ニュージーランド滞在者と滞在予定者向け パスポートの申請方法

パスポートの申請方法

ニュージーランドにワーキングホリデーや留学で入国する際には、必ずパスポートを所持していなければなりません。

またニュージーランド移民局は入国時に必ずパスポートの有効期限をチェックします。

  • NZ入国に際し、パスポートは「ビザの有効期限プラス3か月以上の有効期限」が残っていなければなりません
  • ですから例えばワーホリビザで入国する場合、15か月以上の有効期限が必要です
  • 同様にビザ無し入国(3か月の観光ビザ = NZeTA利用)の場合は6か月以上が必要です

以上を踏まえつつ本ページでは「日本国内で新規でパスポートを申請するパターン」と「既に持っているパスポートを日本、もしくはニュージーランドで更新するパターン」の2つをご紹介します。

パスポート申請方法は日本の外務省がアナウンスしています

パスポートの申請先は都道府県(or 海外の大使館、総領事館など)ですが、申請方法や手続きについては外務省がアナウンスしています。

基本的には以下の外務省公式ページで必要な情報は全て揃います。

パスポートを新規で申請する

パスポートを新規で申請する

新規パスポートは各都道府県庁の旅券課、もしくはパスポート担当窓口に申請します。また申請に必要な書類は以下の通りです。

  • 一般旅券発給申請書(パスポート申請窓口で入手できます)
  • 戸籍謄本(または戸籍抄本)
  • 住民票の写し
  • 写真1葉(4.5cm×3.5cm、6か月以内に撮影されたもの)
  • 免許証など、本人確認書類
  • 申請料金(10年有効パスポートで16000円)
さざんくろす君

基本的に全て簡単に用意できます。多少面倒なのは戸籍謄(抄)本くらいでしょうか。

また写真について、細かな規定は以下のページをご確認ください。

パスポートの更新(切替発給 / 延長)をする

パスポートの残存有効期間が1年未満になった場合、もしくは長期ビザを申請をする際に有効期限が足りなくなる場合に更新手続きをします。

この手続きを役所では切替発給と呼んでいます。

前述の通り、例えばニュージーランドのワーキングホリデービザを申請する場合、パスポートは「入国時に最低でも滞在予定期間プラス3か月以上の有効期限が残っていること」と規定されています。つまりワーホリビザ申請時には、2年近い有効期限が必要になります。

ビザを持っていてもパスポートの有効期限が足りずにニュージーランドに入国できず、そのまま日本に送り返されてしまうケースは珍しくありません。この点、ニュージーランドはかなり厳格ですのでご注意ください。

また切替発給に必要な書類は現在有効のパスポート、住民票の写し、パスポート用写真などです。

  • 一般旅券発給申請書(パスポート申請窓口で入手できます)
  • 住民票の写し(必要ない場合もあります)
  • 写真1葉(4.5cm×3.5cm、6か月以内に撮影されたもの)
  • 現在有効なパスポート
  • 申請料金(10年有効パスポートで16000円)

パスポートの更新(切替発給 / 延長)の注意点

パスポートの更新(切替発給 / 延長)の注意点

住民票の写しが要らないケース

原則として住民登録している都道府県への申請であれば住民票の写しは必要ありません。また住民基本台帳ネットワークシステムを使う場合も住民票の写しは必要ありません。

「切替申請をしなければならない理由」の提示

有効期限が1年以上残っているパスポートの切替申請には「切替申請をしなければならない理由」として、ニュージーランド移民局サイトのパスポート期間に関する規定部分や記入途中のビザ申請書の提出などを求められます。

たとえばワーキングホリデーであればNZ移民局公式サイト内の日本人向けのワーキングホリデーの規定ページ(Japan Working Holiday Visa : Meeting the criteria)を確認 ⇒ 該当箇所を特定します。

ニュージーランドのワーキングホリデーであれば、以下の記載が求められている該当部分です。

切替申請をしなければならない理由

これを印刷して提出することで大抵のケースでOKが出ますが、状況によっては追加で航空チケットのコピーやビザのオンライン申請のスクリーンショットを求められることもあります。

この点は申請先の都道府県庁によって対応が変わる部分ですので、詳細は各都道府県のパスポート担当窓口までお問い合わせ下さい。

ニュージーランド国内でパスポートの更新(切替発給 / 延長)をする

ニュージーランド国内でパスポートの更新(切替発給 / 延長)をする

ニュージーランド国内で更新をする場合、申請先は在クライストチャーチ大使館、もしくは在オークランド総領事館になります。

また本籍地や氏名などの記載内容に変更がない場合は「一般旅券発給申請書」と「現在有効なパスポート」、それから「申請代金」の3点だけで更新できます。詳細は以下をご確認ください。

さざんくろす君

一般旅券発給申請書は大使館や総領事館で貰えますので、実質的には「現在有効なパスポート」があれば延長できます。

「有効期限が1年以上残っている」 and 「ワーホリや長期の学生ビザを申請する」 and 「大使館や総領事館に申請する」場合、やはり「切替申請をしなければならない理由」を求められます。この点は日本国内での申請と同じです。

パスポート申請に関する各都道府県の問い合わせ先

パスポートは申請から受け取りまで、通常は1週間から10日程度掛かります。外務省のサイトで必要事項をチェックした上で、詳細は各都道府県のパスポート担当窓口までお問い合わせ下さい。

その他の注意点

海外でもマイナンバーを使う機会がありますので、パスポート申請と同時にマイナンバーについても確認をしておきましょう。