分かりやすい!ワーホリなど長期滞在後のニュージーランド出国前の手続き

ワーキングホリデーや留学でニュージーランドに滞在後、日本に帰国する際に必要な手続きはIRDの税務手続き(タックスリターン)、残った資金の日本への送金、NZの銀行口座の閉鎖、スマホの解約です。また日本への荷物の別送、日本の市区町村への転入届も準備が必要ですし、NZに再入国をお考えの方は次のビザについても注意が必要です。

まずはタックスリターンの返金先を指定する

まずはタックスリターンの返金先を指定する

第一の手続きは「タックスリターン申請」と「IRDからの返金を受け取る銀行口座の指定」です。

具体的にはIRDに出向いて日本に帰国する旨を申告 ⇒ IRDからの返金先に日本の銀行口座を指定 ⇒ 今後使わなくなるニュージーランドの銀行口座を閉じる準備をします。

タックスリターンは日本で言う年末調整 / 確定申告です。ニュージーランドでIRDカードを作った場合、収入のあるなしに関わらずIRDに日本に帰国する旨を申告しなければなりません。またIRDカードを作っていない場合、この項目は飛ばして次にお進みください。

タックスリターンの申告手順とIRDからの返金先の銀行口座の指定については、以下をご確認ください。

ニュージーランドから日本に送金する

ニュージーランドから日本に送金する

また銀行に余分なニュージーランドドル資金が残っている場合、日本に送金する必要があります。

しかし通常の個人口座には海外送金オプションが付いていませんので、まずはお近くの支店に出向いて海外送金をしたい旨を告げる ⇒ 海外送金オプションを有効化 ⇒ オンラインで日本に海外送金する流れになります。

さざんくろす君

銀行カードとパスポートとIRD番号を持って任意の銀行支店の窓口に ⇒ 「日本に送金したい」と伝える ⇒ だいたい10分くらいで手続き完了です。その日、もしくは翌日にはオンラインバンキングで日本に送金できます。ちなみに手数料は10ドル前後です。

また手続きが面倒な場合、海外送金オプションを付けずに窓口からの送金も依頼できます。その場合の手数料は30ドル前後、値段は高いですが全て銀行員さんがやってくれますので便利です。

余剰資金が2000ドル程度までならば、日本帰国時にキャッシュで持ち帰る方が多いです。逆に5000ドルなどの大金をキャッシュで持ち歩くのは危険ですので、その場合は事前送金しておきましょう。

TransferWise(トランスファーワイズ)を利用して日本に送金する

TransferWise(トランスファーワイズ)を利用する

すでにTransferWiseの口座をお持ちの場合、TransferWise(トランスファーワイズ)の利用がベターです。

ニュージーランドから日本への送金手続きを進める中で現住所の変更やIRDカードの写メを提出するように言われますので、日本でやったのと同じ流れで現住所の確認 ⇒ NZからも送金できるようになります。住所変更手続きは通常、1~2週間で完了 ⇒ その後、すぐに送金できるようになります。

またTransferWiseに加入していない & NZ出国まで時間があるのなら、NZ国内で TransferWise に登録するのをおすすめします。ざっくりですが、為替レートと手数料が安いので5000ドルの送金で1~2万円はお得です

登録は日本国内でするのと同じ手順ですが、NZではマイナンバーの代わりにIRDナンバーとパスポートとビザの写メを求められます。

また出発前にWiseを利用 ⇒ 現地到着後に住所変更も可能です。とにかくWiseはお得 & ノーリスクですので、お時間がある時にさっと口座を作っておきましょう。

さざんくろす君

住所確認に時間が掛かる時は2週間くらい待たされますので、余裕を持ってNZを出る1~2か月前にはTransferWiseの口座を持っておけますと確実です。特にリスクもありませんし便利です

TransferWiseの住所確認用の書類は銀行の明細でOKです。ANZ銀行であればオンラインバンキングで「Documents」 ⇒ 「Statement」を選択で、住所が記載されている直近の銀行明細をダウンロードできます。

