新型コロナに対応するニュージーランドの現地保険と海外保険

新型コロナに対応する保険

ようやく簡単に行き来できるようになったニュージーランドですが、依然として新型コロナウィルスによる旅行のキャンセル、出発の延期、現地での入院といったリスクは残っています。

例えば出発の3日前に新型コロナウィルスに感染してしまった場合は航空チケットをキャンセル or 出発日の変更が必要になりますし、現地に到着後に発熱 ⇒ PCRテストで新型コロナ陽性だった場合は現地の病院で治療する必要があります。

ですからそれらリスクをカバーするために、正しい保険に加入する必要があります。

せつめいアザラシ

つまり保険は「医療費」と「航空チケット」の2つで考える必要があるわけです。

ニュージーランド渡航時の新型コロナに対する保険対策

まずは気になる医療費についてですが出発前、日本国内で新型コロナウイルス(COVID‑19)を発症した際の医療費は健康保険(社会保険や国民健康保険)がカバーしますので問題ありません。

そして次にニュージーランド国内で新型コロナウイルスを発症した場合ですが、これは海外旅行保険 or 現地の私費保険で対応するしかありません。

つまり「治療費を自腹で支払う必要がありますし、入院費用についても全額を自腹で払わなければならない」 = 「新型コロナも他の病気と同じ対応が必要」です。

2020年頃は外国人の新型コロナ医療費もニュージーランド政府が負担していました。そのため、経験者のSNSなどで「NZは新型コロナの治療費を全額政府が払ってくれる」といった情報が出回っている可能性がありますので、ご注意ください。

新型コロナ対策の医療費補償はニュージーランドの現地保険で一択

結論としては、ニュージーランドの現地保険に入っておけば間違いありません。たとえば以下のOrbi社ですと、現地の医療費は全て補償対象です

パンフレットにも「開業医による医療証明書、またはCOVID-19検査で陽性反応が出た場合に限り医療保険が適用されます」と明記しています。

その一方で日本の海外旅行保険やクレカ保険は各社 / 各プランによって補償範囲が変わりますので、ニュージーランド政府が補償していない部分をカバーできているかどうか、「要・問い合わせ」です。

また現在は対応していたとしても、今後NZ政府が規定を変えた際に対応できなくなるかもしれません。

ニュージーランドの保険であれば政府の規定変更に即時対応しますが、日本の保険だと「契約時に補償されていたものが、急に補償されなくなる」という事が起こり得る可能性が残ります。

  • 保険会社 / プランによっては新型コロナを補償しない可能性があるので要確認
  • 日本の保険会社の場合、今後のニュージーランド政府の規定変更に即時対応するかが分からない

以上より保険は「ニュージーランドの保険会社」で一択です。やはり日本の保険会社はニュージーランド政府の急な規定変更に対応できない点、不安が残ります

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ニュージーランドは新型コロナウィルスへの対応が変化しやすい国です。

出発直前に新型コロナが発症した際の航空チケットの補償

出発の直前で新型コロナに罹患した場合、航空チケットのキャンセル代の補償をしてくれる保険プランはほぼありません。

ですから航空チケットは予定を変更できるものを航空会社の公式サイトで購入するのが確実です。

これは航空会社で購入した変更可チケットは意外に安く、また万が一の際にもオンラインですぐに変更できたり優先的に変更便をあてがって貰えるなど、代替便の設定が容易だからです。

急な病気で飛行機に乗れない場合は「10日後の便に変更」など、直近の変更になることが多い ⇒ その際の「スムースな変更手続き」まで見越しておくのがベターです。

以上よりニュージーランド渡航保険は「NZの現地保険」と「変更可の航空チケットの購入」の2本柱で考えるのが基本です。

  • 新型コロナの医療費はNZ政府の規定を熟知している現地の保険会社のプランに加入
  • 航空チケット代金は保険会社ではなく、航空会社自身に保障して貰うのが正解
せつめいアザラシ

コロナ期に留学サポート業務をしていた経験上、この2点が結論・鉄則です。また結果として保険の掛け金も安く済ませられます。

それでも念のため、海外旅行キャンセル保険という選択肢もあります。

予定を変更できる航空チケットの値段がかなり高い場合は、旅行キャンセル保険と組み合わせて考えておくと良いでしょう。

ニュージーランドの現地保険会社を比較する

そしてニュージーランドの保険会社の比較は以下の通りです。

以上より結論を書けば、Orbit社の保険がベストです。

せつめいアザラシ

正確に言えば「病気と怪我はOrbitの医療費無制限補償プラン」+「携行品はクレカ付帯保険」の組み合わせがコスパ最強、慎重派ならば携行品もOrbitのプレミアムプランでカバーという感じです。

Orbit社であれば上記の通り新型コロナウィルスの補償についても公式サイトで説明していますし、ユニケア社のような隠れたデメリットもありません。

ユニケア社は途中帰国する際の掛け金の返金がありませんし、サザンクロス社は医療費の補償が足りません。きちんと比較するとOrbit社しか選べません。

またOrbit社の加入方法についてはお問い合わせが多いので、以下のページにまとめてあります。

こんなところも参考にしながら、出発までにベストなプランにご加入ください。

ニュージーランドの現地保険、Orbit保険のプランの選び方

ベストな加入プランはビザや滞在期間によって変わりますので、最終的なプラン選びは「過去に経験者に選ばれた保険」を参考にすると良いでしょう。

過去に経験者が選んだ保険プランを参考にする

この記事を参考にベストなプランを選び、「予定変更OKの航空チケットを航空会社の公式サイトで購入」しておけば間違いありません。

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例えばワーホリですと【NZの保険会社の格安プラン(5~6万円程度/年)に加入】 & 【クレジットカード付帯の保険で荷物をカバー】 & 【ニュージーランド航空や格安航空会社のジェットスターの公式サイトで「出発日変更可」のチケットを購入する】パターンが王道です。それで全てのトラブルを回避できます。

ニュージーランド渡航のおすすめの保険について、もう少し詳しく

ここまで結論だけを書いてきましたが、もしかすると「日本の海外旅行保険は?」や「クレジットカード付帯の保険だけだと駄目なの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

これも答えだけを書けば「日本の海外旅行保険は選択肢になりません」、「クレカ保険は医療費をカバーできません」となりますが、詳細は以下のページをご確認ください。

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基本的にはクレカ付帯の無料保険を利用するのがポイント、その上で現地の格安保険に加入しておけば間違いありません。2022年、2023年の保険もそれで大丈夫です。

航空会社で予約変更可のチケットの購入方法

たとえばニュージーランド航空であれば購入代金をクレジットに戻し、そのクレジットで新しいチケットを購入できます(オリジナルのチケットをニュージーランド航空の公式サイトで購入した場合)。

またジェットスター航空ですと「予約内容の変更」ができるチケットを購入した場合にのみ、予約内容を変更できます。

上記の通り航空会社によって条件が変わりますので、チケットを購入する前に詳細を調べておきましょう。

新型コロナウィルスを見越した、ニュージーランド渡航時に加入すべき保険と重要な手続き

改めまして、新型コロナ後のニュージーランド渡航に必要な保険手続きについてのまとめです。

  • 航空チケットは基本、航空会社の公式サイトで購入する
  • チケットは新型コロナウィルスによる渡航キャンセルや出発日の変更に対応できるグレードのものを購入する
  • 保険は医療費補償が無制限の現地の格安保険とクレジットカード付帯の無料保険をメインで考える

結論として、この3点をおさえておけば問題ありません。

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逆に言えばこの3点を外してしまうと万が一の際に厳しくなりますのでご注意ください。