路線を線で走るのがMetroです。
路線はオークランド全域をほぼ網羅していて、市民の通勤・通学に使われています。
基本的にメトロバスで行けない地域はありませんし、ほぼ全てのホームステイ先の徒歩10分圏内にバス停がある状況です。
オークランドで留学 / 生活する場合、まず間違いなく利用することになる公共交通機関の主役です。
リンクバス(Link Bus)
オークランドの中心部を起点に環状運行をする循環バスです。
また循環ルートは中心部内を小さく回る小ルートと少し離れた繁華街を巡る大ルートがあり、現地生活に慣れるにつれて利用するシーンが増えていきます。
シティリンク(CityLink)
シティ中心部だけをぐるぐる回ります。地元民的には「港からKロードまで」という感じです。イメージカラーは赤です。
平日は朝06:00から深夜まで、7~8分おきで運行しています。運賃は1ドル/回ですが、Metroや他のLinkバスと組み合わせた場合は無料になります。
インナーリンク(InnerLink)
シティ中心部からちょっと離れた街々を巡回します。ルートは「パーネル、ニューマーケット、ポンソンビー、カジノ、ブリトマート駅」です。イメージカラーはグリーンです。
平日は06:10AMから深夜まで10~15分おきの運行、運賃は通常の市バスと同じくゾーン制です。
アウターリンク(OuterLink)
シティ中心部から割と離れている地区を大きく巡回します。
「パーネル、ニューマーケット、マウントイーデン、セントルークス、マウントアルバート、動物園、港側、オークランド大学」というルートで、イメージカラーは黄色です。
平日は06:00AMから深夜まで10~15分おきの運行、運賃は通常の市バスと同じくゾーン制です。
タマキリンク(TāmakiLink)
ブリトマート駅を出発して東の海沿い、タマキドライブを行くルートです。「ブリトマート駅、水族館、ミッションベイ、コヒマラマ、グレンイン」というルートで、イメージカラーはブルーです。
平日は05:30AMから深夜まで15分おきの運行、運賃は通常の市バスと同じくゾーン制です。
リンクバス(Link Bus)のマップと公式サイト
ルートマップや時刻表、運賃などの最新情報はオークランド交通局の公式サイトをご確認ください。
オークランド空港バス(Sky bus)
オークランド国際線空港および国内線空港からシティ中心部まで、直通の専用バスが走っています。
片道20ドル前後とお手軽ですし、早朝から深夜まで頻繁に運行していますので、市内から空港に向かう際に第一の選択肢になります。
ちなみに空港から市内に移動する方法、おすすめは3つあります。詳細は以下のページをご確認ください。
長距離バス(インターシティ / InterCity)
オークランド、ハミルトン、ロトルア、ウェリントンなど、主要都市を結ぶ長距離バスです。
利用方法は日本の長距離バスと同じで事前にWeb予約 ⇒ 当日、専用ターミナルからバスに乗り込み ⇒ 高速道路で目的地に行く流れです。
運賃は距離に比例しますが季節や出発時刻、また事前予約の時期によっても大きく変わります。
たとえばオークランド ⇒ ロトルア(約240㎞)も3か月前の予約&早朝であれば30ドル程度、前日の予約ならば60ドルなどになります。
オークランドの市バスの乗り方、降り方
バスは基本として前のドアから乗って後ろから降りるパターンです。
ただしラッシュ時や始発時には前から降りることもあるなど、かなり柔軟な運用をしています。
また全ての市バス(路線バスとリンクバス)にはドア横に画像のようなタッチポイントが設置されています。
オークランドの市バスはここに後述するAT Hopカード(エーティーホップカード)をタッチ ⇒ キャッシュレス乗車するシステムになっています。
新型コロナ以前は現金での乗車もできましたが、現在はAT Hopカードでしか乗車できません。今後もしばらくは接触を回避するために、カードのみの運用が続きそうです。
具体的な乗車方法はタッチポイントにカードを触れさせて乗車スタート ⇒ バスを降りる際に再度タッチ ⇒ 運賃はカードにチャージした金額から自動的に引き落とされる流れです。つまり日本の交通系ICカードと同じです。
またニュージーランドでは乗る際のタッチをTag on (タグオン)、降りる際のタッチを Tag off(タグオフ)と呼んでいます。
そしてこの操作は車内のタッチポイントであれば、どのポイントであっても可能です。
たとえば後ろのドア横でタグオン ⇒ 前のドア横でタグオフなど、身近にあるポイントを自由に利用できます。
AT Hop カードについて
AT Hop カードの購入方法や売り場については以下をご確認ください。
オークランドのバス情報のまとめ
オークランドの公共機関はバスがメイン、具体的には循環タイプのリンクバス(Link bus)、路線タイプのメトロ(Metro)、空港専用のスカイバス(Sky bus)、都市間を移動する長距離バス(InterCity)の4つに大別できます。
またオークランドのバス利用には AT Hop カードが便利です。ブリトマート駅などで購入して、クレジットカードでチャージしながら使います。