ニュージーランドの銀行口座の閉鎖手続き

ニュージーランドの銀行口座の閉鎖手続き

ここまでの流れに沿って【1】IRDの返金先を日本の銀行口座に設定し、【2】余剰金を日本に送金した後に、【3】ニュージーランドの銀行口座を閉鎖します。

閉鎖はオンラインからでも可能ですが、窓口で手続きをすると残高をキャッシュで受け取れるで便利です

給料の振り込みやフラット代金の引き下ろしが残っていないか、NZの銀行口座を閉じる前に要確認です。

ニュージーランドの銀行口座を銀行窓口で閉鎖する方法

閉鎖手続きはニュージーランド国内の支店窓口にキャッシュカードとパスポート、ビザ、またお持ちであればNZを出国する際の航空チケットをお持ちの上、「Account を Close したい」と伝えればOKです。あとは行員さんが手続きしてくれます。

ちなみにNZ国内の支店であれば口座を開設した支店でなくても解約できますので、お近くの支店までご相談下さい。

オンラインからも銀行口座の閉鎖を依頼できます

オンラインからも銀行口座の閉鎖を依頼できます

例えばANZ銀行であればインターネット・バンキングにログインして Bank Mail をクリック ⇒ Create New Message タブを選択 ⇒ About my accounts にチェックを入れ、Your message から口座を閉じたい旨を伝えられます。他の銀行でも、同じ流れで申請できます。

ですから日本に帰国した後にNZの銀行口座でお給料やタックスリターンの還付金の受け取り ⇒ 口座を閉鎖したい場合は、こちらが選択肢になります。

ただし口座を閉鎖するにあたって、残高の送金先を指定する必要があります

そして送金先に日本の銀行口座を指定した場合は海外送金手数料が30ドル程度、また日本側の受け取り手数料が3~4000円程度掛かりますので、例えば100ドルを日本の銀行に送金しても手元に残るのは1000~2000円になってしまいます。同様に50ドルの送金をした場合、もしかするとマイナスになってしまうかもしれません。

以上より口座閉鎖時の残高が小額の場合は返金先に慈善団体を指定 ⇒ 寄付しても良いかもしれません。個人的なおすすめは以下の動物愛護団体、SPCAです。

もしくはニュージーランド滞在中にEFTPOSをデビッドカードに変更しておけば、日本帰国後もクレジットカード機能で買い物 ⇒ NZの銀行から引き落とし ⇒ 計算しながらギリギリまで残高を減らせます。

それである程度残高が減ったところで銀行に口座の閉鎖を申請 ⇒ 端数はSPCAに寄付するというのも一つの手です。

さざんくろす君

デビッドカードは利用料が10ドル/年くらいかかります。トラブルを避けるためにも残高を十分に減らした後はすぐに口座を閉じておきましょう。

ニュージーランド・ドルを日本円のキャッシュに両替する

ニュージーランド・ドルを日本円のキャッシュに両替する

少額であれば現金で日本に持ち帰るのがベターです。

ちなみにニュージーランド国内でも日本円キャッシュへの換金には結構な手数料がかかりますが、日本国内でNZドルを日本円に換えるよりはずっとずっと有利です。ですからキャッシュの両替をお考えの場合はニュージーランド国内で日本円に換金した上で日本に持ち帰ります

さざんくろす君

なんだかんだ、これが一番便利な方法ではあります。市内の銀行や換金所で日本円にするだけですので、煩わしいことは一切ありません。ただし1万ドル以上の現金の持ち出しはNZ税関への申告が必要ですので、ご注意ください。

ニュージーランドから日本に荷物を送る

日本への荷物の郵送は以下のページをご確認ください。

ニュージーランドの携帯電話、SIMカードの破棄

ニュージーランドの携帯電話、SIMカードの破棄

ニュージーランドのプリペイド携帯であればご自身でSIMカードを破棄する、もしくはショップにお持ち頂いての解約となります。ただし既にチャージした分の返金はありません。

月極めプランにご加入の場合は契約期間縛りなどのトラブルも多いので、ショップでの解約が基本です。お近くのショップにご相談下さい。

さざんくろす君

SIMカードの破棄は単純に捨てるだけでOKですが、その前に爪切りやハサミで裁断しておけますと完璧です。

在留届の手続き(帰国届出)

在留届の手続き(帰国届出)

外務省のオンライン在留届の専用ページから日本に帰国(or 別の国に転出)する旨を申告します。

申告はスマホから手続き可能で、10分程度で完了します。

出発当日、空港までの移動

出発当日、空港までの移動

基本的には空港シャトルが便利です。スマホからの事前予約でフラットの玄関 or ホテルやバックパッカーの玄関まで迎えにきてくれます。早朝でも深夜でも問題なく来てくれますし、値段も安いです。

留学する場合は飛行機の遅れや体調トラブルに備える / 対応するために「学校に空港お迎えを依頼する」で一択ですが、帰国する際はシャトルバスで十分です。

エアバスを利用して空港に移動する

またホテルやバックパッカーの位置によっては、空港バスも選択肢になります。もしも空港バスのバス停がホテルの目の前にある & 荷物を運ぶのが苦にならないのなら、空港バスもおすすめです。オークランドですと以下のバス停から空港に直行します。

さざんくろす君

荷物が多い場合は空港シャトルで一択です。とりあえず空港に着きさえすればカートがありますので、大量の荷物も問題ありません。目安として20kgクラスの荷物が2つ以上ある場合、50mの移動でも困難ですのでエアバスは選択肢になりません。

ワーホリ後、ニュージーランドに再入国する際の注意点

ワーホリ後、ニュージーランドに再入国する際の注意点

基本的にワーホリが切れた後すぐにビザ無しでの再入国はトラブルになりがちです。

この点は個別のケースですので具体的に「これくらい空いていれば大丈夫」というのは難しいのですが、とりあえず訪問者ビザ(いわゆるビザ無しの入国 / 3か月の観光ビザ)の基本規定を厳密にクリアーするには「NZに滞在していた期間以上は空ける」必要がありそうです。

ワーホリで1年滞在した場合は1年間のインターバル、3か月延長して15か月滞在した場合は15か月間空ければ基本、ルール上は問題なくビザ無し & NZeTAで入国できるイメージです。ただしビザはケースによって判断が変わりますので、最終的な部分は必ず移民局にご確認ください。

ニュージーランド滞在中に次のビザを申請する

ニュージーランド滞在中に次のビザを申請する

それを踏まえつつ、ワーホリ直後やワーホリ中であっても訪問者ビザの申請が可能です。つまり「ビザ無し入国で貰うパターンではない観光ビザ」を取得できる可能性があります。

また同様に学生ビザの直後や滞在中でも、訪問者ビザを申請できます。そしてビザが発給されていれば、特に問題なく入国できます。

しかし「ワーキングホリデー後の訪問者ビザ申請」や「学生ビザ滞在後の訪問者ビザ申請」は全て個別のケースとなり、公式での具体的なインフォはありません。つまり滞在できるかもしれませんし、できないかもしれません。

さざんくろす君

個別審査では現在の所持金や滞在延長の理由と目的、保険の加入状況や就労履歴、納税履歴、またこれまでにどんな滞在をしてきたのかなどが総合的に判断されます。

ワーホリから訪問者ビザへの変更は色々と聞かれるケースが多いです

ワーホリから訪問者ビザへの変更は色々と聞かれるケースが多いです

以上の流れでワーホリビザ / 学生ビザでの滞在中に訪問者ビザを申請 ⇒ 発給となるケースは少なくありません。ただしその際に「滞在理由に関するレターの提出」や「滞在資金の証明」、「滞在中の保険の証書」や「新たな健康診断書」、また「帰国用の航空チケットの提示」や「電話や対面でのインタビュー」などを要求されることもあります。

いずれにせよニュージーランド再訪・滞在延長のビザ申請はそれまでの滞在期間や滞在理由などによって提出書類 / 移民局からの要求が大きく変わりますので、ビザの変更 / 延長につきましては移民局に直接ご相談ください。

学生ビザへの申請はかなりスムースに受理されます

ワーキングホリデービザから訪問者ビザへの変更に比べ、学生ビザへの変更手続きはかなりスムースに進みます。必要書類が揃っていれば申請 ⇒ 2~3週で発給となるケースが多く、移民局からの電話インタビューが行われるケースもほぼありません。資金に余裕があり、確実を求めるのならば学生ビザへの変更がおすすめです。

ビザ申請手順は日本からの申請と同じですが、ケースによっては追加書類を求められるなど多少、変わる部分があります。この点も含め、現在の学生ビザの後の就学やワーホリ後の就学をお考えの方はお気軽に弊社までお問い合わせください。

さざんくろす君

10年前に比べ、ワーキングホリデーから学生ビザに変更される方が増えています。具体的にワーホリ後に半年かけてケンブリッジ資格やIELTSにチャレンジするといったパターンが多いです。

ニュージーランドの再入国、よくあるトラブル

ニュージーランドの再入国、よくあるトラブル

ビザ無しの再入国はかなり危険です

時々、「ビザが切れる直前に2週間くらいオーストラリアに行けば、ビザなしで再入国できる」といった情報を見掛けますが、ビザ無しでのニュージーランド入国は入国当日に入国審査官が判断を下すまで再入国できるかどうかが分かりません。そしてまたこのパターンで入国を拒否されるケースは少なくありません。

繰り返しになりますが再入国や滞在延長は個々のケースで状況が変わりますので、事前に移民局に相談するのが基本です。特にビザ無しでの再入国は年々厳しくなっていますので、ニュージーランド再訪時は十分にご注意ください。

海外から日本への転入届(海外から帰国後の住民登録)の手続き準備

海外から日本への転入届(海外から帰国後の住民登録)の手続き準備

日本を出国する際に海外転出届を提出している場合、日本帰国後14日以内に転入届を出す必要があります。提出先は新しくお住まいの市区町村役場で、日本帰国日が編入日となる新しい住民票が作られます。

ちなみに必要書類は市区町村によって若干変わりますが、本籍地への転入であれば大抵は以下のようになります。

  • パスポート
  • 印鑑
  • 国民年金手帳
  • マイナンバーの個人カード
  • お持ちであれば、前の住所地の市区町村が発行した転出証明書

また本籍地以外に転入する際は「戸籍謄(抄)本」や「戸籍附票」なども必要になる場合があります。いずれにせよ市区町村によって必要書類が若干変わりますので、詳細は新規転入先の役所にお問い合わせ下さい。

さざんくろす君

転入届けの提出が遅れた場合でもパスポートの入国スタンプを確認 ⇒ 日本帰国日からの転入になります。つまり住民税の免除には「実際に身体が1年と1日以上、海外にいた事実」が必須です。

また「転出証明書」は出発前、「海外転出届」を出した際に市区町村役場で発行された書類です。詳細、こちらをご確認ください。

日本到着後の確定申告もお忘れなく

また日本出発前の1年間で源泉徴収された税金に過払い分があれば還付されます(過去5年分まで)。基本的には戻ってくるケースの方が多いので、日本に帰国した後は税務署に相談 ⇒ のんびりと手続きを進めていきましょう。

まとめ:ニュージーランド出国前の手続き

ニュージーランドを離れる1か月くらい前に銀行送金か TransferWise の準備 ⇒ IRDに帰国する旨を告げて税金問題を片付け & 返金先を日本の銀行に変更 ⇒ 余剰金を日本に送金 ⇒ 銀行口座を閉鎖 ⇒ 最終日の空港でSIMカードを捨てればOKです。

また帰国前は帰国後の役所手続きを最終確認 ⇒ 体調に気を付けつつ、ニュージーランド生活を楽しんでいきましょう!

まとめ:ニュージーランド出国前の手続き

告知|新型コロナウィルスのニュージーランド留学とワーキングホリデーへの影響

ニュージーランドの学生ビザとワーキングホリデービザについて、審査再開の目処はたっていません。今後また新型コロナ情報に動きがあり次第以下のページで一括してお知らせいたしますので、これを機会にブックマーク登録をお願いします。

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